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2023年6月13日(火)
Windows Update に KB5027231 が配信されました。
Windows 11 22H2 を対象にしたセキュリティ更新を含む更新プログラムです。
この更新プログラムは「Bリリース」を呼ばれているもので、毎月第2火曜日に公開される更新プログラムです。インストール必須ですが、最大5週間延期することができます。
このセキュリティ更新はCリリース(KB5026446)の機能強化を含むので、KB5026446をインストールした環境では更新時間は短時間で終わります。
KB5026446では Microsoft OneDrive サブスクリプションやBluetooth® 低エネルギー (LE) オーディオ対応などの大幅な仕様変更が行われたため、ExplorePatcher の動作に支障が出る懸念があったのでインストールを見合わせていました。
今回のKB5027231はBリリース(正式版)なので、検証を兼ねてインストールしました。
...結果は、
ExplorePatcherが対応するシンボルファイルを更新したので、後述しますが、条件付きですがスタートボタンの不具合は発生していません。
スタートボタンは正常動作した!
KB5027231 をインストールするにあたっての懸念事項は、スタートボタンが反応しなくなることでした。
この問題は、ExplorePatcher というサードパーティー製ソフトウェアに起因するものなのでマイクロソフトは関係ありません。
ExplorePatcher はWindows 11の外観をWindows 10ライクに変更するソフトウェアです。Windows 11のタスクバーは下固定から動かせなくなったので、ExplorePatcherの力を借りてタスクバーを左に配置しています。
以下のプロセスによりKB5027231インストール後のWindows 11 は正常起動するようになりました。
Cリリースは要注意!
今回は、ExplorePatcherがシンボルファイルを更新したため問題は起きませんでした。
例えば、KB5025305(Cリリース、4月25日)とExplorePatcherの組み合わせでは、スタートボタンが反応しなくなる問題が発生していました。
原因は、ExplorePatcherが KB5025305 に対応するシンボルファイルを更新しなかったことが一つの要因になっていた可能性があります。
ExplorePatcherとは、Windowsの機能を拡張するツールであり、シンボルファイルとは、コンピュータプログラムのデバッグに使用される情報を含むファイルです。
ハイライト、機能追加
KB5027231 の公式ページには機能追加などの情報は記載されていません。
ハイライトや機能追加の内容を確認するには、Cリリース(KB5026446) の情報をご確認ください。
以下の記事は、ハイライト、機能追加についてザックリまとめています。
日本語入力が劇的に改善した(かも?)
日本語環境では、次の問題が改善されました。
KB5027231 は、中国語と日本語のIMEと手書きパネルに影響する問題、一部の音声認識アプリに影響を与える可能性がある既知の問題に対応しています。
既知の問題
以下の既知の問題は、KB5020044(Resolved: 2023-01-06) で改善されたとされていますが、Bing AI を絶賛売り出し中のマイクロソフトが記載ミスなどするはずがない...
2023年1月6日以降も同様の問題が報告されている可能性があります。
Windows 11 既知の問題 (All Build)
まとめ
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