
EagleGet(イーグルゲット)
EagleGetはダウンローダーと拡張機能がセットになったダウンロードマネージャーです。
ターゲットファイルにマルチセッションを張るため、大容量の動画をダウンロードする時に威力を発揮する設計となっています。
EagleGetをアンインストールした場合、Windowsサービスに登録されたプログラムはバックグラウンドで動作する仕様です。
2つのサービスはPC起動と同時に実行されているため、ユーザーに無断で情報収集している疑いがあります。
- EagleGetダウンローダー
- EagleGet拡張機能(Chrome)
- egGetSvc(サービス)
- Luminati Net Updater(サービス)
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EagleGet インストール後のチェックポイント
EagleGetをインストールした後に確認する事項をまとめました。[キーワード]
- egGetSvc
- Luminati Net Updater
- eagleGet.sys
- EGMonitor.exe
以下に該当する方は、
EagleGetの痕跡をチェックしてみては如何でしょうか。
- EagleGetをインストールしている
- EagleGetをインストールしたことがある
EagleGetが登録するサービス
記事作成時点のバージョンは EagleGet V2.0.5.10 Stable です。EagleGetは次のサービスをインストールします。
- egGetSvc
- Luminati Net Updater
egGetSvc のスナップショット
egGetSvc は EagleGet.exe と同じフォルダーに存在する EGMonitor.exe を起動するサービスで、PCと同時に実行するよう設定されています。EGMonitor.exe の痕跡はレジストリにも記録されています。(後述)

Luminati Net Updater のスナップショット
Luminati は VPNサービスを提供する会社のようですが、EagleGet は Luminati を利用してクライアントのリソースを借用しています。
サービスから削除するコマンド
egGetSvc, Luminati Net Updaterはサービスから削除することができます。- egGetSvcサービスを停止する
- Luminati Net Updaterサービスを停止する
- コマンドプロンプトを管理者モードで起動する
- sc delete egGetSvc を実行する
- sc delete luminati_net_updater_win_eagleget_com を実行する
実行手順のイメージ
サービスのプロパティを表示して、停止をクリックします。
sc delete の実行例
c:\_
| 管理者:コマンド プロンプト | ー □ × |
C:\>sc delete egGetSvc [SC] DeleteService SUCCESS C:\>sc delete luminati_net_updater_win_eagleget_com [SC] DeleteService SUCCESS |
EagleGetが登録するレジストリの値
eagleGet.sysの場所C\Windows\System32
以下の階層に存在する可能性があります。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\FirstBoot\Services\
Key | ServiceName | StartType | Path |
eagleGet | eagleGet | 3 | System32\Drivers\eagleGet.sys |
egGetSvc | egGetSvc | 4 | "C:\Program Files (x86)\EagleGet\EGMonitor.exe" /svc |
[StartType]
- 自動:2
- 手動:3
- 無効:4
EagleGetをアンインストールしているなら削除しておきましょう。

複数のインストーラーが存在する
公式サイトとミラーサイトでは異なるファイルが公開されています。いずれも EagleGet V2.0.5.10 のインストーラーです。
- setup_360.exe | http://www.eagleget.com
- eagleget_setup.exe | filehippo.com
公式サイトは eagleget の文字が含まれてないファイル名です。
インストーラーの起動画面は EagleGet ですが、バンドルソフトウェア 360 Total Security をインストールするオプションが有効になっています。
EagleGet をインストールする時は [Custom Install] オプションを確認して、最低限のものに☑ チェックを入れるようにしましょう。

他方、eagleget_setup.exe を実行すると、[☑ iNew Tab] をインストールしようとしてきます。iNew Tab は Google Chrome 拡張機能で、スピードダイヤルのような機能を持っています。
EagleGetをアップデートする時は再度確認を!
まとめ
EagleGetをアンインストールしたら、以下のサービス、システムファイル、実行ファイルも併せて削除すると安心です。名前 | 説明 |
egGetSvc service | EGMonitor.exeを起動するサービス |
Luminati Net Updater service | PCのリソースを勝手に拝借するサービス |
eagleGet.sys | \Windows\System32\drivers\eagleGet.sys |
EGMonitor.exe | EagleGet.exeと同じフォルダーにある |
External link
検証:EagleGet Downloader V2.0.5.10 Stable
:SC2
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