Windows 11 23H2 アップデート後のトラブルシューティング(DISM, SFC, コンポーネントサービス)

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Windows Update

DISM、SFC、コンポーネントサービスに関する問題

Windows 11 22H2 へのアップデート後、イベントログが多くの警告やエラーで賑わっています。

ID番号は、28、200、201、202、1108、6155、10016 などがたくさん記録されています。

特に、200番台は18分ごとに記録されています。

個別のID番号の対処方法は過去記事を見ていただくとして、 大事なことを思い出した。(過去記事のリンク)

21H2 → 22H2 → 23H2 のようなメジャーアップデート後は、まずは SFC と DISM を実行してシステムファイルの整合性を確認することが重要です。

これらはどちらも Windows 11/10 に搭載されたシステムファイルチェッカーで、使用中の Windows バージョンに対応したシステムファイルが正しくインストールされているかを確認するものです。

エラーが検出された場合、それらは自動的に修復されます。

さらに、コンポーネントサービスの「DCOMの構成」に正しくアクセスできるかどうかも確認してください。



DISM

PC

Deployment Image Servicing and Management (DISM)
展開イメージのサービスと管理ツール

DISMを実行した後、SFC /scannowを実行して、すべての問題が修正されたことを確認することが推奨されている。

DISMとSFCは実行する順番に諸説あるので、交互に複数回実行するといいかもしれない。

今回は正常だった。

Windows PowerShell
ps_wtps_wt_right
PS C:\> DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.22621.1

イメージのバージョン: 10.0.22621.521

[=====================100.0%=====================] 復元操作は正常に完了しました。
操作は正常に完了しました。
 Windows PowerShell/コマンドプロンプトを管理者として起動する方法

SFC

PC

System File Checker (SFC)
システムファイルチェッカー

sfc /scannow を実行するとシステムファイルがデフォルトの状態に戻る。

すべての問題を解決するには3回実行するとよいと言われている。

今回は破損ファイルが見つかり修復されたので、ログの記録が止まるかもしれない。

Windows PowerShell
ps_wtps_wt_right
PS C:\> sfc /scannow

システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。

システム スキャンの検証フェーズを開始しています。
検証 100% が完了しました。

Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されました。
オンライン修復の場合、詳細は次の場所にある CBS ログ ファイルに含まれています
windir\ Logs\CBS\CBS.log (たとえば C:\Windows\Logs\CBS\CBS.log)。オフライン修復の場合、
詳細は /OFFLOGFILE フラグによって指定したログ ファイルに含まれています。
 Windows PowerShell/コマンドプロンプトを管理者として起動する方法

コンポーネントサービス(DCOMの構成)

comexp

イベントID: 10016 はDCOMエラーを指しています。

コンポーネントサービスを利用して修復にチャレンジすることができます。

コンポーネントサービスがエラーを抱えていることがあるので、コンポーネントサービスの「DCOMの構成」を表示して異常がないかを確認します。

DCOM構成の表示 → 警告が出たら「はい」を選択。

ただこれだけ。

DCOMの構成
Alert_DCOM

コンポーネントサービス(COM+)

COM+ カタログエラーが出ることもある。

COM+ アプリケーション
8004E00F_whole

PowerShell Core

マイクロソフトは、Windows PowerShellをベースにクロスプラットフォーム対応に改造したコマンドラインシェル PowerShell Core をリリースしています。こちらは数カ月おきにバージョンアップしています。

wingetを利用してインストールする方法はこちらです。

PowerShell Core 7 インストール手順書 (winget)

PowerShell Core 7 インストール手順書 (winget)

Windows 専用の PowerShell 5.1 に対し、クロスプラットフォームで利用できる PowerShell 7 が登場。機能強化や新機能搭載で、PowerShell の可能性を広げる。wingetによるインストール方法を解説します。

インストーラー(.msi)を利用してインストールする方法はこちらです。

PowerShell Core 7 インストール手順書 (MSI)

PowerShell Core 7 インストール手順書 (MSI)

windows/Mac/Linuxクロスプラットフォームで利用できる PowerShell 7 が登場。機能強化や新機能搭載で、PowerShell の可能性を広げる。msiによるインストール方法を解説します。

まとめ

matome
reload
  • Windows 11 22H2へアップデートしたら、イベントログを修復する前に DISM, SFC を実行してシステムファイルの整合性を確認するとよい。
  • 併せて、コンポーネントサービスの「DCOMの構成」「COM+」のエラー確認をする。
  • SFC実行後に破損したファイルが見つかる可能性が高い。
  • DISM、SFCの使い方|SC2
  • 22H2の情報 | SC2
Windows 11 22H2 とイベントログ(た~くさん)

Windows 11 22H2 とイベントログ(た~くさん)

Windows 11 22H2アップデート後にたくさんのログが見つかった。 200, 201, 202, 10016, 6155, 1108, 28, ... 初見のログが多いが、お馴染みさんも出戻ってきた。心配になるのでイベントログは見ないようにしましょう。

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