YouTube with anti-adblocker
The Verge によると、YouTube は広告ブロッカーに対して突然より厳しい姿勢を示しており、視聴者が広告ブロッカーをオフにしたくない場合は、動画を3本視聴すると視聴を遮断することになる。と伝えている。
YouTube が anti-adblocker をテストしていることは噂では語られていましたが、今回のニュースにより正式に明らかになりました。
Google spokesperson Oluwa Falodun (グーグル広報担当オルワ・ファロドゥン)
Google広報担当オルワ・ファロドゥン氏によると、YouTubeは、視聴が中断される前に、ツールの使用を中止するか、あるいは YouTube Premium に登録するよう促す複数の通知をユーザーが受け取るとしている。
目的は?
今回のテストは、YouTubeが広告ブロッカーに対する姿勢を強めていることを示しています。
広告ブロッカーを使用することはYouTube利用規約違反?
広告をスキップして YouTube を視聴することは「利用規約」に違反すると、Google は主張しています。
利用規約を調べたのですが、「広告ブロッカー禁止」とは書かれておらず、たぶん以下の記述が抵触するのだと思われる。
本サービスまたはコンテンツのいずれかの部分に対しても、アクセス、複製、ダウンロード、配信、送信、放送、展示、販売、ライセンス供与、改変、修正、またはその他の方法での使用を行うこと。
利用規約テストは全世界で実施中
2023年5月頃から、YouTube のアンチアドブロックテストが開始されたようですが、その規模は全世界だそうです。日本も対象です。
テスト対象のデバイスについては言及されてなかったので、モバイル、PC両方かな?
広告ブロッカーを提供しながら利用を禁止するという矛盾
Google Play で提供している Braveブラウザーは広告ブロック機能標準装備です。
Chrome ウェブストアで提供している uBlock Origin、AdBlock Plus はコンテンツフィルタリングアプリです。
ということは、近い将来広告をブロックすることができるコンテンツフィルタリングソフトは排除されるのかな?
テスト対象にされたらどうなるか?
広告ブロッカーを有効にした環境で YouTube を視聴している場合、次のことが起きる可能性がある。
レベル | アンチアドブロックテスト | |
初期段階 | 「YouTubeで広告ブロッカーは許可されていません」のメッセージを表示して、広告の表示を許可するか、有料サービスの YouTube Premiume への加入を促す。 | |
次の段階 | スリーストライク制度が導入され、3回の警告を無視すると広告の表示を許可するか、YouTube Premium に加入しない限り動画を視聴できなくなる。 | |
さらに... | 画面の右上に30秒~60秒のタイマーが表示され、その間は YouTube の視聴ができない。 |
Manifest v3 (declarativeNetRequest API)
Google は Manifest v3 を導入して Chromium ブラウザーに広告ブロック系拡張機能をスルーする API の実装を提案しています。具体的には、webRequest API を新しい declarativeNetRequest API に置き換えることを提案しています。
但し、記述時点のステータスがどうなっているかは把握していません。
まとめ
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