Mozilla Thunderbird(モジラ・サンダーバード)
Thunderbirdは、Mozilla Foundationによって開発されたオープンソースの無料メールクライアントです。Windows、macOS、Linuxで利用できます。
Thunderbirdがイレギュラーな状態でインストールされていたため、エクスポートした設定情報を利用して再セットアップしました。
イレギュラーな状態を説明すると、インストール情報にThunderbird 102.5.0/102.12.0の二つのバージョンが表示されていました。
原因は、Thunderbirdインストーラーの仕様が変わり、インストール時のターゲットフォルダーが変更されたことだと思われます。
アクティブなThunderbirdの設定情報をエクスポートしておけば、元の状態に復元できるため、今回はこの方法を利用して修正しました。
ソフトウェア情報
Thunderbird の2つのバージョンが混在した状態になっている?
Windowsのインストール情報は、Thunderbird の2つのバージョンがインストールされていることを示しています。
2つのThunderbirdは、インストールに使用されたフォルダーは同じですが異なるレジストリハイブに登録されていました。
- HKEY_LOCAL_MACHINE (全ユーザー共通)
- HKEY_CURRENT_USER (現在ログインしているユーザー)
ということは、インストール情報に表示された2つのThunderbird は異なるアプリケーションとして区別されていますが、インストールに使用されたターゲットフォルダーが同じなので、古い方の Thunderbird 102.5.0 をアンインストールすると、Thunderbird 102.12.0 も削除されてしまう。
何でこうなった...
インストーラーのバグなのか?
解決策は?
2つのバージョンが混在する状態になった Thunderbird ですが、動作に支障がないのでそのまま使えばいいのですが、精神衛生上よくないので正しい情報に正規化してみました。
[実行したこと]
- Thunderbird の設定情報をエクスポート。
Thunderbird > ツール > エクスポート
- Thunderbird 102.5.0 をアンインストール。
- Thunderbird 102.12.0 をアンインストール。
- Thunderbird 最新バージョンをインストール。(バージョン 102.12.0)
- この時点で Profile 情報が読み込まれるため以前の状態が復活する。
- 必要に応じて設定情報をインポート。(今回は実行していません)
Thunderbird > ツール > 設定とデータのインポート
- 以上
Profiles
Thunderbird の設定情報は Profiles フォルダーに保存される仕様です。そのため、Windows からアンインストールしてもローカルドライブの Profiles フォルダーは削除されません。
Thunderbird を再インストールする場合、ローカルドライブに Profiles フォルダーが存在する時はそのデータを使用してセットアップを行うため、アンインストール直前の設定情報が復元されます。
完全に初期化したい時は、Profiles をリネームするか削除する必要があります。
詳細は以下の記事をお読みください。
標準インストールが原因か?
HKEY_LOCAL_MACHINE (全ユーザー共通)
Thunderbird が使用するレジストリは、インストーラーの「セットアップの種類」が関係しているかもしれない。
カスタムインストールを選択すると HKEY_LOCAL_MACHINE が使われるようだ。
まとめ
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