[KB5028254] Win11 Preview 2023年7月26日 中国の最新文字コード規格に対応、EPユーザー注意!

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Windows Update
July 26, 2023
KB5028254 (OS Build 22621.2070) Preview

KB5028254 / OS Build 22621.2070

Windows Update KB5028254 Preview が公開されました。Windows 11 22H2を対象にしたセキュリティ更新を含まない更新プログラムです。マイクロソフトはCリリースと呼称しています。

Cリリースは、新機能と不具合修正に特化したセキュリティ更新を含まない更新プログラムのため「プレビュー(Preview)」と但し書きがついており、翌月公開されるBリリース(正式版)のテスト版の位置づけです。少し早めにリリースして人柱達にバグ取りをしてもらおうというバージョンです。

Bリリースは、[Cリリース+セキュリティ更新] で構成する更新プログラム、正式版です。毎月第二火曜日に公開されます。

KB5028254 をインストールすると新機能、機能改善、不具合の修正などの恩恵を享受できますが、Previewなので予期せぬ不具合が発生する可能性があるため、「ダウンロードとインストール」のリンクを踏むまでインストールは保留されます。

今回の新機能は1項目、手書き入力 GB18030-2022 に関する事項です。中国語の手書き入力を頻繁に利用する場合はアップデートの恩恵を享受できます。

ExplorePatcher

プレビュー版と ExplorePatcher(EP) の相性が悪いため、EPユーザーはスタートメニューなどに不具合が発生する可能性があります。

[適用対象]
  • Windows 11 version 22H2, all editions


ExplorePatcher(EP) と KB5028254

question

EPの作者valinet氏のコメントによると、シンボルファイルが正しくダウンロードされる環境では KB5028254 をインストールしても問題は起きなかったそうです。

一部のウィルス対策ソフトウェア(例えば、ESET)は、シンボルファイルのダウンロードをブロックすることが報告されています。

2023年7月26日、Windows 11 22H2 既知の問題が更新され、ExplorerPatcher をアンインストール後に KB5028254 をインストールすることが推奨されています。(該当記事)

当方の環境は以下の手順で問題が起きなかった
  1. EP最新バージョンをインストール(記述時点の最新:22621.1992.56.1)
  2. タスクバーがリセットされる(実際は、explorer.exe が再起動される)
  3. シンボルファイルが更新される (2~3分)
  4. EP更新完了
  5. KB5028254 インストール
  6. Windows 再起動後にEPのシンボルファイルが更新される(2~3分)
  7. タスクバーがリセットされる
  8. スタートボタンの挙動を確認する
  9. 問題なければ更新成功!
  10. スタートボタンが正しく動作しない時は KB5028254 をアンインストールする
  11. 以上
最新の更新プログラムをアンインストールする方法 (KB5022913)

最新の更新プログラムをアンインストールする方法 (KB5022913)

KB5022913 インストール後に Windows が正常に起動しなくなった。 こんな不具合は久しぶりなので少し慌てた。 問題を起こしている KB5022913 をアンインストールすれば解決する。

ソフトウェア情報

※記事とは異なるバージョンが表示される場合があります。

KB5028254 新機能

Windows Update
出典:KB5028254 (en-us)

リリース情報は英文を参照することをお勧めします。日本語ページは機械翻訳のため日本語が不自然です。

[新機能]
  1. [New] この更新により、手書き入力ソフトウェア入力パネル(SIP)、手書きエンジン、および手書き埋め込みインキングコントロールが影響を受けます。これらはGB18030-2022準拠レベル2をサポートするようになりました。そのため、レベル3の要件を満たします。
GB18030-2022

手書き入力 GB18030-2022 とは、中国の国家標準規格の文字コード集です。中文情報技術領域の最重要の基礎標準とされ、漢字と(中国国内の)多くの少数民族文字に統一したコードが設定されました。Unicodeとのマッピング関係も定められています。この規格は、2022年7月28日に発布され、2023年7月1日から施行されます。

手書き入力 GB18030-2022 に対応するためには、手書きソフトウェア入力パネル(sip)、手書きエンジン、手書き埋め込み手描き入力コントロールを更新する必要があります。Windows 11では、2023年7月26日にリリースされたKB5028254でこの更新が提供されました。Fontworks

改善点多数

question

新機能に加えてとても多くの改善点がありました。改善点のタイトルを転載します。

[KB5028254 改善点]
  1. Windows通知プラットフォームの電力使用量の不具合を修正。
  2. Windows Push Notification Services(WNS)の接続信頼性を向上。
  3. ハイブリッド参加済みデバイスのオフラインサインインの不具合を修正。
  4. Windows Autopilotプロファイルの堅牢性を向上。
  5. イベント転送サブスクリプションの不要な転送イベントを修正。
  6. Windows Management Instrumentation(WMI)リポジトリのインストールエラーを修正。
  7. 特定のCPUのL2キャッシュの報告不具合を修正。
  8. Verdana Proフォントファミリーの一部の文字のヒント処理を強化。
  9. ユーザーモードプリンタードライバーのアンロード不具合を修正。
  10. XAMLとブラウザーコントロールのテキスト編集コントロールの不具合を修正。
  11. ナレーターのアナウンス不具合を修正。
  12. Defenderファイアウォールプロファイルの自動切り替え不具合を修正。
  13. Country and Operator Settings Asset(COSA)プロファイルの更新。
  14. 印刷ジョブの突然停止不具合を修正。
  15. 特定のWWANデバイスの再起動時のダイアログ表示不具合を修正。

既知の問題

ComputerBug
以下は KB5028254 に対応する既知の問題なので、Windows 11全般の既知の問題は公式サイトを確認する必要があります。
対象現象回避策

IT管理者

Windows11でプロビジョニングパッケージを使用すると、バージョン22H2(Windows112022Updateとも呼ばれます)が期待どおりに機能しない可能性があります。Windowsは部分的にしか構成されていない可能性があり、OutOfBoxExperienceが完了しないか、予期せず再起動する可能性があります。プロビジョニングパッケージは.PPKGファイルで、ビジネスネットワークまたは学校ネットワークで使用する新しいデバイスの構成に役立ちます。初期セットアップ中に適用されるプロビジョニングパッケージは、この問題の影響を受ける可能性が最も高くなります。プロビジョニングパッケージの詳細については、「Windows用パッケージのプロビジョニング」を参照してください。

メモ WindowsAutopilotを使用したWindowsデバイスのプロビジョニングは、この問題の影響を受けません。

自宅や小規模オフィスで消費者が使用するWindowsデバイスは、この問題の影響を受ける可能性は高くはありません。

Windows11、バージョン22H2にアップグレードする前にWindowsデバイスをプロビジョニングできる場合、この問題は回避されます。

現在調査中であり、今後のリリースで更新プログラムを提供する予定です。

Windows 11 既知の問題

ComputerBug
すべてのビルドの既知の問題は専用ページをご確認ください。

まとめ

matomereload
[解決] ExplorerPatcher、StartAllBack はKB5022913以降で起動不能になる

[解決] ExplorerPatcher、StartAllBack はKB5022913以降で起動不能になる

WindowsデバイスのKB5022913以降の更新プログラムが影響し、一部のサードパーティ製UIカスタマイズアプリが起動しなくなる可能性がある。回避策は、アンインストールや最新バージョンへのアップデートがある。

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