【続】Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法

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ExplorerPatcher
【続】Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法
EP:ExplorerPatcher
WD:Windows Defender

EP vs WD

Windows 11にバンドルされたWindows Defender(WD)の最近の定義ファイル更新の影響により、ExplorerPatcher(EP)のアップデートとアンインストールに支障が出ています。

具体的には、WDのリアルタイム保護が有効になっている環境では、ep_setup.exe(EPのセットアッププログラム) が「HackTool:Win64/Patcher!MSR」の脅威判定を受け隔離されます。

これにより、EPのアップデートまたはアンインストールができない状態になります。

追加情報

EPをインストールするには、EP関連フォルダーとファイルをWDの除外リストに追加することが推奨されていますが、それでもまだインストールできないユーザーがいらっしゃるようで、追加の対策が書き込まれていたので紹介します。

結論としては、Microsoft Defender SmartScreenをオフにするとよいそうです。



ソフトウェア情報

※新しいバージョンが表示される場合があります。
2025-01-06
名称ExplorerPatcher
github.com/valinet/ExplorerPatcher
説明このプロジェクトは、Windows 11で生産的な作業環境を復活させることを目的としています。Windows 11またはWindows 10のタスクバーを選択できます。

除外リスト対応をしていない場合、EPダウンロード時にマルウェア判定を受ける可能性があります。

24H2 にアップデートする場合は、アップデートを開始する前に EP をアンインストールしてください。24H2 にアップデートした後、設定をそのままにして EP を再度インストールできます。Microsoft による明示的なブロックにより、EP がインストールされているとアップデートを続行できません。

Latest22621.4317.67.1 / Nov 2, 2024
  • Tested on OS builds 22621.3296, 22631.4391, 22635.4440, 26120.961, 26100.1150, and 26100.2161
除外リスト誤検出による問題を防ぐため、アンチウイルスの除外リストに以下のフォルダを含めてください。
  • C:\Program Files\ExplorerPatcher
  • %APPDATA%\ExplorerPatcher
  • C:\Windows\dxgi.dll
  • C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy
  • C:\Windows\SystemApps\ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy
対応OSWindows 11
ライセンスGNU General Public License v2.0
著作権valinet (Valentin-Gabriel Radu)
日本語22621.2506.60.1 以降で対応
特記
  • 除外リストはPowerShellスクリプトによる追加を推奨。(公式サイトにあります)
  • Windows 10タスクバー オプションは builds26002 以降で使えません。(MicrosoftはWin10タスクバーを削除しました)
  • インストール中はインターネットに接続していることを確認してください
  • InsiderとPreviewはサポート対象外。Canaryビルドへのインストールは慎重に検討してください
  • MSの嫌がらせの例:HackTool:Win64/ExplorerPatcher!MTB threat description - Microsoft Security Intelligence
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ExplorerPatcher

    具体例

    Windows 11
    WDがEPを脅威判定して隔離した時のスナップショットを掲載します。
    対処後のため、復元後のスナップショットになります。

    (文字起こし)

    HackTool:Win64/Patcher!MSR (ExplorerPatcher)
    検出済みHackTool:Win64/Patcher!MSR
    状態復元済み
    この脅威またはアプリは検疫からデバイスに復元されました。
    日付2024/02/25 4:32
    詳細このプログラムは、望ましくない動作をする可能性があります。
    影響を受けた項目
    • file: C:\Program Files\ExplorerPatcher\ep_setup.exe
    • regkey: HKLM\SOFTWARE\MICROSOFT\WINDOWS\CURRENTVERSION\UNINSTALL\{D17F1E1A-5919-4427-8F89-A1A8503CA3EB}_ExplorerPatcher
    • uninstall: HKLM\SOFTWARE\MICROSOFT\WINDOWS\CURRENTVERSION\UNINSTALL\{D17F1E1A-5919-4427-8F89-A1A8503CA3EB}_ExplorerPatcher
    EP_Threat_restored

    EPをWDの検疫対象から除外する方法

    PC_programming

    EP作者Valinet氏によると、EP関連フォルダーとファイルをWDの除外リストに追加することが推奨されています。これにより、EPのインストールが可能になります。

    [除外手順]
    1. WDのリアルタイム保護を無効にする
    2. EP関連の2つのフォルダーを除外リストに追加する
    3. リアルタイム保護を有効に戻す
    4. 以上
    [EP除外フォルダーとファイル]

      (フォルダー)

    1. C:\Program Files\ExplorerPatcher
    2. %APPDATA%\ExplorerPatcher(%APPDATA%:環境変数)

      環境変数を展開した時のフルパス
      C:\Users\ABC\AppData\Roaming\ExplorerPatcher
      *ABC:ログインアカウント

    3. C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy
    4. C:\Windows\SystemApps\ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy
    5. (ファイル)

    6. C:\Windows\dxgi.dll

    前回の記事

    Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法

    Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法

    Windows 11のWindows DefenderがExplorerPatcherを脅威判定しEPのセットアッププログラムを隔離するようになった。EP作者Valinet氏はWDの対応を批判し回避策を提案したので、検証した際のスナップショットを掲載。

    リアルタイム保護を無効にする方法

    1. Windows セキュリティ > ウイルスと脅威の防止
    2. ウイルスと脅威の防止の設定
    3. [設定の管理] をクリック
    4. [リアルタイム保護] オフにする(オンのトグルスイッチをクリックする)
    5. ユーザーアカウント制御が出現するので「はい」を選択
    6. 以上

      リアルタイム保護がオフになっており、お使いのデバイスは脆弱な状態です。

      Real-time_protection

    EP除外する方法

    1. リアルタイム保護:オフ
    2. Windows セキュリティ > ウイルスと脅威の防止
    3. 除外(右ペインの下方で見つかります)
    4. [除外の追加または削除] をクリック
    5. ユーザーアカウント制御が出現するので「はい」を選択
    6. + 除外の追加をクリック
    7. [フォルダー] を選択
    8. 出現するダイアログの [フォルダー] 横のボックスにコピペする
    9. リアルタイム保護:オン(元に戻す)
    10. 以上
      WD_exclusion

    Microsoft Defender SmartScreen(追加対策)

    除外リスト対策でもまだインストールできない時は、Microsoft Defender SmartScreenがブロックしている可能性があります。

    「アプリとファイルの確認」をオフにすると改善するそうだ。

    [手順 /Microsoft Defender SmartScreen]
    1. Windows Defender を起動する(タイトルバー:Windows セキュリティ)
    2. アプリとブラウザコントロール > アプリとファイルの確認 > オフにする

      Microsoft Defender SmartScreen は、Web から取得された認識できないアプリやファイルをチェックして、デバイスを保護するために役立ちます。

    3. 以上
    MicrosoftDefenderSmartScreen

    まとめ

    matome
    reload2024/09/14
    【続】Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法
    • Windows DefenderがExplorerPatcherのインストールを妨害していることが発覚した
    • 具体的には、WDのリアルタイム保護がEPのセットアッププログラムを脅威判定して隔離する
    • 解決策として、WDの除外リストにEP関連フォルダーを追加する方法が提案されている
    • 問題が解決しない場合は、Microsoft Defender SmartScreenをオフにするとよい
    • ExplorerPatcher | SC2
    ExplorerPatcherが動作しなくなる日(がやってくる?)

    ExplorerPatcherが動作しなくなる日(がやってくる?)

    Windows 11でWindows 10タスクバー削除機能テスト中。ExplorerPatcherなどクラシック外観復元ツール動作しなくなる可能性

    タイトル:【続】Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法:SC2
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