2023年1月28日
動画ダウンロード支援情報
このブログでは、いくつかのダウンローダーについて検証記事を残してきましたが、検証時期がバラバラのため探しにくいので関連記事をまとめておきます。
拡張子 [.doc, .txt, .zip, .mp4, .mpg, .mpeg, ...] などはブラウザで事足りますが、HLSはブラウザでは対応できません。
ブラウザ拡張の中にはHLS対応を謳うものもありますが、HLS-Encryption に対応するものは少数かつ、正常にダウンロードできるものが少なく、「音声が再生されない、映像がブラックアウト、...」などの不完全な状態になっていることが多いです。
登場するソフトウェアの概要
HLS-Encryption は著作権と密接な関係があるので、例えば「ストリーミングレコーダー」は HLS-Encryption を外して再出発しています。
YouTube、TVer は専用アプリケーションを利用するとダウンロードできるようになります。
動画のシークがカクカクする時は、Video Container Changer で正規化することができます。
「Eagleget」という名前の中華ダウンローダーは、本来機能とは無関係の個人情報ブッコ抜きシステムが搭載されています。インストール履歴のあるPCは、既にアンインストール済みの場合でも、ブッコ抜きシステムが稼働している可能性が高いです。幸いなことに、記述時点でドメインを売却して逃亡しているので入手困難です。
目次を展開すると個別のソフトウェアに飛ぶことができます。
Foreword in English
This blog has left verification articles on several downloaders, but since they are difficult to find due to the disparate timelines, we will summarize the articles as of January 2023.
Extensions [.doc, .txt, .zip, .mp4, .mpg, .mpeg, ...] are sufficient for browsers. etc. are sufficient for browsers, but HLS cannot be handled by browsers.
Some browser extensions claim to support HLS, but only a few of them support HLS-Encryption, and only a few of them can be downloaded successfully.
They are "audio does not play, video blacks out, ..." and so on are often incomplete.
Since HLS-Encryption is closely related to copyright, for example, "streaming recorders" are forced to remove HLS-Encryption.
Please use Google Translate for more...
お約束
ストリーミング動画について
動画リンクをダウンロードする時に [拡張子 .m3u8] ファイルが落ちてくる時は、ストリーミング方式(HLS)で配信されている動画です。
M3U8ファイルはインデックスファイルと呼ばれており、動画ファイルのパス(URL)が記述されたテキストファイルです。
メモ帳などのテキストエディターで開くことができます。
M3U8のパスを一つずつ辿っていけば、ファイル一式をダウンロードすることができます。
HLSの場合、落ちてくるのは [拡張子 .ts] ファイルです。
動画ファイルのサイズに応じて複数のTSファイルに分割されるため、ファイルサイズに比例してTSファイルは増加します。
動画はファイルサイズが大きいため、100~500~1000に分割されたファイルを一つずつダウンロードする気にはなれません。
FFmpegを利用する方法がありますが、リスト作成、結合などをコマンドラインで実行しなければならないので検証は先送りにしています。興味のある方はGoogleなどで検索してみてください。
XDM
XDMは HLS-encryption に対応した海外製ダウンロードマネージャーです。
XDMは本体からダウンロード機能を分離してサードパーティソフトウェアに任せることで、HLS-encryption メディアをダウンロード可能にして著作権をクリアしようと試みています。
[XDM本体+ブラウザ拡張+yt-dlp] の構成です。
ストリームレコーダー
Chrome拡張「ストリームレコーダー(ストレコ)」は HLSメディアをダウンロードすることができます。
ストレコは、[ダウンロード&結合] までを自動的に実行するため、外部ツール不要、ブラウザのみで完結します。
Chromeウェブストアにアクセスして、「ストリームレコーダー」で検索すれば見つかります。
注意点は、
ストリーミングメディアのみに対応しているので、M3U8以外のメディアには反応しません。
通常の動画ファイルは、Chrome拡張「動画ゲッター」で対応できます。(次項)
2019年9月:復活 v1.2.0
復活後のストレコは、HLS-Encryptionが削除されたバージョン (v1.2.0) なのでHLS暗号化された動画はダウンロードできなくなりました。
ストレコv1.1.2はHLS暗号化に対応していますが、最近のChromeにはインストールできません。(TVerはTverRecが対応)
Chrome 85以降のバージョンでHLS暗号化に対応させる方法はこちらです。↓
動画ゲッター
ストリーミング以外の動画は、Chrome拡張 動画ゲッターが対応しています。
動画ゲッターとほぼ同じ機能を持つTokyoLoaderの相違点は、Firefoxアドオンのあるなしです。(TokyoLoaderはFirefox対応)
Chrome拡張 [ストリームレコーダー + 動画ゲッター] の組み合わせで、HLS-Encryption 以外の通常動画をカバーすることができます。
動画ゲッターのアイコンが赤色に変化した時は、開いているページの動画に反応したことを示しています。
動画ファイルを自動的に検知、ダウンロードするためのブラウザ拡張 動画ゲッター Version 3.1.0 動画を検知したのにダウンロードエラーになる時の小技。 リファラを設定する。 スナップショット
YouTube Video and MP3 Downloader
YouTubeコンテンツは著作権に守られたものが多数を占めますが、ダウンロードフリーのコンテンツもあります。
YouTube Video and MP3 Downloader (YouTube Video Downloader) はYouTube動画のダウンロードに特化したブラウザ拡張です。
Chromiumベースのブラウザ、Firefox、Safari などに対応しています。
YouTube Video Downloader 自体はスクリプトのため、Chromeウェブストアから直接インストールすることはできません。
インストールは、公式サイトから行います。
v17.0.1 以降は、Foxfied extension 上で動作します。
v16.2.3 以前は、CrossPilot 上で動作します。
TverRec
TverRec はGitHubで公開されているTver専用ダウンロードスクリプトです。
Windows, MacOS, Linux 対応。
Windowsユーザーは、TverRecの [start_tverrec.bat, z.download_single_video.bat] などをダブルクリックすれば使えます。
但し、環境設定必須ですがチョット戸惑うかもしれない。
EagleGet
EagleGetは中華製ダウンローダーです。サイトごと消滅したので入手できません。
個人情報ブッコ抜き機能標準装備のため、インストール履歴のあるデバイスを使用している場合は点検することをお勧めします。
[egGetSvc, Luminati Net Updaterサービス] が要注意モジュールです。この2つのサービスは、EagleGetをアンインストールしても削除されずにバックグラウンドで動作する設計になっています。
Video Container Changer
動画を早送り(または巻き戻し)する時に、カクカクしたり画面が飛んだりして正しくシークできない時は、Video Container Changer で修正できる可能性があります。
Video Container Changer はFFmpegのフロントエンドとして動作するよう設計されています。
MPC-BEで動作検証した時の記事をアップしてます。
まとめ
この記事の改訂バージョンをご確認ください。
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