
Windows 11 を入手したので、レジストリに登録されたプロダクトキーを調べてみました。
ついでに、ジェネリックキーとプロダクトキーの役割や違いについて調べました。
Windows 7 の無償アップグレードキャンペーンでは、アップグレード専用のプロダクトキーが使われていたことが分かっています。
RTMキーはOEMキーと呼ばれることがある。
RTM, OEM, KMS, GVLK, は Generic key(ジェネリックキー)と表記されることがある。
ジェネリックキーは、インストールには使えるがアクティベーションはできない。
ということをまとめてみました。
ジェネリックキーとは?

Windowsのジェネリックキーとは、Windowsをインストールして認証するために使用できる一連の文字と数字です。ジェネリックキーは、Windowsのすべてのエディションに使用できますが、ライセンスされたキーではありません。つまり、ジェネリックキーを使用してWindowsをインストールすることはできますが、アップデートやサポートを受けることはできません。
ジェネリックキーは、インターネットで検索したり、ハッキングされたウェブサイトから入手したりすることができます。ただし、ジェネリックキーを使用すると、コンピューターへのマルウェアの侵入やその他のセキュリティリスクが発生する可能性があるため、使用には注意が必要です。
Windowsを正しくインストールして認証するには、Microsoftからプロダクトキーを購入する必要があります。プロダクトキーは、Microsoftのウェブサイトから購入したり、コンピューターと一緒に購入したりできます。プロダクトキーを購入したら、Windowsのインストール中に入力することで、コンピューターを認証できます。
Windowsを認証することで、アップデートやサポートを受けることができ、コンピューターを保護することができます。また、認証されていないWindowsを使用していると、コンピューターがインターネットに接続できなかったり、特定の機能が使用できなかったりする可能性があります。
Windowsを正しくインストールして認証するためには、Microsoftからプロダクトキーを購入しなければなりません。
KMS, GVLK, RTM, OEM
略字 | 正式名称 | 説明 |
KMS | Key Management Services | KMSホストサーバーが代表してマイクロソフトに対してライセンス認証する形態 |
GVLK | Generic Volume License Keys | KMSクライアントキーの正式名称、インストールのみ可能なプロダクトキー(認証はできない) |
RTM | Release To Manufacturing | OEMへ渡されるWindowsの原本 (OEMでカスタマイズされる) |
OEM | Original Equipment Manufacturer | PC販売業者に販売されるライセンス |
DSP | Delivery Service Partners | 特定のPCパーツとセットで販売されるライセンス |
ジェネリックキー

すでに削除されてますが、2016年頃にMS公式で公開されていたジェネリックキーは無償アップグレードに付与されるプロダクトキーを指していました。(SC2)
記述時点のジェネリックキー ≒ GVLK
GVLKはPC教室など数百台規模のPCをセットアップするために提供されるライセンスです。同じプロダクトキーを使用してWindows PCをセットアップすることができます。
マイクロソフトとの認証はKMS代表サーバーが行います。配下のクライアントはKMSサーバーから認証を受けます。
ということなので、個人ユーザーがジェネリックキーを使用してWindowsをセットアップしたとしても、マイクロソフト認証サーバーとのアクティベーションで弾かれます。(と言われてます)
所有するWindows 10/11 は「NF6HC-QH89W-F8WYV-WWXV4-WFG6P」が使用されています。いずれもメーカー製PCなのでOEMライセンスキーだと思われます。
同じプロダクトキーなのにどうしてアクティベートできるのか?
認証といいつつ、実は、な~んにもしてないんじゃ?疑惑...
削除されたジェネリックキー
以下のキーは公式サイトから削除されました。
Windows 10 Home
TX9XD-98N7V-6WMQ6-BX7FG-H8Q99
WIndows 10 Pro
VK7JG-NPHTM-C97JM-9MPGT-3V66T
Windows 10 Home Single Language
7HNRX-D7KGG-3K4RQ-4WPJ4-YTDFH
Windows 10 Enterprise
NPPR9-FWDCX-D2C8J-H872K-2YT43
プロダクトキーの確認
- レジストリエディタを利用する
- KeyFinder を利用する
A. レジストリエディタ
レジストリエディターの以下の階層でプロダクトキーを確認することができます。
BackupProductKeyDefault が存在しない環境もあります。
B. KeyFinder
Magical Jelly Bean KeyFinderはWindowsのプロダクトキーを調べるためのソフトウェアです。
![[KeyFinder] Windows、Officeのプロダクトキーを検索](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4k9qaUyXwEzWF8HI87N3sQM7bwelc5aEdo4coWR0XRIjqM92pguibyJNTCTYwX1CapYDqV8qHeaqhcf1uqFyyW__O4HHdDD4Vvk2M_dFqi-jhBmlIS_OvlQVPg0bbXUsNh0SUof06mtzxqQU-PXbaoCGqklg6MxOPCyBeIdtJK024Qp7LNPQwue2lkQ/w1200-h630-p-k-no-nu/KeyFinder.png)
[KeyFinder] Windows、Officeのプロダクトキーを検索
Magical Jelly Bean KeyFinderはWindowsのプロダクトキーを調べるためのソフトウェアです。同様のソフトウェアであるProdukeyはWindows Defenderによってマルウェアと誤判定されることがありますが、KeyFinderは問題ありません。
まとめ


Windows 11 ジェネリックキー、OEMキー、GVLK
- Key Management Services (KMS) client activation and product keys.
- Generic Volume License Keys (GVLK).
- Windows 10/11 無償アップグレードは専用のプロダクトキーが割り当てられる。
- GVLKは Pro/Home など、エディションに対応して異なるキーが使用される。
- GVLKはボリュームライセンス専用のため無償アップグレードには使えない。
- productkey(プロダクトキー、ジェネリックキー) | SC2
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