Runtime Error /CubePDF
CubePDF をインストールする途中で、Runtime Error (at 215:978) が発生してインストールが中断する症状が発生していましたが、エラーの原因を特定することができたのでエラーの原因と対応策を紹介します。
CubePDF
CubePDFは、個人法人を問わずフリーで利用することができるPDF作成ソフトウェアです。オープンソースソフトウェア (OSS) として開発されており、GitHubでソースコードが公開されています。
仮想プリンタとして動作するので、印刷機能のあるアプリケーションから利用することができます。
ソフトウェア情報
Runtime Error at 215:978
仮想プリンタのインストール中にエラーが発生しました。
エラーの原因を特定するために実行したこと
Runtime Error の原因を特定するために実行したことを書いておきます。まだこの時点ではお手上げ状態です。
Print Spooler を手動で停止
Print Spooler は、Windows オペレーティングシステムで印刷処理を管理するソフトウェアプログラムです。アプリケーションから印刷ジョブを受信し、そのジョブをプリンターに送信する前に一時的に保存します。ジョブを順番に処理することで、プリンターのオーバーロードを防ぎます。
CubePDF をインストールする途中で「...Print Spooler サービスを一時停止します。」のダイアログが表示されます。
メッセージ通りの動作であれば [はい] を選択すると Print Spooler が停止するはずですが、サービスを起動して確認したところ、Print Spoolerは動作していました。
手動で Print Spooler を停止してから [はい] を選択してインストールを続行してみましたが、Runtime Error が発生しました。
CubePDFのインストールを続けますか?
Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 をインストール
Windows プログラムと機能の一覧に Microsoft .NET Framework の表示がなかったので Microsoft ダウンロードサイトから Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 をダウンロードしてインストールを試みました。
しかしながら、...途中でエラーとなりインストールを完了することができませんでした。
この時点では、Windows 7 には .NET Framework 3.5 SP1がインストール済みであることを知らなかったので、エラーメッセージを理解することができませんでした。
エラーの原因を特定
エラーメッセージのダイアログに書いてあった「コントロール パネルにある Windows の機能のオンまたはオフを使用する」というフレーズが気になったので再調査したところ、エラー原因の特定に繋がる情報に出会いました。
深堀したところ、以下のことが分かりました。
Microsoft .NET Framework 3.5.1 を有効化する
Microsoft .NET Framework 3.5.1 を有効化すると、CubePDF のインストール途中に Runtime Error が発生することなくインストールは終わります。
当方の環境では、"Windows の機能の有効化または無効化" から Microsoft .NET Framework 3.5.1 を確認すると半分有効な状態でした。
全部の項目に ☑チェックを入れて有効化しました。
Microsoft .NET Framework のバージョンアップ
Microsoft .NET Framework 3.5.1 を有効化してしばらくすると、Windows Update のオプション更新プログラムに .NET Framework 関連の更新プログラムがリストアップされるので、チェックを入れて最新版に更新しましょう。
2017/08/23現在、Microsoft .NET Framwork 4.7 となっています。
まとめ
Microsoft .NET Framework 3.5.1
Windows 7 Home 32bit
このサイトを検索 | Search this site