
DISM/SFC
Windows 10のイベントログに沢山のエラーが記録されていたのでDISMとSFCを実行しました。
DISM、SFCは、Windows 10 に付属するシステム修復ツールです。
いずれも管理者として起動したコマンドプロンプトまたは、Windows PowerShellから利用します。
マイクロソフト日本語サイトでは、最初にDISMを実行してから次にSFCを実行するよう書かれています。
- DISM:Windows 7 以降のOSに付属しています。
- SFC:Windows Vista 以降のOSに付属しています。
実行する順序は?
DISMとSFCを実行する順序は諸説あります。私はマイクロソフト日本語サイトの情報に従い、DISM → SFCの順で実行しています。
DISM → SFC → DISM → SFC のように複数回実行するといいかもしれません。
DISMとSFCの概要
DISM | Deployment Image Servicing and Management 展開イメージのサービスと管理ツール
|
SFC | System File Checker システムファイルチェッカー
|
ヘルプを転載
Windows Power Shellから呼び出した DISM|SFC のヘルプを転載します。
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.16299.15
DISM.exe [dism_options] {Imaging_command} [<イメージング引数>]
DISM.exe {/Image:<オフライン イメージのパス> | /Online} [dism_options]
{servicing_command} [<サービス引数>]
DISM の使い方
/Online
実行中のオペレーティング システムをターゲットにします。
/Cleanup-image
?(DISMのヘルプに記載なし。)
/CheckHealth
引数を使うと、DISM ツールによって、イメージが正常、修復可能、修復不可能のどれになるのかが報告されます。イメージが修復できない場合、イメージを破棄してやり直す必要があります。イメージが修復できる場合、
/RestoreHealth
引数を使ってイメージを修復できます。
>_
| 管理者:Windows PowerShell | ー □ × |
PS C:\WINDOWS\system32> DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth 展開イメージのサービスと管理ツール バージョン: 10.0.18362.1 イメージのバージョン: 10.0.18363.815 [==========================100.0%==========================] 復元操作は正常に完了しました。 操作は正常に完了しました。 |
SFC の使い方
.exeは省略することができます。
/SCANNOW
すべての保護されたシステム ファイルの整合性をスキャンして、可能な場合には問題のあるファイルを修復します。
c:\_
| 管理者:コマンド プロンプト | ー □ × |
C:\WINDOWS\system32> SFC /scannow システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。 保留中のシステムの修復があり、完了するには再起動が必要です。Windows を 再起動して sfc を再度実行してください。 |
c:\_
| 管理者:コマンド プロンプト | ー □ × |
C:\WINDOWS\system32> SFC /scannow システム スキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。 システム スキャンの検証フェーズを開始しています。 検証 100% が完了しました。 Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。 |
DISM, SFCの順序

Microsoft Community (2016/10/07) は、SFC → DISMの順で実行するよう書かれています。
一方、
Windowsサポート (2019/06/14) は、DISM → SFCの順で実行するよう書かれています。
どちらを選択すればよいのでしょうか...?
私が考えた順序は交互に2回実行するです。
- DISM → SFC → DISM → SFC
まとめ


DISM、SFCの使い方 (Windows 10)
- マイクロソフトが年2回リリースする「機能更新プログラム」をインストールすると、システムファイルが最新のものに更新され、Windowsに加えていた設定変更のいくつかは初期化されます。
- Windows Update を実行した後にPCの調子が悪くなった時は DISM/SFC を実行するとよい。
- DISM/SFC を実行する順序は諸説あるので、交互に2回実行するとよいです。
- DISM/SFC は Windows に付属するシステムファイルチェッカーです。
- DISM | SC2
- SFC | SC2
![[Win11 22H2] アップデート後は、先ずは DISM, SFC, コンポーネントサービス](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTpyqIY01I_0y8AGQmoOn3KH57b9LIDKxW_YAugbvBspN9rSW8ivA-jv_Qe6g1Yzyt8NqYTJ9bajOpDLT_jPbuvMgDoW0MBqW0SuW5Bt2IFAaUYkVYwAbpknsV5v7GhvDj9JMCUj65pZkvNWFjdH4FAUrWbwYswlR-Jg0Ca-rUNa6v5rW3OfSiCgcOVg/w1200-h630-p-k-no-nu/wu11.png)
[Win11 22H2] アップデート後は、先ずは DISM, SFC, コンポーネントサービス
Windows 11 22H2へアップデートしたら、イベントログを修復する前に DISM, SFC を実行してシステムファイルの整合性を確認するとよい。 併せて、コンポーネントサービスの「DCOMの構成」「COM+」のエラー確認をする。 SFC実行後に破損したファイルが見つかる可能性が高い。
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