リモートデスクトップソフトRustDeskの使い方【IPアドレス接続】

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RustDesk

RustDesk(ラストデスク)

RustDeskは、Githubで公開されている無料のリモートデスクトップソフトウェアです。ホストとクライアントにインストールするだけで、画面転送が実現します。

マルチプラットフォーム

Windows、Ubuntu、Mac、Android、iOSに対応しており、それぞれのプラットフォームに対応したインストーラーが提供されています。モバイルデバイスの場合は、Appストアではなく、RustDesk公式サイトからインストーラーをダウンロードします。

IPアドレス接続が便利

RustDeskは、[ID/パスワード] を入力するだけで利用できますが、この場合RustDeskが用意する中継サーバー経由の通信になります。つい最近、RustDeskの中継サーバーがDDoS攻撃を受けて一時的にダウンして使えないことがありました。

もう一つは、IPアドレスを指定して接続する方法があります。この方法はレスポンスが早いのでお勧めです。



ソフトウェア情報

※新しいバージョンが表示される場合があります。

IPアドレス接続の使い方

RustDesk
ホストのIPアドレスとポート番号を指定して接続する方法

RustDeskのホーム画面はID接続専用に見えますが、[IPアドレス:ポート番号] 形式で指定することができます。

IPアドレス接続はオプション扱いになっており、設定画面を開いて「有効化、ポート番号」を指定しておく必要があります。ポート番号はデフォルトの [21118] を指定すれば問題ありません。

同じWi-Fiアクセスポイントに接続する2台のPCでIPアドレス接続を利用すると、外部サーバーを経由しないためレスポンスが早くセキュリティも確保できます。

RustDesk:IPアドレス接続の使い方

[*ホスト側に設定します、クライアントはデフォルトのまま]
  1. RustDeskの設定画面を開く

    (IDの右端の3点アイコンまたは、メニューバーの「設定」)

    「設定」は3点アイコンをクリックすると現れます

    rustdesk_main
  2. 左ペイン「Security」> 右ペイン「パスワード」を設定する
  3. 左ペイン「Security」> 右ペイン「直接IPアクセスを有効化」にチェックを入れる
    rustdesk_settings_security
  4. Portの横のボックスに数字を入力する(デフォルト値:21118)
  5. ホストのIPアドレスを調べる

    コマンドプロンプト [> ipconfig] で確認できます、DHCPの場合は不定期でIPアドレスが変わります

  6. クライアントから [IPアドレス:Port] の書式で接続する

    例:192.168.0.13:21118

  7. パスワードを要求されたら設定したパスワードを入力する
  8. 画面転送開始
  9. 以上

ipconfig使用例

Windows ターミナル
C:\>ipconfig

Wireless LAN adapter Wi-Fi: 接続固有の DNS サフィックス . . . . .: tokyo.plala.or.jp リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: fe80::1142:1234:5678:750e%7 IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.0.16 サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.255.0 デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.0.1

リモートデスクトップ

QuickAssist

Windowsは、リモートアシスタンス、クイックアシスト、リモートデスクトップの3つの画面転送機能が標準搭載されているので、RustDeskの出番はないかもしれませんが、RustDeskは設定が簡単なので使い勝手がよいです。そして、ホストの音声をクライアントに転送することができます。

Windowsに登載された3つのリモートデスクトップ機能の詳細は別の記事でまとめているので、併せてお読みください。

Scrap 2nd. (SC2) Inspection

リモートデスクトップ|Scrap 2nd. (SC2) Inspection

Windowsに登載されたリモートデスクトップ機能とRustDeskの解説。リモートアシスタンス、クイックアシスト、リモートデスクトップの3種類。加えて、ミラキャスト規格に準拠した「接続」アプリ(ワイヤレスディスプレイ機能)についても解説。

まとめ

matome
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  • RustDeskは無料のリモートデスクトップソフトウェア
  • Githubで公開
  • ホストとクライアントにインストールで画面転送可能
  • 対応プラットフォーム: Windows、Ubuntu、Mac、Android、iOS
  • モバイルは公式サイトからのダウンロード必要
  • [ID/パスワード]入力で利用可能
  • 中継サーバー経由だとDDoS攻撃のリスクあり
  • IPアドレス指定での直接接続も可能
  • ルーター越えする場合はルーターのポート転送設定必要
  • RustDesk | SC2
RustDesk 設定不要のリモートデスクトップソフトウェア

RustDesk 設定不要のリモートデスクトップソフトウェア

リモートデスクトップソフトウェアの決定版(かもしれない) RustDesk がGitHubで公開中。サポートOS: Windows、Mac、Linux、Android、iOS。ホストとクライアントにRustDeskをインストールするだけで使用可能です。

Windows「接続」を復活させる方法(ワイヤレスディスプレイ)

Windows「接続」を復活させる方法(ワイヤレスディスプレイ)

Windows 10/11にはMiracast規格のワイヤレスディスプレイアプリ「接続」が搭載。ただし、v2004以降はオプション機能で、自身で追加が必要。セットアップ手順が複雑で、スタートメニューから「接続」アイコンが消えることも。ミラキャストはWi-Fi Allianceが制定した無線通信規格。

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