
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2023年6月14日
Googleは、Pixelシリーズ向けに2023年6月の月例ソフトウェアアップデートの提供を開始しました。本日以降、Android 13を搭載した対応Pixelデバイスに段階的にロールアウトされます。
キャリアやデバイスに応じてロールアウトされる時期が異なるので、通知を受け取るまで待ちましょう。
今回のアップデートは修正点多数のため、不具合を抱えている方には朗報かもしれません。修正情報は、日本語ページが準備されていなかったので、英語サイトから引用しています。
sideload
デバイスに通知が落ちてくるまで待てない時は、Full OTA Image をダウンロードしてデバイスに転送することができます。
転送には [adb sideload] コマンドを使用します。
デバイス本体からアップデートすると約1時間、adb sideload は約6分です。
adb sideload を適用するためにデバイスのデータを削除する必要はなく、ブートローダーをアンロックする必要もありません。
Full OTA Image はデバイスの現在のビルドに関係なく適用できるため、本体にダウンロードされるファイルよりも大きくなります。
- PC
- USBケーブル
- Wi-Fi環境
adb sideload について

Full OTA Image をPixel本体に転送するには、PCとUSBケーブルを使用します。Full OTA Image を Pixel に転送することを Sideload(サイドロード)といいます。
- Full OTA Image をPCにダウンロードする。
- PCとPixelをUSBケーブルで接続する。
- PixelのUSBデバッグを有効にする。
- コマンドラインツールを利用して、PCからPixelへダウンロードしたファイルをSideloadする。
- 以上
adb sideload は、Android Debug Bridge (ADB) を使用して、PCからAndroidデバイスにファームウェアやアプリなどのファイルを転送して、デバイスに直接インストールする方法です。
具体的には、PC上でadb sideloadコマンドを実行し、デバイスを接続してから、転送したいファイルを指定します。ADBは、デバイスにファイルを直接転送し、デバイスのシステムにインストールします。
adb sideloadは、OTA(Over-The-Air)アップデートが失敗した場合や、デバイスのファームウェアをアップグレードする場合などに使用されます。この方法を使用すると、デバイスをルート化したり、ブートローダーをアンロックしたりすることなく、安全にファームウェアをアップデートすることができます。
Software versions / Global, T-Mobile & MVNOs, Google Fi (US)
出典:Google Pixel Community(en)
- Pixel 4a: TQ3A.230605.011
- Pixel 4a (5G): TQ3A.230605.011
- Pixel 5: TQ3A.230605.011
- Pixel 5a (5G): TQ3A.230605.011
- Pixel 6: TQ3A.230605.010
- Pixel 6 Pro: TQ3A.230605.010
- Pixel 6a: TQ3A.230605.010
- Pixel 7: TQ3A.230605.012
- Pixel 7 Pro: TQ3A.230605.012
- Pixel 7a: TQ3A.230605.012
Pixel 2023年6月

公式サイトからバグ修正部分を転載します。
機能 | 修正点 |
オーディオ |
|
ディスプレイ |
|
センサー |
|
電話 |
|
ユーザーインターフェース |
|
|
adb sideload

Download: | Pixel 6a(直リン)、全てのデバイス(Google Developers) |
File: | bluejay-ota-tq3a.230605.010-a67dbf36.zip |
Size: | 1.98 GB |
解説


環境変数Pathを修正する方法
Pathは実行ファイルのフルパスが登録された文字列の集合体。 個人用とシステム全体用の2種類のPathが用意されている。 Pathを利用すると、コマンドプロンプトなどで指定する実行ファイルのフルパスを省略することができる。
コマンドプロンプト / PowerShell
- コマンドプロンプトまたは、Windows PowerShell を使用する。(通常起動でよい)
- pathを通していない場合は、adb.exe のあるフォルダに Full OTA Image をコピーする。
- または、Full OTA Image(.ZIP) をフルパスで指定する。
- 記載する例は、platform-tools フォルダに Full OTA Image が存在する環境。
- ルートフォルダを変更する時は [cd] コマンドを使う。cd c:\platform-tools
- pathを通していない場合は、[.\] は必須。
- Verify error を返される場合
Pixel はそのままでZIPファイルのダウンロードをやり直す → [Apply update from ADB] → [adb sideload xxx] を再実行するとよい。[SHA256] ハッシュ値を計算する方法
Windows PowerShell を使用してSHA256を計算することができる。 Get-FileHash または、certutil.exe
C:\users\abc>cd c:\platform-tools C:\platform-tools>.\adb reboot recovery C:\platform-tools>.\adb sideload bluejay-ota-tq3a.230605.010-a67dbf36.zip serving: 'bluejay-ota-tq3a.230605.010-a67dbf36.zip' (~80%) Total xfer: 2.00x |
Apply update from ADB
音量ボタンを押して [Apply update from ADB] まで移動させる。電源ボタンで確定。

Install completed
転送終了後のスナップショットto the device with "adb sideload <filename> "...
Supported API: 3
Finding update package...
Verifying update package...
Update package verification took 59.0 s (result 0),
Installing update...
Step 1/2
Step 2/2
Install from ADB completed with status 0.

バージョン確認
>_
| 管理者:Windows PowerShell | ー □ × |
PS C:\> .\adb shell bluejay:/ $ getprop ro.build.id bluejay:/ $ cat /proc/version |
SHA256の計算方法

OpenHashTabは計算結果と入力値を比較して正当性を確認することができる。
![[OpenHashTab] SHA-256などのハッシュ値を取得するツール](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZYam1be9D9srCTDb-K_cwcxtPEX5oxuNHjYIh_UGIn_VLS6Po9hQ-Jbfp1w1OLycVqXtWmoqXE8bzXR3zyW46liQmC9YnAn3-LoPOD89kbYHtEJ1AB_hWTjWjEQeBbCTXY3SrCwbmrV4B/w1200-h630-p-k-no-nu/PC_programming.png)
[OpenHashTab] SHA-256などのハッシュ値を取得するツール
OpenHashTabはSHA-256/512,CRCなどのハッシュ値を計算するプログラム。OpenHashTabは計算結果と入力した値を比較する機能を持つ。
![]() | ![]() |
PS C:\> certutil -hashfile C:\pixel6a\bluejay-ota-tq2a.230305.008.e1-915f9087.zip sha256 SHA256 ハッシュ (対象 C:\pixel6a\bluejay-ota-tq2a.230305.008.e1-915f9087.zip): |
まとめ


- Full OTA Image: 2023年6月14日公開。
- 有線ヘッドフォンでのエコー/フィードバック、VOIP通話での音声抑制、通話音声の転送に関する問題を修正
- 充電、バッテリーの使用状況、フロントカメラの使用状況が改善
- Bluetooth接続の安定性が向上
- カメラの安定性とパフォーマンスに関する一般的な改善
- ディスプレイの輝度調整に関する問題を修正
- フレームワーク ワークプロファイルアカウントの同期を改善
- NFCトリガーに関する問題を修正
- 安定性とパフォーマンスに関する一般的な改善
- eSIMの有効化に関する問題やネットワーク接続の安定性に関する修正を行いました。
- 様々なUIの問題に対する複数の修正。
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