令和3年度 (2021年4月1日~2022年3月31日) 第80期順位戦が終わり、棋士の序列が確定した。
藤井五冠と羽生九段が同じリーグで対戦はおあずけとなった。
[順位戦トピック]
- 藤井聡太五冠、B1最終戦で佐々木勇気七段に勝ちA級昇級。
- 藤井五冠は、谷川浩司九段が持つ史上最年少名人21歳を更新する可能性を掴んだ。(令和4年度A級1位が絶対条件)
- 伊藤匠四段、C2で3位、1期でC1昇級を決め五段に昇段。
- 斎藤慎太郎八段、A級1位、2年連続で名人挑戦権を獲得。
- 羽生善治九段、2勝7敗の成績でB級1組へ降級。(A級在籍連続29期)
- 中田功八段、C2からフリークラス編入。
- 田中寅彦九段、C2からフリークラス編入。
A~C2 昇級人数、降級人数
A、B1は総当たり戦のため、毎年必ず降級する棋士が決まる。B2~C2は総当たり戦ではないため、下位になってもすぐには降級しない。
C2で降級点3回取るとフリークラス編入となり、順位戦には参加できない。(参稼報酬がなくなるため大幅な減収となる)
クラス | 昇級 | 降級 | 対戦 |
A | 1位は名人挑戦 | 下位2人 | 総当たり |
B1 | 上位2人 | 下位3人 | 総当たり |
B2 | 上位3人 | 降級点2回で降級 | 10戦 |
C1 | 上位3人 | 降級点2回で降級 | 10戦 |
C2 | 上位3人 | 降級点3回でフリークラスへ編入 | 10戦 |
令和3年度昇級者、降級者
A | B1 | B2 | C1 | C2 | |
1 | 斎藤慎太郎八段 (8-1) | 藤井聡太竜王 (10-2) | 澤田真吾七段 (9-1) | 大橋貴洸六段 (9-1) | 渡辺和史四段 (9-1) |
2 | 糸谷哲郎八段 (6-3) | 稲葉陽八段 (9-3) | 中村太地七段 (9-1) | 及川拓馬七段 (8-2) | 西田拓也五段 (9-1) |
3 | 佐藤天彦九段 (6-3) | 千田翔太七段 (9-3) | 丸山忠久九段 (8-2) | 飯島栄治八段 (7-3) | 伊藤匠四段 (9-1) |
4 | 豊島将之九段 (5-4) | 屋敷伸之九段 (7-5) | |||
5 | 広瀬章人八段 (5-4) | 佐々木勇気七段 (7-5) | |||
6 | 永瀬拓矢王座 (5-4) | 三浦弘行九段 (6-6) | |||
7 | 佐藤康光九段 (4-5) | 郷田真隆九段 (6-6) | |||
8 | 菅井竜也八段 (3-6) | 横山泰明七段 (6-6) | |||
9 | 近藤誠也七段 (5-7) | ||||
10 | 久保利明九段 (4-8) | ||||
降級 | 羽生善治九段 (2-7) | 木村一基九段 (3-9) | 飯塚祐紀七段 (3-7) | 佐藤秀司八段 (3-7) | 中田功八段 (2-8) |
降級 | 山崎隆之八段 (1-8) | 松尾歩八段 (3-9) | 窪田義行七段 (0-10) | 森下卓九段 (2-8) | 田中寅彦九段 (1-8) |
降級 | 阿久津主税八段 (3-9) | 豊川孝弘七段 (2-8) | |||
降級 | 田村康介七段 (1-8) |
令和3年度 タイトル戦
まとめ
- 藤井聡太五冠、B1最終戦で佐々木勇気七段に勝ちA級昇級。
- 藤井五冠は、谷川浩司九段が持つ史上最年少名人21歳を更新する可能性を掴んだ。(令和4年度A級1位が絶対条件)
- 伊藤匠四段、C2で3位、1期でC1昇級を決め五段に昇段。
- 斎藤慎太郎八段、A級1位、2年連続で名人挑戦権を獲得。
- 羽生善治九段、2勝7敗の成績でB級1組へ降級。(A級在籍連続29期)
- 中田功八段、C2からフリークラス編入。
- 田中寅彦九段、C2からフリークラス編入。
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