【2025年度将棋】勝率・レート・通算成績ランキング|藤井聡太(最優秀棋士賞・勝率2位)

このサイトを検索 | Atom | RSS
左馬
名人戦・順位戦 / 4月1日~3月31日

はじめに

2026年3月31日(火)、日本将棋連盟に所属する棋士の令和7年度(2025年度)順位戦ランキングが確定しました。

順位戦は、A級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラスに分かれ、棋士は1年間をかけて昇級を目指します。(昇級・降級の結果は「第84期名人戦・順位戦、糸谷哲郎八段が名人挑戦決定!」でまとめています。)

順位戦は棋士にとって最も重要な棋戦であり、日本将棋連盟から対局料などの報酬(参稼報酬)が支払われ、上位クラスほど報酬は高くなります。企業に例えると、順位戦が「給料」、タイトル戦や一般棋戦が「ボーナス」に相当します。

勝率1位は藤本渚七段

年度末までもつれ込んだ勝率争いは藤本渚七段に軍配が上がり、最終的に藤本渚七段が.769で1位、藤井聡太六冠が.764で2位という結果となりました。

藤井七冠から藤井六冠へ

藤井聡太六冠は王座を伊藤匠叡王(当時)に奪われたものの、6タイトルを防衛。さらにトーナメント制の一般棋戦では優勝3回・準優勝1回と、すべての棋戦で決勝まで進出するという素晴らしい成績を収めました。

第53回将棋大賞

藤井聡太六冠は最優秀棋士賞(6年連続6回目)と名局賞(藤井聡太王座対伊藤匠叡王戦)を受賞。伊藤匠二冠は優秀棋士賞(3年連続3回目)、最多勝利賞、名局賞(同対局)を受賞しました。



第53回将棋大賞受賞者

2025年度の将棋界の「顔」が出揃いました。

藤本渚七段が僅差で勝率1位を獲得!

3月30日、大阪・関西将棋会館で行われた藤本渚七段(20)と高田明浩五段(23)の対局は、藤本七段が105手で勝利しました。対局前の本年度勝率は.765(39勝12敗)でしたが、勝利により.769(40勝12敗)に上昇しました。

これにより、藤井聡太六冠(23)の勝率.764(42勝13敗)を5厘上回り、勝率1位となりました。藤井六冠は、1月から3月にかけてのタイトル戦「王将戦」「棋王戦」をいずれも防衛して六冠を堅持したものの、いずれもフルセットにもつれ込んだことで5敗を喫し、勝率に影響しました。

第53回将棋大賞の全受賞者は以下の通りです。年度を通じて素晴らしいパフォーマンスを見せた棋士たちの功績を振り返ります。

第53回将棋大賞受賞者(2026年4月1日発表)

第53回将棋大賞受賞者
最優秀棋士賞藤井聡太竜王・名人 (6年連続6回目)
優秀棋士賞伊藤匠叡王・王座 (3年連続3回目)
敢闘賞永瀬拓矢九段 (2年連続3回目)
新人賞吉池隆真四段 (初)
最多対局賞永瀬拓矢九段 71対局 (2回目)
最多勝利賞伊藤匠叡王・王座、永瀬拓矢九段 46勝 (共に2回目)
勝率一位賞藤本渚七段 40勝12敗 勝率:0.769 (初)
連勝賞小山怜央四段、齊藤優希四段 13連勝 (共に初)
最優秀女流棋士賞福間香奈女流五冠 (11年連続16回目)
優秀女流棋士賞西山朋佳女流三冠 (5年連続5回目)
女流最多対局賞伊藤沙恵女流四段 54局 (5回目)
東京将棋記者会賞福崎文吾九段
升田幸三賞伊藤果八段 ( 風車 )
名局賞第73期王座戦第5局 (藤井聡太王座VS伊藤匠叡王)
女流名局賞霧島酒造杯第47期女流王将戦 挑戦者決定戦
福間香奈女流六冠VS中七海女流三段

2025年度 タイトル戦総括

soutakun

藤井聡太六冠は、7つのタイトル戦に登場し、防衛6・失冠1という成績を収めました(防衛:名人・棋聖・王位・竜王・王将・棋王/失冠:王座)。2月の「王将戦」「棋王戦」では一時的に調子を崩したようにも見えましたが、いずれもフルセットの末に防衛を果たしています。さらに、全4棋戦あるトーナメント方式の一般棋戦では、1敗で敗退となる厳しい形式の中、3勝(JT杯・朝日杯・NHK杯優勝)・1準優勝(銀河戦)と、すべての棋戦で決勝まで進出しました。

「藤井聡太を泣かせた男」の異名を持つ伊藤匠二冠は、今期も藤井聡太王座から王座位を奪取。さらに叡王戦では斎藤慎太郎八段を下し、2連覇を達成しました。他棋戦での活躍はやや控えめながら、対藤井戦での強さは際立っており、2026年度のさらなる飛躍が期待されます。

安定感のある永瀬拓矢九段は、「名人戦」「王位戦」「王将戦」の3つのタイトル戦に登場。タイトル獲得には至らなかったものの、王将戦では藤井王将から3勝を挙げ、3勝1敗と追い込む健闘を見せました。その後は藤井王将が3連勝で防衛。永瀬九段も実力を発揮して迫りましたが、藤井王将の復調後は手が届かない展開となりました。また、JT杯日本シリーズでも決勝に進出し藤井六冠と対戦。結果は準優勝でしたが、安定した実力を示しました。

増田康宏八段は、2年連続で挑戦者となった棋王戦で藤井棋王から2勝を挙げ、存在感を示しました。シリーズは2勝1敗と追い込みましたが、その後は藤井棋王が2連勝で防衛。王将戦と同様、後半は藤井棋王の復調により主導権を奪われる展開となりました。

棋聖戦では、新鋭の杉本和陽六段が藤井棋聖への挑戦者となりました。結果は3勝0敗で敗れましたが、今後の飛躍が期待されます。

一般棋戦(トーナメント)結果

一般棋戦はすべてトーナメント形式で行われ、1敗すればその時点で敗退となる厳しい棋戦です。

そうした中で、藤井六冠、永瀬九段、伊藤二冠、増田八段がいずれも決勝まで勝ち上がった事実は、今後もタイトル戦・一般棋戦の双方で上位常連として定着していく可能性を強く感じさせます。

2025年度内に四段に昇段した棋士と引退した棋士

筆者が作成した「全棋士ランキング表」は、日本将棋連盟が公開した「今年度棋士成績・記録(2026年3月31日付)」をベースにしているため、新四段棋士と引退棋士も含まれますが、参考データとしてご覧ください。

[新四段棋士と引退棋士]

  • 2025年10月1日付で新四段

    岩村凛太朗四段、生垣寛人四段、片山史龍四段(フリークラス)、山下数毅四段(フリークラス)

  • 2026年4月1日付で新四段

    小窪碧四段、川村悠人四段、古井丈大四段(フリークラス)

  • 2025年度内に引退した棋士(引退後退会すると日本将棋連盟との縁が切れます)

    福崎文吾九段 (引退:2025年4月22日)、
    木下浩一七段 (引退:2025年4月23日、退会:2025年9月30日)、
    増田裕司七段 (引退:2025年4月23日)、
    川上猛七段 (引退:2025年9月16日)、
    泉正樹八段 (引退:2025年11月4日)

全棋士ランキング / 年度勝率ソート

日本将棋連盟が公開している2026年3月31日時点の棋士成績を、年度勝率の降順で掲載しています。レート(イロレーティング)は筆者調べのデータを統合したもので、比較用として通算勝率も併記しました。

生垣寛人四段は勝率1位の数値ですが、対局数が規定に満たないため、連盟公式のランキングからは除外されています。(日本将棋連盟ランキング

また、イロレーティングは初期値が1500に設定されている性質上、デビュー直後の新四段は既存棋士よりも相対的に数値が高く算出される傾向があります。

[年度勝率ランキング / 日本将棋連]

アンダーラインは、レーティングトップ10です。

全棋士ランキング / レーティングソート

日本将棋連盟が公開している、2026年3月31日までの棋士成績を、レーティング降順で並べています。レートは筆者調べのデータを統合したもので、比較しやすいよう通算勝率も併記しています。(日本将棋連盟ランキング

レーティングランキング / 日本将棋連盟

アンダーラインは、通算勝率トップ10です。

全棋士ランキング / 通算勝率

[通算勝率ランキング / 日本将棋連]

アンダーラインは、レーティングトップ10です。

あとがき

atogaki

今期は藤井聡太六冠が引き続き将棋界の中心に立ちながらも、伊藤匠二冠や永瀬拓矢九段をはじめとする実力者たちが随所で存在感を示し、勢力図の変化を感じさせる一年となりました。

特に勝率争いでは藤本渚七段がトップに立つなど、新たな主役の台頭も印象的です。2026年度はタイトル戦線・順位戦ともに、さらに競争が激化することが予想され、将棋界の動向から目が離せません。

通算勝数は、対局数の少ない若手棋士が下位に偏るため、ランキング表を作成しても面白みに欠けます。そのため、今回は作成を見送りました。

なお、「2023年8月2日現在の現役棋士の成績は?藤井七冠、羽生九段など」でまとめたデータがありますので、参考にしてください。

SC2
Windowsランキング 将棋ランキング スマホ・携帯ランキング にほんブログ村 IT技術ブログ ライフハックへ にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ にほんブログ村 スマホ・携帯ブログ Androidへ

このサイトを検索 | Search this site

コメントを投稿

0 コメント