[Code: C0000374] Windows 20H2へアップグレードできない?(解決済)

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ComputerBug
2020年1月7日にこの問題は終息しました。(Windowsサポート)

2020年11月7日にアップされたWindowsサポート情報によると、Windows 10 v20H2へアップデートした環境で致命的な不具合が発生しています。

具体的には、

エラーコード:C0000374とともに、LSASS.EXEエラーが発生する可能性があります。

LSASSは「Local Security Authority Subsystem Service」の頭文字を取ったもので、Windowsのセキュリティ、ドメインの認証および Active Directory サービスのプロセスを管理するためのインターフェイスを提供します。

ユーザーアカウントの管理やログオン認証を管理するプログラムで、次の環境で不具合が発生する可能性があります。

  • local built-in accounts have been renamed

つまり、

Administrator、Guestなどのビルトインアカウントの名前を変更している環境でLSASSエラーが発生する可能性があります。


緩和策

記述時点では、この不具合に対応する更新プログラムはリリースされていません。

マイクロソフトが推奨する緩和策は、回復オプションを利用して一つ前のバージョンに戻すことです。

スタート:右クリック > 設定 >更新とセキュリティ > 回復:「前のバージョンのWindows 10に戻す」

previous version of Windows

ロールバックできない時は?

「前のバージョンのWindows 10に戻す」機能の猶予期間は10日です。(ロールバックの既定値)

従って、20H2へアップデートした時は、今回のような不具合に備えてロールバック期間を最大値60日に変更しておくといいかもしれません。

Windows 10のロールバック期間を60日に変更する方法(最大値)

LCU: Latest cumulative update|累積的な更新プログラム Windows 10 v20H2をインストールしたPCで、システム証明書およびユーザー証明書が削除される不具合が発生しています。 2020年9月16日にリリースされたKB457706...

まとめ

[LSASS.EXEの不具合が発生する可能性のある環境]
  • Windows 10 v20H2へアップデート済み
  • ビルトインアカウントの名前を既定値から変更している

Microsoftは今回の問題の対策として、LSASS.EXEエラーが発生する環境に対して20H1(v2004), 20H2の配信を止めています。

以下のメッセージが表示されたら、更新プログラムがリリースされるまでアップデートは諦めましょう。

"This PC can't be upgraded to Windows 10. Your PC settings aren't supported yet on this version of Windows 10. Windows Update will automatically offer you this version of Windows 10 when these settings are supported."

Google翻訳

「このPCをWindows10にアップグレードすることはできません。このバージョンのWindows10では、PCの設定はまだサポートされていません。これらの設定がサポートされている場合、WindowsUpdateはこのバージョンのWindows10を自動的に提供します。」

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