ファイルリカバリーソフト
Recuva という名前の、Windowsで動作するファイルリカバリーソフトウェアを紹介します。
Recuvaは、誤って削除したファイルを復元しようと試みるソフトウェアです。
Recuva によって助けられたことがありましたが、ソフトウェアの開発元が買収されてから信用力が低下していたのでブログでの紹介は自粛してきましたが、久しぶりにメジャーアップデート?したようなので、メモしておきます。
Recuvaは、ファイル管理システムの仕様を利用して「ユーザーが削除されたと認識したファイルが、実は、ローカルドライブにはデータとして残っている。」という特性を利用したミニツールです。
ソフトウェア情報
Recuva のしくみ
Windows は、ファイルを削除するとそのファイルが占有していたスペースを開放し再利用できるようにします。
しかし、実際のデータは削除されずに物理的にローカルドライブに残っている可能性があります。したがって、Recuvaなどのファイルリカバリーソフトウェアや専門のデータ回復サービスを使用することで、削除された(はずの?)ファイルを復元できる可能性があります。
Windows ファイル管理システム (NTFS, FAT32など) は、データが記録された場所をMFT (Master File Table) で管理しています。MFTの情報を書き換えることで、データの所在をマッピングします。削除されたデータはマッピング情報から外れただけで、データとしてはまだ残っている可能性があります。
その可能性を調べるソフトウェアが、Recuvaです。
インストール
Recuva のインストールは、ダイアログに従うだけですが、「Options」を選択した時のスナップショットを掲載します。
- Recuva v1.53 Setup
[Customize] を選択する - Recuva v1.53 Setup
[more] を選択する - Recuva v1.53 Setup
インストールフォルダ選択画面(こだわりがなければデフォルトのままでよい) - Recuva v1.53 Setup Comploeted
「Run Recuva」を選択する - Welcom to the Recuva Wiard
復元したいファイルを検索するための画面 - File type
回復したいファイルの種類を選択する(All Files のままでよい) - File location
ファイルが存在したであろう場所を指定する、(I'm not sure のままでよい) - Thank you, Recuva is now ready to search for your files
準備完了 - 以上
Piriform、CCleaner、Recuva
2017年9月、CCleanerにマルウェアが混入していたことが発覚しました。このマルウェアは、CCleanerの無料バージョンのC5.33.6162とCCleaner Cloudバージョン1.07.3191に組み込まれていました。このマルウェアは、感染したコンピューターからIPアドレス、インストール済のソフトウェアに関する情報などの特定のデータを収集し、米国内にあるサードパーティのサーバーに送信していました。
このマルウェアは、CCleanerの親会社であるPiriform社によって発見され、すぐに修正されました。しかし、このマルウェアの影響で、約200万人のユーザーが個人情報を盗まれた可能性があります。
また、CCleanerは、ユーザーの個人情報を収集しているとの指摘もあります。CCleanerのプライバシーポリシーによると、CCleanerは、ユーザーのIPアドレス、インストール済のソフトウェアに関する情報などの個人情報を収集しています。この情報は、CCleanerのパフォーマンスを向上させ、マルウェアやウイルスから保護するために使用されています。
しかし、一部のユーザーからは、CCleanerが収集している個人情報は多すぎると批判されています。また、CCleanerが収集した個人情報が、第三者に販売されているとの指摘もあります。
CCleanerを使用する際には、これらのリスクを認識し、注意して使用してください。
まとめ
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