2022年02月06日 jiji.com (Internet Archive)
農林水産省の調査によると、昨年10~12月に全国のスーパーなどで販売されたアサリの8割が熊本産として売られたと推定。同省は、このうちのほとんどで「外国産アサリが混入している可能性が高い」と判定した。このニュースの第一印象は、やっちまったなー熊本県。
記事をよーく読むと、
悪徳業者が熊本ブランドを使ってアサリを流通させているケースの中で、
熊本の業者が一部関与していたようです。
アサリのDNAを調べてウソを暴いたのは農水省。
いい仕事してますねー。
知ってた情報
アサリの産地については特殊なルールがあることを知ってたので元々信用してませんでしたが、97%が偽物だったとは予想をはるかに超えてきましたね。(熊本日日新聞社)[食品表示法とアサリ]
- 証明できる飼育期間が最も長い場所を産地として表示する。
- 最も飼育期間の長い産地が熊本だと言い張られると覆すのは難しい。
数年前には、アサリは北朝鮮の外貨獲得のための収入源。
という噂もありました。
今回は、中国・韓国にスポットライトが当たってますが、海は繋がってますからねー。
中国、朝鮮半島 → 山口県 → 全国へ
熊本を経由せずに「熊本産」として流通。農水省はDNA検査してました。
「熊本県産と表示されたアサリだけ「中国沿岸・韓国西岸型」の特徴が出たという。」
今回のアサリの調査では、農水省が全国の小売店で買い上げたアサリ50点を、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)がDNA分析した。
FAMICによると、国内で流通するアサリのDNAは、主に日本沿岸や韓国南岸に生息する種類と、中国沿岸や韓国西岸に生息する種類に分かれており、それぞれ塩基配列の一部が異なる。買い上げたアサリのDNAを分析した結果、熊本県産と表示されたアサリだけ「中国沿岸・韓国西岸型」の特徴が出たという。【西日本新聞me】(Internet Archive)
FAMICによると、国内で流通するアサリのDNAは、主に日本沿岸や韓国南岸に生息する種類と、中国沿岸や韓国西岸に生息する種類に分かれており、それぞれ塩基配列の一部が異なる。買い上げたアサリのDNAを分析した結果、熊本県産と表示されたアサリだけ「中国沿岸・韓国西岸型」の特徴が出たという。【西日本新聞me】(Internet Archive)
輸入アサリの8割は山口税関
[輸入アサリの流通経路]- 外国産の生鮮アサリは各地の税関を通して国内に入り、指定された保税地域内の海や浜でいったん保管される。
- 下関税関は国内の輸入アサリの約8割を扱う。
- 熊本県内に下関税関指定の保税地域がないため、外国産アサリが熊本県内を経由せず全国に出回っている模様。 (熊本県では)
- 熊本県内の業者の多くは、輸入したアサリを有明海などにまいて飼育し出荷している。
- その漁場は漁協が貸しており、大きな収入源になっている。
- 1日足らずなど短期間の飼育で出荷する偽装業者もいる。
→知らないフリしてたんですね。
まとめ
[産地偽装アサリ]- 「熊本県産アサリ」の80%が産地偽装されていた疑いが浮上する。
- 調査したのは農水省。
- DNA鑑定しているので、たぶん確定案件。
- 外国産アサリを有明海にまいて1日足らずで出荷していたケースもある。
→漁協は黙認。 - 以前から、アサリは北朝鮮の収入源との噂があったが噂ではないようです...?
:SC2
このサイトを検索 | Search this site
0 コメント