RIOTでリサイズと個人データを削除する方法 (IrfanView)

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JPEG:拡張子 -.jpg|-.jpeg
Exif:Exchangeable image file format

Exifは撮影機器、撮影日時、GPSなどの情報(メタデータ)を画像ファイルに保存するために定められた規格です。

主に、JPEG形式の画像ファイルで扱われます。

Exifは富士フィルムが開発した日本発の規格です。デファクトスタンダードになったので、IrfanView, GIMPなどの海外製の画像を扱うソフトウェアも対応しています。

デジタルカメラ、スマートフォンで撮影した写真はExif情報が記録されています。

スマートフォンの位置情報をONにして撮影した写真は、GPSデータが記録されています。

SNSなどに自宅で撮影した写真を無加工の状態でアップロードするとGPSデータの緯度/経度から自宅を特定されます。

個人情報の特定に繋がるExifデータは次の通りです。
  • 撮影日時
  • 撮影機器のメーカー名(製造元)
  • 撮影機器のモデル名(スマートフォンの機種名)
  • GPSデータ(緯度・経度・標高)

さて本題。

スマートフォンで撮影した写真をSNSなどにアップロードする前にExifデータを削除しましょう。

IrfanViewは標準で画像のリサイズ、リサンプル、個人情報を削除することができます。

個人情報削除機能は、Exifデータを削除する機能のことです。

この記事は、

IrfanViewの標準機能(リサイズ、リサンプル、個人情報の削除)をパワーアップすることができるRIOTプラグインについて書いています。

[コンテンツ]
  • RIOT Lite と RIOT extended (軽量版と拡張版)
  • RIOTは単体で動作するバージョンも用意されている
  • RIOTプラグイン拡張バージョンのインストール手順
  • RIOTが起動できない時の対処方法
  • RIOTをIrfanViewから起動する方法


RIOT Lite と RIOT extended (軽量版と拡張版)

RIOT:Radical Image Optimization Tool

IrfanViewにプラグインパッケージをインストールすると、RIOT Liteが利用できるようになります。

RIOT LiteはExifデータを削除すると同時に、加工前/加工後の画像をプレビューしながら、ファイルのサイズを小さくすることができます。

RIOTは拡張バージョン(extended)もあります。

RIOT作者LUcian SABO氏によると、

IrfanViewのプラグインパッケージに同梱されるRIOTはextendedにしたかったが、Irfan Skiljan氏がファイルサイズが小さくなるよう希望したのでLiteバージョンを同梱することになったそうです。

そのような経緯から、LUcian SABO氏はRIOT extendedの利用を強く勧めています。

IrfanViewユーザーへの特別注意事項
IrfanViewは、プラグインコレクションにRIOTプラグインのLiteバージョンをバンドルしています。ここでは、拡張機能を提供するLiteバージョンを超えた拡張バージョン(また、無料)を見つけることができます。
私は常にLite版よりも拡張バージョンをお勧めします。

Special notice to IrfanView users
IrfanView has bundled into the plugin collection the Lite version of the RIOT plugin.
Here you can find the extended version (also FREE)  that goes beyond Lite version offering extended functionality.I always recommend the extended version over the Lite one.
Download – RIOT – Radical Image Optimization Tool

RIOTは単体で動作するバージョンも用意されている

RIOTはIrfanViewのプラグインとして動作するバージョン (Lite or extended) と、IrfanViewを必要としない単体で動作するバージョンがあります。

RIOT
Lite Plug-in 基本機能1つのDLL
RIOT.dll
Extended Plug-in 拡張機能2つのDLL
RIOT.dll + FreeImage.dll
Application 拡張機能EXE + DLL

Liteバージョンは、拡張バージョンに比べて次のような欠点があります。
  • 開発が中止されているので修正、改善は望めない
  • 最小限の機能しか利用できない
  • ディスクから開くのはbmp、jpeg、gif、pngのみです。拡張版では多くのグラフィックス形式を開くことができます
  • トーンマッピングのサポートなし
  • 拡張バージョンよりわずかに遅く、メモリを消費します
  • 開いているダイアログでbmpプレビューのみをサポートしています

RIOTプラグイン拡張バージョンのインストール手順

1. インストーラーのダウンロード
公式サイト:Download – RIOT – Radical Image Optimization Tool
2. インストーラーを起動
Riot-plugin.exe をダブルクリックしてインストーラーを起動する。
Next をクリックする。

RIOT Plugin Setup
3. License Agreement
ライセンス条項に同意しないとRIOTをインストールすることはできません。
[ I Agree ] で次に進みます。
4. Choose Install Location
Destination Folder: C:\Proguram files\Riot

Destination Folder (インストールフォルダ) を変更する時は Browse... をクリックします。インストール場所が決定したら Next をクリックします。

Choose Install Location
5. Select host application
IrfanViewをカスタムインストールしている時は、BrowseをクリックしてIrfanViewの Pluginフォルダを指定します。

IrfanView に☑を入れたら Next をクリックします。

このステップでIrfanViewのPluginsフォルダを自動検出できない時は、RIOTのインストールに失敗する可能性が高いです。(後述のエラー対策参照)

Select host application
6. Choose Components
Documentaion をインストールするか否か選択する画面です。
デフォルトのまま Install をクリックしましょう。

Choose Components
7. Installation Complete
Close をクリックしたら RIOT のインストールは終了です。

RIOTが起動できない時の対処方法

RIOTが起動できない時は、 RIOTインストーラーが IrfanView の Pluginsフォルダを認識できないままインストールされた状態になっています。

これは IrfanView をマニュアルインストールした環境で発生します。

この問題を解決するには、IrfanViewインストーラーをダウンロードして再インストール後に RIOT拡張版をインストールする必要があります。
※起動しようとして失敗した時のメッセージ

コンピューターに FREEIMAGE.DLL がないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。

まとめ


  • 画像ファイルへGPSデータを記録する規格はExifと呼ばれている日本発の規格である。
  • スマートフォン、デジタルカメラで撮影した写真はGPSデータが埋め込まれているのでそのままSNSへアップロードすると身バレする。
  • IrfanView(RIOT)を利用するとGPSデータを削除することができる。

IrfanViewからRIOTを起動する方法


次のように遷移します。

IrfanView > File > Save for Web...(PlugIn)

RIOT-SaveForWeb

RIOT起動画面

RIOT起動画面

検証:RIOT Plugin v. 0.6.0, IrfanView 4.44
SC2
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