Business Insider、9to5mac、スラドなどの記事によると、
5億5300万人を超えるFacebookユーザーの電話番号と個人データが、ハッキングフォーラムのユーザーによって無料でオンライン公開されていることがわかりました。
発見したのは、セキュリティ企業Hudson Rockの共同創業者兼CTOのAlon Gal氏です。
Alon Gal氏がTwitterに添付した資料を分析したところ、107の国(または地域)のフェイスブックユーザーの情報でした。
ハッキングフォーラムに公開された情報は、2019年にフェイスブックから流出したデータだとみられています。
米国 | 32,315,282人 |
英国 | 11,522,328人 |
オーストラリア | 7,320,478人 |
インド | 6,162,450人 |
中国 | 670,334人 |
日本 | 428,625人 |
[閲覧可能になっている情報]
- Facebook ID
- アカウント作成日時
- 電話番号
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- メールアドレス
- 経歴
- 交際ステータス
- ザッカーバーグCEOの電話番号
- 共同創業者Chris HughesとDustin Moskovitzのデータ
- ...など
上位20か国
※Alon Gal氏がTweetした情報を元に集計Country | Persons | |
Egypt | 44,823,547 | |
Tunisia | 39,526,412 | |
Italy | 35,677,323 | |
USA | 32,315,282 | |
Saudi Arabia | 28,804,686 | |
France | 19,848,559 | |
Turkey | 19,638,821 | |
Morocco | 18,939,198 | |
Colombia | 17,957,908 | |
Iraq | 17,116,398 | |
Africa | 14,323,766 | |
Mexico | 13,330,561 | |
Malaysia | 11,675,894 | |
United Kingdom | 11,522,328 | |
Algeria | 11,505,898 | |
Spain | 10,894,206 | |
Russia | 9,996,405 | |
Sudan | 9,464,772 | |
Nigeria | 9,000,131 | |
Peru | 8,075,317 |
Alon Gal氏のTweet
Full list of affected users by country pic.twitter.com/Wrrzd0WyxE
— Alon Gal (Under the Breach) (@UnderTheBreach) January 14, 2021
まとめ
- 2019年にフェイスブックから大規模な情報流出が起きたことが発覚した。
- 2021年4月4日、そのアカウント情報がハッカーフォーラムに無料で公開されていることが報告された。
- 発見したのは、セキュリティ企業Hudson Rockの共同創業者兼CTOのAlon Gal氏。
- 米国や日本など107カ国、533,871,588人のFacebookの電話番号やメールアドレスなどのデータが閲覧可能になっている。
- ソーシャルエンジニアリングや詐欺、ハッキング行為などに悪用される可能性がある。
米メディアによると、フェイスブックの広報担当者は一部の報道機関に電子メールでコメントを送付。これらの個人情報は「19年に(流出が)報告された古いデータだ」と説明した。当時も5億件を超える個人情報が閲覧できる状態になり、同社が削除などの措置を講じたが、ハッカーが再び拡散を図ったとみられる。ただ、同社は日本時間4日午後9時時点でネット上に被害者向けの公式なコメントを発表していない。
日本経済新聞
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