[将棋] 日浦市郎八段、裁判で争うと捨て台詞 (提訴済み)

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maskman

2023年1月10日(火)
第81期順位戦 C級1組 第9局、関西将棋会館

平藤眞吾七段対日浦市郎八段戦において、日浦八段がマスク規定により反則負けと裁定された。

マスク規定による反則負け裁定は、佐藤天彦九段以来2例目。

天彦九段は常務会に不服申立書を提出して受理されたが、放置された状態になっている。

一方、毎日新聞によると、日浦八段は「分かりました。裁判します」と言い残し将棋会館を後にしたとのこと。

天彦九段と日浦八段では、将棋連盟の対応が異なる部分もあるので生暖かく見守っていこうと思います。



今回は確信犯か?

investigating
3回警告されたが無視したので反則負けと裁定された

佐藤天彦九段の場合、立会人不在、注意なしの一発アウトとなったが、日浦八段は3回の注意を受けたが聞き入れなかった。

マスク反則負け | 2023-01-11時点
日付2022-10-282023-01-10
対局第81期順位戦 A級 第4局第81期順位戦 C級1組 第9局
被裁定棋士佐藤天彦九段(34)日浦市郎八段(56)
対戦相手永瀬拓矢王座(30)
※申立人
平藤真吾七段(59)
※申立人
立会人なし小林裕士七段(46)
注意なし3回
状況約30分にわたるマスクの未着用を2回行ったことが中継映像で確認された立会人による3回の注意を聞き入れなかった
裁定反則負け反則負け
臨時対局規定第3条に抵触第3条、第4条に抵触
特記警告なしで一発反則負けと裁定3回警告を受けたが聞き入れなかったため反則負けと裁定
不服申立書提出済み
※判定から1週間以内に提出できる
今後不服申立書の回答次第?裁判で争う模様
臨時対局規定
第1条
対局者は、対局中は、一時的な場合を除き、マスク(原則として不織布)を着用しなければならない。但し、健康上やむを得ない理由があり、かつ、予め届け出て、常務会の承認を得た場合は、この限りではない。
臨時対局規定
第3条
対局者が第1条の規定に反したときは、対局規定第3章第8条冒頭各号の違反行為に準じる反則負けとする。
臨時対局規定
第4条
前条の反則負けの判定は立会人が行い、立会人がいない対局においては、対局規定第3章第9条第4項の順序に従い、立会人の任を代行するものが行う。この判定に不服がある対局者は、対局規定第3章第8条第6項に準じて、判定後1週間以内に、その内容を常務会に提訴することができる。
[将棋] 警告なしで一発退場、佐藤天彦九段マスクを忘れて反則負け

[将棋] 警告なしで一発退場、佐藤天彦九段マスクを忘れて反則負け

2022年10月28日の第81期A級順位戦 第4局、佐藤天彦九段がマスク不着用を理由として反則負けと裁定された。 対戦相手は、永瀬拓矢王座。 裁定を下したのは、日本将棋連盟常務理事鈴木大介九段。

日本将棋連盟プレス

日本将棋連盟は日付/時間そのままに内容を書き換えることがあるので魚拓を取っておく。

順位戦における裁定について
更新:2023年01月11日 16:00

昨日1月10日 (火)、関西将棋会館(大阪市福島区)で行われた第81期順位戦C級1組9回戦、平藤眞吾七段対日浦市郎八段戦における日浦八段の反則負けの裁定について、その経緯と詳細をご報告申し上げます。

 同対局開始前に、対局相手の日浦八段が鼻を出したマスクの着用を行っていたことから、平藤七段が鼻を覆った「正しいマスクの着用」を求めましたが、日浦八段がこれを了承しなかったため、平藤七段が対局開始後に立会人に対応を求めました(対局規定第3章第9条第2項)。

 立会人は即座に日浦八段に対して、臨時対局規定に従って、「正しいマスクの着用」を行うように注意しましたが、本人が聞き入れず、その後、対局規定第3章第9条第3項に基づき、3回に渡って立会人が日浦八段に対して同様の注意を繰り返しました。日浦八段が「正しいマスクの着用」を拒み続けたため、立会人から注意に従わない場合は反則負けにする可能性がある旨を通知しましたが、本人より従わないとの回答があったため、立会人が臨時対局規定第3条及び第4条に基づき、日浦八段の反則負けを裁定しました。

 本裁定に該当する条項は以下のとおりです。...略

Ruling_20230111
日本将棋連盟(魚拓)

ついに提訴

saibanchou
2023年6月25日
日浦八段「反則負けや出場停止処分は裁量の逸脱だ。臨時対局規定は現場の棋士の意見を聞かずにつくられた。」

将棋の公式戦対局で鼻を出してマスクを着け臨時対局規定違反で3回反則負けとなり、出場停止3カ月の処分を受けた日浦市郎八段(57)が、規定は具体的な着用方法を示しておらず、これらの処分は違法だとして日本将棋連盟に今月、約380万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことが25日、分かった。

日浦八段側は「鼻まで覆うと満足に呼吸できないため不快感を強く覚え、実力が十分に発揮できない。一律な義務付けは合理性を欠く」と訴えている。

訴状では、臨時対局規定には鼻を覆う状態でマスクを着用し続けることを求める文言はなかったと指摘。仮に鼻を覆う義務を読み取らなければならないとしても、反則負けや出場停止処分は社会通念上相当ではなく、裁量の逸脱だとしている。

日浦八段は取材に「臨時対局規定は現場の棋士の意見を聞かずにつくられた。棋士には成績に基づく強制引退ルールがあり、処分の影響は小さくない」と話した。

代理人の桜井康統弁護士は、「政府はマスク着用を無理強いしてはならないと周知していた。他にも鼻出しマスクの棋士がいたのに、日浦さんだけを不当に処分した」と指摘した。

日本将棋連盟広報課は取材に対し「訴状が届いておらず、回答は差し控える」とコメントした。スポニチ Sponichi Annex 社会 (魚拓)

まとめ

matome
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  • 2023年1月10日(火)、日浦市郎八段がいわゆるマスク規定に違反したとして反則負けの裁定を受けた。
  • 第81期順位戦C級1組第9局、平藤眞吾七段対日浦市郎八段戦での出来事。
  • マスク規定による反則負けは、佐藤天彦九段に続いて2例目。
  • 日浦八段は裁判で争う趣旨の事を言い残しているようだ。
  • 裁判の前に不服申立書を提出する可能性もある。
  • 佐藤天彦九段 不服申立書(全文) | SC2
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