
ストリーミングメディアのダウンロード支援ガイド
本ガイドでは、HLS(HTTP Live Streaming)形式の動画をダウンロードする方法について解説します。
通常のファイル形式(例:.doc、.txt、.zip、.mp4、.mpg、.mpegなど)は、ブラウザのダウンロード機能で保存できますが、HLS形式の動画はこれに対応しておらず、特別な手段が必要です。
HLSに対応したブラウザ拡張機能もありますが、「HLS-Encryption(暗号化)」に対応しているものはごく一部に限られます。そのため、多くの拡張機能では、ダウンロードした動画の一部が正常に再生されず、音声が出なかったり映像がブラックアウトしたりする不具合が報告されています。
注意事項:スパイウェアの存在
「EagleGet」という中国製のダウンロードツールには、ユーザーの情報を外部に送信するスパイウェア機能が含まれていると指摘されています。
すでに公式サイトは閉鎖されていますが、過去にインストールした痕跡がある場合、そのスパイシステムが今もバックグラウンドで動作している可能性があります。セキュリティ対策として、使用歴のある端末は検査・対応が推奨されます。
お約束
ストリーミング動画について
動画リンクをダウンロードする時に [拡張子 .m3u8] ファイルが落ちてくる時は、ストリーミング方式(HLS)で配信されている動画です。
M3U8ファイルはインデックスファイルと呼ばれており、動画ファイルのパス(URL)が記述されたテキストファイルです。メモ帳などのテキストエディターで開くことができます。
M3U8のパスを一つずつ辿っていけば、ファイル一式をダウンロードすることができます。HLSの場合、落ちてくるのは [拡張子 .ts] ファイルです。
[力技手順]
- M3U8ファイルをテキストエディターで開く。
- 記述されたパスに従い全てのファイル(拡張子 .ts)を順番通りにダウンロードする。
- 全てのTSファイルを順番通りに結合する。
- 結合したファイルの拡張子を .mp4 にリネームして保存する。
- 以上
TVerRec
TVerRecは、TVerコンテンツをダウンロード可能にしたスクリプトで、コマンドシェル PowerShell Core 上で動作します。スクリプトはGitHubで公開されています。
PowerShell Core は、Windows、Linux、macOS、Arm に対応した、Windows PowerShell のクロスプラットフォームバージョンです。マイクロソフトが開発しています。
TVerRecは、メインスクリプトと3つの外部ソフトウェアにより機能する設計です。外部ソフトウェアについては、Windowsユーザーは、TVerRecのいずれかのコマンドを実行する際に自動的にインストールされます。
TVerRecの最近のバージョンは、YouTubeコンテンツのダウンロードに対応しています。
[TVerRecに必要な外部ソフトウェア]
- PowerShell Core
- youtube-dl
- ffmpeg
YouTube Video and MP3 Downloader
Chrome, Firefox, Edge, Safari, Brave ...
YouTubeコンテンツは著作権に守られたものが多数を占めますが、ダウンロードフリーのコンテンツもあります。
YouTube Video and MP3 Downloader (YouTube Video Downloader) はYouTube動画のダウンロードに特化したブラウザ拡張です。Chromiumベースのブラウザ、Firefox、Safari などに対応しています。
YouTube Video Downloader 自体はスクリプトのため、Chromeウェブストアから直接インストールすることはできません。インストールは、公式サイトから行います。
v17.0.1 以降は、Foxfied extension 上で動作します。v16.2.3 以前は、CrossPilot 上で動作します。
YouTube Video Downloader v17.0.1 (INSTALL VIA Foxified)
[YouTube Video Downloader v17.0.1] Foxified extention が必須となった。
XDM
XDMは HLS-encryption に対応した海外製ダウンロードマネージャーです。
XDMは本体からダウンロード機能を分離してサードパーティソフトウェアに任せることで、HLS-encryption メディアをダウンロード可能にして著作権をクリアしようと試みています。
[XDM本体+ブラウザ拡張+yt-dlp] の構成です。
![[xdm] Xtreme Download Manager ストリーミングメディアをダウンロード](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrEQDsqTI5Ff2TWRlMk60pXoaN-miK_bWZc48n0HRQ_fQQ9uE4l3fWXcLtQGGQpSW36uszFwdUrqtkTcmHptbvAN_IoU8QfqImfSp3ibMOZLSZGzjn4RpesMhcl455L0YOO3JCk1N8jNJLClXDeTF1AlOieJz8MkchCMHu538g2Azvz6SD4t0uwV6lrg/w1200-h630-p-k-no-nu/xdm.png)
[xdm] Xtreme Download Manager ストリーミングメディアをダウンロード
XDMは、HLS-encryption に対応している。 ブラウザ拡張はデベロッパーモードを利用してインストールする。 ダウンロードするメディアは著作権に配慮しましょう。
ストリームレコーダー
v1.3.8: HLS-Encryption 無効(現行バージョン)
Chrome拡張「ストリームレコーダー(ストレコ)」は HLSメディアをダウンロードすることができます。
ストレコは、[ダウンロード&結合] までを自動的に実行するため、外部ツール不要、ブラウザのみで完結します。Chromeウェブストアにアクセスして、「ストリームレコーダー」で検索すれば見つかります。
注意点は、ストリーミングメディアのみに対応しているので、M3U8以外のメディアには反応しません。
通常の動画ファイルは、Chrome拡張「動画ゲッター」で対応できます。(次項)
2019年4月:Chromeウェブストア公開停止 v1.1.2
2019年9月:復活 v1.2.0
復活後のストレコは、HLS-Encryptionが削除されたバージョン (v1.2.0) なのでHLS暗号化された動画はダウンロードできなくなりました。
ストレコv1.1.2はHLS暗号化に対応していますが、最近のChromeにはインストールできません。(TVerはTVerRecが対応)
ストレコHLS暗号化対応バージョンを動作させることに成功した。↓
動画ゲッター
ストリーミング以外の動画は、Chrome拡張 動画ゲッターが対応しています。
動画ゲッターとほぼ同じ機能を持つTokyoLoaderの相違点は、Firefoxアドオンのあるなしです。(TokyoLoaderはFirefox対応)
Chrome拡張 [ストリームレコーダー + 動画ゲッター] の組み合わせで、HLS-Encryption 以外の通常動画をカバーすることができます。
動画ゲッターのアイコンが赤色に変化した時は、開いているページの動画に反応したことを示しています。
動画ゲッターの使い方
動画を検知したのにダウンロードエラーになる時の小技。リファラを設定する。...
EagleGet(イーグルゲット)
EagleGetは、中華製のダウンローダーソフトウェアです。このソフトウェアは、ファイルのダウンロード速度を高速化し、動画のダウンロードやURLの一括ダウンロードを行うことができます。しかし、一部の懸念が存在します。
以下は、EagleGetに関連する懸念点です。EagleGetを使用する際は、これらの懸念点に注意してください。
- 悪事とドメインの売却
以前、EagleGetに関連する悪事が発覚し、その結果、ドメインが売却され、サイトは消滅しました。しかし、海外のダウンロードサイトでは今でもEagleGetをダウンロードできるため、潜在的被害者が多数存在する可能性があります。 - 個人情報ブッコ抜きシステム
EagleGetには個人情報を抜き取るシステムが搭載されているとの報告があります。このシステムはWindowsサービスに寄生しており、PC起動と同時に活動します。ユーザーは寄生されていることに気づかない可能性があります。 - インストール済みPCの点検
一度でもEagleGetをインストールしたことがあるPCは、情報ブッコ抜きシステムの有無を点検する必要があります。 - 要注意モジュール
特に「egGetSvc」と「Luminati Net Updater」は要注意のモジュールです。これらのサービスはEagleGetをアンインストールしても削除されず、バックグラウンドで動作し続ける設計になっています。
Video Container Changer
動画を早送り(または巻き戻し)する時に、カクカクしたり画面が飛んだりして正しくシークできない時は、Video Container Changer で修正できる可能性があります。
Video Container Changer はFFmpegのフロントエンドとして動作するよう設計されています。
MPC-BEで動作検証した時の記事をアップしているのでご確認ください。
Video Container Changer で動画のシークを正常化
MP4 などの動画ファイルのコンテナを変換するソフトウェア。または、正しくシークできるように正規化することができるソフトウェア。インストール後は、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで使用できる。対応ファイルなどはFFmpegに依存する。
あとがき
ストリーミング形式の動画(HLS)は、一般的なファイル形式とは異なり、ブラウザの標準機能だけではダウンロードできません。HLSに対応したブラウザ拡張機能も存在しますが、暗号化(HLS-Encryption)に対応しているものは少なく、音声が再生されなかったり、映像が真っ暗になったりといった不完全なダウンロード結果になることが多いのが現状です。
また、「Eagleget」という中国製のダウンローダーは、情報収集システム(スパイウェア)が搭載されているため、使用は避けるべきです。公式サイトは閉鎖されましたが、過去にこのソフトウェアをインストールしたことのあるデバイスでは、スパイシステムが動作している可能性があるので注意が必要です。このガイドでは、これらの危険性を踏まえ、安全にHLS動画をダウンロードする方法を個別のソフトウェアごとに解説します。
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