[EventId 46] 0x80070005とWindows Timeの関係(W32Time再登録)

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NTP: Network Time Protocol|時刻同期プロトコル

Windows Time(タイムサービス)を再登録する方法を見つけたのでメモしています。

タイムサービスを再登録する必要が出てくるのは次の場面です。

  1. イベントログに [Event ID 46] が記録されている
  2. かつ、エラーコード0x80070005が記録されている
  3. Windows Timeが正しく動作していない(気がする?)
  4. PCの内部時計に1分以上の誤差が出ている

Windows Time
ネットワーク上のクライアントとサーバーの日時の同期を維持します。このサービスを停止すると、日時の同期は行われなくなります。このサービスを無効にすると、このサービスに依存しているサービスは起動できなくなります。


イベントログ

Windows Timeが関係するイベントログは次のようなものです。

イベントログ
メッセージThe Time service encountered and was forced to shut down. The error was 0x80070005: Access is denied.

(意訳)「Timeサービスは強制的にシャットダウンされました。エラーコード0x80070005:アクセスが拒否されました。」
ログの名前System
ソースTime-Service
イベントID46
レベルError
ユーザーLOCAL SERVICE
オペコードInfo

Windows Timeを再登録する方法

Windows Timeサービスは、Windowsサービスコンソール(Windowsサービス)または、コマンドプロンプトから停止することができます。

再登録する前に、sfcとdismを実行してファイルの整合性を確認しておくと安心です。

[手順]
  1. コマンドプロンプト(管理者)を起動する
  2. Windows Timeサービスを停止する
    > sc stop w32time

    Timeサービスが実行されていない時は次のメッセージが表示される。
    [SC] ControlService FAILED 1062:そのサービスを開始できませんでした。
  3. Windows Timeサービスの登録を解除する
    どれかを実行する
    1. > w32tm /unregister
    2. > sc delete w32time
    3. > regsvr32 /u w32time.dll
  4. PCを再起動する
  5. ※念のため
    > sfc /scannow
    > DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
  6. コマンドプロンプト(管理者)を起動する
  7. タイムサービス(w32time)を登録する
    > w32tm /register
  8. 終了

[オプション]
  1. タイムサービスのステータスを照会するコマンド
    > sc query w32time
  2. NTPサーバを登録するコマンド
    > pushd %SystemRoot%\system32
    > w32tm /config /update /manualpeerlist:”ntp.nict.jp,0x9 ntp.jst.mfeed.ad.jp,0x9" /syncfromflags:MANUAL /reliable:yes
    > w32tm /resync
    > popd
  3. 時刻合わせの間隔を変更する方法
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\TimeProviders\NtpClient\SpecialPollInterval

    3600から900(秒)に置き換えて 、サーバーが1時間ではなく15分間隔でポーリングするように設定します。

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まとめ

Windows Timeサービスの調子が悪い時は再登録することができます。

[手順]
  1. コマンドプロンプト(管理者)を起動
  2. > sc delete w32time
  3. > shutdown /r /t 0 (PC再起動)
  4. w32tm /register
  5. SpecialPollIntervalを変更する(オプション)
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