Google Chrome バージョン100 に到達 (User-Agent、UA-CH)

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GoogleChrome

検証:2022年5月17日
Chrome v101を検証したところ、User-Agent と UA-CH は共存しています。但し、UA-CHはデフォルトで [Disabled] のため、明示的に Enabled にするまでUA-CHは動作しません。

Chromiumブログを読み返したところ、UA-CHは追加機能という位置づけでした。

2022年3月29日、

Google LLCは、Google Chrome Version 100 をリリースしました。(LLC: Limited Liability Company)
Windows、Mac、Linux プラットフォームで利用可能。

バージョン番号が3桁になりました。(99 → 100)
User-Agent を送信する最後のバージョンです。

バージョン 101からは User-Agent Client Hints になります。

Chrome 100 がリリースされたことにより、User-Agentを解析しているサイトで不具合が起きる可能性があるとされていますが、もう対策されていると思うよ。(たぶん)



Chrome 100 の User-Agent

確認くんに表示された Google Chrome v100.0.4896.60 のUser-Agentは以下の通り。

Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/100.0.4896.60 Safari/537.36

不具合の可能性とは?

User-Agent が送信する文字列 [Chrome/100.0.4896.60] のバージョン番号が100(3桁)になったため、バージョン番号を2桁と決め打ちしているウェブサイトで不具合が出る可能性があるそうです。

バージョン 10 と判定されるとのこと。
初期のChromeと判定されるようです。

[問題の概要]
  • バージョンの桁数が2桁から3桁に繰り上がるため、ブラウザのバージョンを判別するようなサイトで不具合が発生する可能性がある。
  • 99から100にバージョンアップするにあたって、そのため、同じくバージョン100を迎えるFirefoxとともに、数カ月前よりバージョン100を返すテストを実施してきたが、リリース後も開発者の協力を仰ぐ。
  • バージョン100はデフォルトでユーザーエージェントを省略しない最後のバージョンになるとしており、今後はユーザーエージェントの文字列の代わりにUser-Agent Client Hints APIの使用を推奨している。

v100のトピック

UA-CH: User-Agent Client Hints

Chrome v100 はUser-Agentを送信する最後のバージョンとされてます。

v101以降は、UA-CH を送信するようになるとのこと。

UA-CHはUser-Agentを簡素化した文字列です。User-Agentにセットされる文字列が個人を識別するために利用されているため、Googleはセキュリティを確保するためにUA-CHへ移行する計画です。(関連記事)

[Chrome v100]
  • バージョン100はデフォルトでユーザーエージェントを省略しない最後のバージョンになるとしており、今後はユーザーエージェントの文字列の代わりにUser-Agent Client Hints APIの使用を推奨している。
  • 新機能: Multi-Screen window placement API のサポート。
    → スライドをメインのディスプレイにフルスクリーン表示し、話し手のノートをもう1つのディスプレイに表示することができる。
  • 新機能: device.forget() メソッドの実装。
    → ユーザーが許諾したHIDデバイスの利用を取り消すことが可能になる。
  • 新機能: ndef.makeReadOnly() メソッドの実装。
    → Web NFCで読み出しだけを行なう。
  • 28種類のセキュリティ修正。(developer.chrome.com)

まとめ

[Chrome v100.]
  • Google Chrome Version 100 がリリースされた。(v100.0.4896.60)
  • User-Agentを送信する最後のバージョンとなる。
  • v101 以降は、User-Agent Client Hints を送信する予定。
  • 新機能: Multi-Screen window placement API のサポート。
    → スライドをメインのディスプレイにフルスクリーン表示し、話し手のノートをもう1つのディスプレイに表示することができる。
  • 新機能: device.forget() メソッドの実装。
    → ユーザーが許諾したHIDデバイスの利用を取り消すことが可能になる。
  • 新機能: ndef.makeReadOnly() メソッドの実装。
    → Web NFCで読み出しだけを行なう。
  • 28種類のセキュリティ修正。(developer.chrome.com)
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