[第91期棋聖戦] 藤井聡太七段、史上最年少でタイトル挑戦権を獲得

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,藤井聡太
AI対プロ棋士
棋戦第91期ヒューリック杯棋聖戦
挑戦者決定戦
勝ち藤井聡太七段(17)
負け永瀬拓矢二冠(27)
日付2020年06月04日
場所東京都渋谷区「将棋会館」

2020年6月4日、

第91期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦で藤井聡太七段(17)が永瀬拓矢二冠(27)に勝ち挑戦権を獲得しました。

藤井聡太七段は17歳10ヶ月20日で棋聖戦の挑戦者になりました。「最年少タイトル挑戦」の記録を31年ぶりに更新しました。

これまでの記録は屋敷伸之九段の17歳10ヶ月24日です。

コロナ自粛で棋戦のスケジュールが大幅に組み替えられているので、4日後の6月8日には早くも渡辺棋聖との五番勝負が開幕します。


タイトル戦

2020年度タイトル戦は第91期棋聖戦五番勝負(2020年6月8日)から開幕します。

渡辺三冠は6月8日に藤井七段と対戦、2日後には豊島名人と対戦という超過密スケジュールです。

[第91期棋聖戦:2020/06/08~]
  • 渡辺明棋聖
  • 藤井聡太七段(挑戦者)

[第78期名人戦:2020/06/10~]
  • 豊島将之名人
  • 渡辺三冠(挑戦者)

タイトル戦の状況

8大タイトルは、豊島二冠、永瀬二冠、木村王位、渡辺三冠の4棋士が保持しています。

あとがき

[絶対に破られないとされた記録]

  1. 公式戦28連勝(神谷広志八段)
  2. タイトル挑戦最年少記録、17歳10ヶ月24日(屋敷伸之九段)
  3. A級昇級最年少記録、18歳3か月(加藤一二三九段)

A, Bは藤井聡太七段が記録を塗り替えましたが、Cは藤井七段でも破ることができないとてつもない大記録です。

B級2組の藤井聡太七段が順位戦を順調に昇級したと仮定して、最速でA級に到達するのは2022年4月1日、藤井聡太七段は19歳8か月です。(2002年7月19日生まれ)

(藤井七段の仮想最速スケジュール)
  • 2020/04/01: B級2組(17歳8か月)
  • 2021/04/01: B級1組(18歳8か月)
  • 2022/04/01: A級(19歳8か月)

加藤一二三九段が自慢する記録を破るのは誰なのか?
・・・。

アベマ中継の解説...

棋聖戦のABEMA将棋中継は、毎回同じ棋士が登場しています。
  • 解説者:飯島栄治七段
  • 解説者:遠山雄亮六段

どのような人選をしているか興味がありますが、残念な点が一つ。

「藤井聡太七段の指し手を解説することができない!?」

藤井七段が凄すぎて。

AIが計算した次の一手を解説するのはいいとして、その一手の先の展開をプロの視点で解説してほしいんですよ。時間はたっぷりあるんで。

藤井七段の場合、AI判定は途中まで藤井七段が少し優勢(51% vs 49%)のまま推移しますが、対戦相手のある一手を境に劇的に勝勢になる傾向にあります。

「あれれれ、どうして?」

ってのは私のような素人が思うことで、
プロ棋士はそれなりの読み筋があると思うんです。

藤井七段に限っては、羽生先生、谷川先生のように自分の読み筋を例示して解説するスタイルの棋士の解説を見たいです。

木村一基王位が解説の時は、自分で解説するのを放棄してもう一人の解説者に委ねる進行をしていました。タイトルホルダーとしての威厳が感じられなかったです。

棋戦はお笑い番組ではないので、笑いに偏重した解説だけだと物足りない。



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