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ExplorerPatcher(EP)とブラックアウト画面
古いバージョンのEPをインストールしたデバイスをWindows 24H2にアップグレードすると、ブラックアウト画面が出現する問題が報告されています。
この問題は、最新バージョンのEPをインストールすることで解決しますが、その前にブラックアウト画面から復帰する方法を知っておく必要があります。EPユーザーはPCスキルが高いと考えられますが、突然のブラックアウト画面にも慌てずに対処できるよう備えることが重要です。
explorer.exe を3回クラッシュさせる
復帰方法として、explorer.exeを3回クラッシュさせる手段があります。この方法は、EPが引き起こすクラッシュ特性を利用するもので、Windowsが3回連続クラッシュを検知すると、次回以降、通常のタスクバーをロードする仕組みです。
ブラックアウト画面からタスクマネージャーを起動し、explorer.exeを管理者モードで3回再起動すれば、問題が解消する可能性があります。
最終手段としてWindowsの初期化もありますが、このクラッシュ手法が成功すれば大規模な初期化作業を回避できます。
ブラックアウトから脱出する方法
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通常のタスクバーをロードするために、以下の手順をお試しください。
これにより、ExplorerPatcher が機能しなくても explorer.exe が起動し、タスクバーのスタイルをデフォルトのスタイルに戻したり、ExplorerPatcher をアンインストールしたりするなど、必要なアクションを実行できるようになります。
- Ctrl+Shift+Escキーを押してタスク マネージャーを呼び出す
- 上部のバー「新しいタスクの実行」を選択する
- 「新しいタスクの作成」ダイアログが出現するので [explorer.exe] をタイプする
- Ctrl+Alt+Shiftキーを押しながら Enter キーを押し、タスクバーが表示されるまで Ctrl + Alt + Shift キーを押し続ける
- explorer.exe が起動して通常のタスクバーがロードされる
- EPをアンインストールするまたは、アップデートする
- PC再起動
- 以上
[通常のタスクバーをロードする方法]
ソフトウェア情報
まとめ
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マイクロソフトは、Windows 11においてタスクバーを下部に固定したい意向を持っているようで、ExplorerPatcher(または類似ソフトウェア)が機能しないよう対策を講じています。具体的には、Windows 11に標準搭載されたWindows Defender (WD) は、EP実行ファイルをマルウェア判定して隔離します。
現在、通常の方法ではExplorerPatcherのインストールが不可能となっており、WDの除外リストに特定のフォルダとファイルを追加することでインストール可能になっています。
- Windows 24H2にアップグレード後、ExplorerPatcher(EP)の古いバージョンを使用しているとブラックアウト画面になる場合がある。
- 最新版に更新すれば問題解決。
- ブラックアウト状態から脱出するには、タスクマネージャーからexplorer.exeを管理者モードで3回起動する。
- 上記の方法で解決しない場合は、Windowsの回復オプションを利用した初期化も検討。
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