2023年5月23日(太平洋時間)
Windows Update KB5026435 が公開されました。
Cリリースまたはプレビューと呼称されるセキュリティ修正を含まない更新プログラムです。
Cリリースはインストール任意のテスト版なので、「ダウンロードとインストール」のリンクを踏むまでインストールされることはありません。
今回のリリースでは、2つの新機能が含まれるため(これまでのように)不具合が潜んでいる可能性があります。
Cリリースとは?
Windows Update Cリリースは、毎月第3週目に公開されるオプションの累積更新プログラムです。セキュリティ更新プログラムは含まれておらず、新機能や改善点のテスト用に提供されます。
Cリリースは、IT管理者が新しい機能を早期にテストし、社内のデバイスに適用する前に問題がないことを確認するために使用できます。また、ユーザーは、Cリリースを使用して新しい機能をいち早く試すことができます。
Cリリースは、Windows Updateの設定で「オプションの更新プログラムを表示する」オプションをオンにすることで利用できます。Cリリースをインストールするには、Windows Updateを開き、「ダウンロードしてインストール」ボタンをクリックします。
Cリリースは、セキュリティ更新プログラムではないため、必ずしもインストールする必要はありません。ただし、新機能を試したいというチャレンジャーは人柱として活躍することができます。ハハハー。
新機能2つ
リリース情報によると、KB5026435 は2つの新機能が搭載されました。
Windows 10 タスクバーの検索ボックスエクスペリエンスが向上
Windows 10 タスクバーの検索ボックスエクスペリエンスが向上しました。タスクバーの右側に検索ボックスが表示され、アプリ、ファイル、設定などを簡単に検索できます。また、検索のハイライトなど、最新の検索更新プログラムにもアクセスできます。
以前の検索エクスペリエンスを復元するには、タスクバーのコンテキスト メニューを使用するか、検索を使用するときに表示されるダイアログに応答します。
- タスクバーの右側にある検索ボックスにキーワードを入力して、アプリ、ファイル、設定などを検索します。
- 検索ボックスの右側にある「検索のハイライト」をクリックして、最新の検索更新プログラムにアクセスします。
- タスクバーのコンテキスト メニューを使用して、検索ボックスを表示/非表示にします。
- 検索を使用するときに表示されるダイアログで、「以前の検索エクスペリエンスを復元」をクリックします。
優先度の高いトースト通知が最大 3 つ同時に表示可能に
以前は、Windowsのトースト通知は1つしか同時に表示されませんでした。しかし、新しいアップデートで、優先度の高いトースト通知が最大3つ同時に表示されるようになりました。
この機能は、Windows OSの通知を使用して通話、リマインダー、またはアラームの通知を送信するアプリに影響します。トースト通知は最大4つまで同時に表示されますが、優先度の高い通知は3つまでです。つまり、通常の優先度の通知が1つ存在する可能性があります。
この機能により、ユーザーはより重要な通知に簡単に気づくことができます。また、複数の通知が同時に表示されても、画面が混雑することがなくなります。
改善項目
詳細は出典を読んでいただくとして、以下のキーワードに関連する機能が改善されました。
日本語環境に影響ありそうな改善点
既知の問題
KB5026435 に対応する既知の問題は2つですが、それ以外にも既知の問題は存在するので、詳細は次項のリンクをご確認ください。
- カスタム オフライン メディア、またはカスタム ISO イメージから作成された Windows インストールのデバイスは、この更新プログラムによって Microsoft Edge 従来版 が削除され、新しい Microsoft Edge に自動的に置き換わっていない可能性があります。 この問題は、2021 年 3 月 29 日以降にリリースされたスタンドアロン のサービス スタック更新プログラム (SSU) を最初にインストールせずに、この更新プログラムをイメージにスリップストリームすることで、カスタム オフライン メディアまたは ISO イメージが作成された場合にのみ発生します。
- 大きなアドレスに対応し、CopyFile API を使用する 32 ビット アプリを使用してファイルを保存、コピー、または添付すると、断続的な問題が発生する可能性があります。 拡張ファイル属性を使用する一部の商用またはエンタープライズ セキュリティ ソフトウェアを使用する場合、Windows デバイスはこの問題の影響を受ける可能性が高くなります。 Microsoft Word や Microsoft Excel などの Microsoft Office アプリは、32 ビット バージョンを使用している場合にのみ影響を受け、"ドキュメントが保存されていません" というエラーが表示される場合があります。
既知の問題の調べ方
Windows 10に関する全てのKBシリーズの既知の問題は特設サイトでまとめられています。
未解決のまま長期放置されているケースがあるので、余力のある時に確認しておきましょう。(例えば、マルチバイトでのMS-IMEの問題)
日本語情報は、英文記事(en-US) をベースに機械翻訳されたものなので意味不明な文章が見られます。en-USのみに掲載される情報が見つかることがあります。
まとめ
- 2023年5月23日リリース。
- 翌月配信のBリリースからセキュリティ更新を除外したプレビュー版、Cリリースと呼称されている更新プログラムです。
- Cリリースの対象バージョンは Windows 10 22H2 です。
- Bリリース(正式版)は翌月第2火曜日にリリースされます。(配信スケジュール詳細)
- KBase (Knowledge Base) の情報 | SC2
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