イベントID1000の記事です。
調査の結果、次のことがわかりました。
- スタートメニューのタイルにピン止めした「プログラムと機能」をクリックした時に記録される
- QTTabBarの例外リストに登録した「プログラムと機能」がエラーを引き起こしている
QTTabBar?
QTTabBar は Windowsエクスプローラーに Chromeのようなタブ機能を付加するソフトウェアです。併せて、フォルダーやファイルのフルパスを取得したり、メディアファイルの上にマウスカーソルを置くとファイルの内容をプレビューする機能などがあります。
イベントログ
メッセージ | 障害が発生しているアプリケーション名: explorer.exe、バージョン: 10.0.16299.192、タイム スタンプ: 0x494a4408 障害が発生しているモジュール名: msvcrt.dll、バージョン: 7.0.16299.125、タイム スタンプ: 0x20688290 例外コード: 0xc00000fd 障害オフセット: 0x0000000000054cf3 障害が発生しているプロセス ID: 0xf8c 障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d3b50c2e35b619 障害が発生しているアプリケーション パス: C:\WINDOWS\explorer.exe 障害が発生しているモジュール パス: C:\WINDOWS\System32\msvcrt.dll レポート ID: 5772f724-b376-461d-8e9f-c76f82cb79e4 障害が発生しているパッケージの完全な名前: 障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID: |
ログの名前 | Application |
ソース | Application Error |
イベントID | 1000 |
レベル | エラー |
ユーザー | N/A |
オペコード | なし |
ログが記録されるタイミング
次の手順を実行する時にログが記録されていることを確認しました。- スタートボタンをクリック
- タイルメニューに固定した「プログラムと機能」をクリック
- イベントログが記録される(イベントID1000)
犯人はQTTabBar
今回のログは、QTTabBarの除外リストに登録した「プログラムと機能」が原因でした。従って、除外リストから「プログラムと機能」を削除するとログの記録は止まります。
ログに「explorer.exe」のキーワードが記録されていたので、真っ先にQTTabBar を疑うべきでしたね。
システムファイルチェッカー
QTTabBarに辿り着くまでに、システムファイルチェッカーを実行したので使い方を紹介します。スタートメニューの修復は、システムファイルチェッカーを走らせるのが効果的です。
今回のケースは除く...
[システムファイルチェッカー]
- SFC: System File Checker
- DISM: Deployment Image Servicing and Management
SFC および DISM は、Windowsに付属するコマンドラインプログラムです。
主な機能は、Windowsバージョンとシステムファイルを照合して、適正なシステムファイルに置き換えます。
1. SFCの実行
SFC は管理者モードで起動した Windows PowerShell で実行します。
>_
| 管理者:Windows PowerShell | ー □ × |
PS C:\>sfc /scannow システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。 システム スキャンの検証フェーズを開始しています。 検証 100% が完了しました。 Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。 |
2. Microsoft .NET Framework 4.7.1 のインストール
「Windows の機能の有効化または無効化」から Microsoft .NET Framework 4.7.1 を再インストールしようと試みましたが、最新版がインストール済みと表示されインストールは中断しました。「Windows の機能の有効化または無効化」はプログラムと機能を起動して、左ペインのメニューから選択します。
コントロール パネル¥すべてのコントロール パネル項目¥プログラムと機能
Windows の機能の有効化または無効化
このコンピューターには .NET Framework 4.7.1 またはそれ以降の更新プログラムが既にインストールされています。
File Name | NDP471-KB4033342-x86-x64-AllOS-ENU.exe |
Date Published | 10/13/2017 |
あとがき
QTTabBar がエラーの原因だとわかるまでは、SFC や DISM を実行したり、Microsoft .NET Framework 4.7.1 の再インストールを試みたりと試行錯誤しました。SFC および DISM は、C:\Windows\System32 などに保存されている Windows システムファイルの整合性をチェックして、問題がある時は正しいファイルに置き換えます。
Windows Update 後にPCの調子が悪くなった時は、SFCとDISMをセットで実行するといいかもしれません。
検証:Windows 10 Pro Fall Creators Update, v1709
:SC2
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