
User_Feed_Synchronization
Windows 11 の管理ツール「タスクスケジューラー」を開くと、User_Feed_Synchronization-{xxx} という名前のタスクが表示されることがあります。
ここでの xxx は、数字・アルファベット・ハイフンで構成された長い識別子です。
調査の結果、User_Feed_Synchronization は Internet Explorer 11(IE11)の「フィードとWebスライス」機能に関連するタスクであることが判明しました。
また、このタスクは 2019年3月13日公開の更新プログラム KB4489899(OS ビルド 17763.379)以降で追加された可能性があります。
すでにサポートが終了している IE11 の「フィード/Webスライス」を自動更新するタスクが残っている点については、更新プログラムによる不具合の一種である可能性が高いと考えられます。
User_Feed_Synchronization をどうするか?
タスクスケジューラーの User_Feed_Synchronization-{xxx} は残したまま「無効」にしておけば問題ないと思われますが、タスクを除去する方法を紹介します。
Windows 11の「インターネットオプション」を開くと、「フィード設定」という項目があるので、フィードの自動更新のチェックを外します。これにより、タスクスケジューラーから User_Feed_Synchronization タスクが削除されます。
- インターネットオプションを起動する
コントロールパネル:小さいアイコン > インターネットオプション、または、スタートメニューから「インターネットオプション」で検索してください。
- コンテンツタブを選択する
- フィード:「設定」をクリックする
- 「更新があるかどうか、フィードを自動的に確認する」のチェックを外す
- 以上

「フィードとWebスライス」のバックグラウンド同期を完全に止める
ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)を利用して、フィードと Web スライスのバックグラウンド同期を無効にすることができます。
余力のある方はお試しください。
- ローカルグループポリシーエディターを起動する(方法)
- コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > RSSフィード
- フィードと Web スライスのバックグラウンド同期を無効にする
「有効」を選択すると「フィードと Web スライスのバックグラウンド同期」を無効にすることができます。
- 以上

文字起こし
このポリシー設定は、フィードと Web スライスをバックグラウンド同期するかどうかを制御します。
このポリシー設定を有効にすると、バックグラウンドでフィードと Web スライスを同期する機能が無効になります。
このポリシー設定を無効にするか、構成しない場合、ユーザーはバックグラウンドでフィードと Web スライスを同期できます。
まとめ


Windows 11 のタスクスケジューラーに突然現れる「User_Feed_Synchronization-{xxx}」という謎のタスクは、多くのユーザーにとって理解しづらい存在です。しかし調査の結果、これは Internet Explorer 11 が備えていた「フィード」と「Web スライス」機能を更新するための仕組みであることが明らかになりました。
本来ならサポートが終了した IE11 の機能が Windows 11 に残っているのは不自然であり、2019年3月の更新プログラムによって誤って追加された可能性があります。IE11 のレガシー要素が予期せず影響を残している一例といえるでしょう。
Internet Explorer 11.379.17763.0IS
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