2022年10月19日現在
令和4年度のタイトル戦は、8つあるタイトルのうち、
名人、叡王、棋聖、王位、王座が終了。
竜王、王将、棋王が進行中。
藤井五冠にフォーカスを当てると、
叡王、棋聖、王位は防衛に成功、
竜王は広瀬八段と7番勝負を戦っているところ、
棋王は挑戦者決定トーナメントベスト4に勝ち上がりこれからが本番、
王将は藤井王将への挑戦権をかけてリーグ戦が進行中。。。
藤井五冠が棋王戦の挑戦者になることができれば、竜王/王将を防衛すると仮定して年度内六冠が視野に入る。
12月までに竜王戦の勝敗が決し、年明け1月から王将戦、2月から棋王戦となる。
2022-12-27時点
藤井竜王
竜王戦防衛、棋王戦は佐藤天彦九段を下しナベ棋王への挑戦権を獲得。
その他の公式戦:第30期銀河戦優勝、2022JTプロ公式戦優勝、NHK杯ベスト8。
タイトル戦の状況
※随時更新第72期ALSOK杯 王将戦
羽生九段がリーグ優勝すると、初の藤井五冠とのタイトル戦となる。羽生九段は通算タイトル獲得100期を狙っている。
[第71期王将 藤井聡太]
※随時更新
※随時更新
第48期棋王戦コナミグループ杯
2022-10-18[第47期棋王 渡辺明]
藤井聡太竜王 vs 佐藤天彦九段、
羽生九段 vs 伊藤匠五段
の組み合わせとなった。
棋王戦はトーナメント優勝しても挑戦者ではない。
敗者3人による敗者復活戦が行われ、その勝者とトーナメント優勝者が棋王の挑戦権をかけて戦う。
但し、トーナメント優勝者は1勝すれば挑戦者だが、敗者復活戦勝者は2勝しなければならない。
ラッキーパンチでは棋王に挑戦できませんよ...ということか?
藤井五冠はやってくれるであろう。
2022-11-03
聡太先生逆転負け。
投了数手前のガックシとうなだれる姿は天彦先生を勇気づけたであろう。
聡太先生逆転負け。
投了数手前のガックシとうなだれる姿は天彦先生を勇気づけたであろう。
第81期 名人戦
[第80期名人 渡辺明]タイトル戦は、4月~6月にかけて行われる名人戦から始まる。
令和4年度の第80期名人戦は、渡辺名人の3連覇で幕を閉じた。
第81期名人戦は、藤井五冠が挑戦者になる可能性がある。
名人に挑戦できるのは、順位戦A級リーグで優勝した棋士。
A級リーグの定員は10名。
リーグで総当たり戦を行い、優勝棋士は名人への挑戦権を獲得、成績不振者2名はB1へ降級するしくみである。
順位戦は、C2, C1, B2, B1, A の5リーグで構成される。
順位戦で対局すると対局料が支払われるので、棋士にとって最も重要な対局であり収入源です。所属するリーグにより対局料が変わるので、一つでも上の級に上がろうと全精力をつぎ込む。C2からフリークラスに陥落すると対局料がなくなるため大幅な収入ダウンです。
順位戦で対局すると対局料が支払われるので、棋士にとって最も重要な対局であり収入源です。所属するリーグにより対局料が変わるので、一つでも上の級に上がろうと全精力をつぎ込む。C2からフリークラスに陥落すると対局料がなくなるため大幅な収入ダウンです。
最も難関なのは名人
奨励会からプロ棋士四段に昇級すると、新年度から順位戦C2クラスに編入されプロ棋士人生がスタートする。順位戦は飛び級がないので、毎年ベスト2または3の成績を残して一つずつランクを上げていく。
A級にのぼり詰めて、かつ、その中で1位の成績を収めた棋士だけに名人への挑戦権が与えられる。
従って、名人挑戦まで最短で5年かかる。
名人は最も獲得が難しいタイトルです。
藤井五冠はA級リーグで戦っている最中だが、記事作成時点で3勝1敗。
第2戦の管井八段に土をつけられた。
来年3月までにあと5局戦うので、もう一つ負けると名人挑戦は厳しいかもしれない。
A級は同じ勝敗の棋士が複数出た場合はプレーオフになるので、序列が低い棋士でも実力で挑戦権を獲得することができる。
一方、B1以下のリーグは同じ成績の棋士が出ると序列により頭ハネされる。
第77期順位戦C級1組を例にとると、9勝1敗の棋士が4名。
藤井聡太、近藤誠也、杉本昌隆、船江恒平。
藤井七段(当時)はC2から昇級した初年度のため序列が低かったため、頭ハネをくらいB2昇級を逃した。(名人ロードが一年遅れた、代わりに杉本師匠が昇級した。)
藤井五冠が名人挑戦者となれば、史上最年少名人の記録がかかるタイトル戦となる。(誕生日:2002年7月19日)
史上最年少名人の記録を持つのは、谷川浩司十七世名人(現役で襲名した)の21歳2か月。
賞金額推定値を改訂。第48期 棋王戦。 コナミホールディングスが特別協賛社に、大塚製薬株式会社が協賛社に決定。
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タイトル保持棋士の呼称
藤井竜王はなぜ「竜王」なのか?藤井五冠は、竜王、王位、叡王、王将、棋聖を獲得していますが、メディアでは「藤井竜王」と書かれます。
5つのタイトルを所持しているのに、何故に竜王だけをフィーチャーするのか?
.......
タイトル戦には序列があり、竜王/名人、は同格とされていますが、日本将棋連盟は賞金額により竜王を序列1位にしている。
従って複数のタイトルを獲得している棋士は、序列の高いタイトルを呼称することが多い。
藤井五冠、または、藤井竜王。
例外としては、タイトル戦の主催者が記事を書く時は、産経新聞なら藤井棋聖と表記することがあります。
[タイトル戦の主催者(序列順)]
- 竜王:読売新聞
- 名人:朝日新聞、毎日新聞
- 王位:新聞三社連合
北海道新聞、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、徳島新聞社、西日本新聞 - 王座:日経新聞
- 棋王:共同通信
- 叡王:不二家
- 王将:スポニチ、毎日新聞
- 棋聖:産経新聞
金があればなんでもできる...
読売新聞は、竜王を金の力で序列1位にした。日本将棋連盟は、最も歴史のある名人の権威を保つため同格としたが、序列としては1位が竜王、2位が名人。
格は同じだが、序列は違う...
苦しいぞ、日本将棋連盟。
とはいえ、竜王は、アマチュア、女流も挑戦できるオープンなタイトル戦です。
優勝すると4,400万円、準優勝でも1,650万円。
対局ごとに対局料も入ってくる。
竜王戦ドリームって言われてます。
準優勝の1,650万円は、王位の賞金より多いと思われる。(竜王以外は賞金額が公表されてないが、王位の推定賞金額1,200万円。)
6組所属棋士が優勝する姿を見てみたい。
まとめ
[令和4年度、藤井五冠のタイトル戦]
- 藤井五冠は、叡王、棋聖、王位を防衛した。
- 竜王戦は広瀬八段と対戦している最中だが、初戦を落とした。第2局は10月21,22に行われる。
- 王将戦は挑戦者決定リーグが行われているところ。羽生九段が通算100期のタイトルを狙って3連勝中。
- 棋王戦はベスト4が出そろった。藤井五冠も勝ち上がっている。
藤井聡太竜王 vs 佐藤天彦九段、羽生九段 vs 伊藤匠五段 - 藤井五冠は所持するタイトルを全て防衛して、棋王の挑戦者になると六冠が見えてくる。
- そして、A級順位戦で優勝すると来期の名人挑戦者となり、史上最年少名人が見えてくる。
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