PC起動時にWi-Fi接続が不安定になる時は...?

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Wi-Fi

ノートPCの電源を入れた直後限定で、Wi-Fiアクセスポイントの「自動的に接続」が機能しなくなりました。

PCを再起動すると自動接続できますが、PCをシャットダウンして電源ボタンによりPCを起動すると自動接続できません。

Windows 7からWindows 10へアップグレードしたチョット古めのPCで問題が発生しています。

まとめると次の通りです。

PCWi-Fi
起動(電源ON)NG(自動接続できない)
再起動OK(自動接続できる)
シャットダウン→電源ONNG(自動接続できない)

Wi-Fiの状態は、通知領域のネットワークアイコンをクリックすると確認することができます。

以下の画像のように「自動的に接続」にチェックが入っていますが、実際はWi-Fi接続していません。

自動的に接続:ON

さて、本題。

原因を特定することができました。

Windows 10に追加された電源オプション「高速スタートアップ」が犯人でした。

高速スタートアップを無効化する方法を紹介します。


高速スタートアップが原因だった!

Microsoft Docsによると、高速スタートアップを有効にしたPCをシャットダウンすると、「休止状態」で電源OFFになります。

PCのWi-Fiアダプターが休止状態に対応していない場合、今回のようにWi-Fiが不安定になります。

この症状は、古めのネットワークカードを搭載したPCで発生します。

高速スタートアップを無効にすれば問題は解決します。

電源オプションの「再起動」は高速スタートアップを無視するので、今回の症状は起きません。

高速スタートアップを無効化する方法

[手順概要]
  1. 電源オプションを開く
  2. 「電源ボタンの動作の選択」をクリック
  3. 「現在利用可能でない設定を変更します」をクリック
  4. 「高速スタートアップを有効にする (推奨) 」のチェックを外す
  5. 終了

1. 電源オプションを開く
タスクバー > 電源アイコンを右クリック > 電源オプション

タスクバー>電源オプション
2. 電源ボタンの動作の選択
電源オプション > 電源ボタンの動作の選択または、カバーを閉じたときの動作の選択

電源オプション
3. 現在利用可能でない設定を変更します
”☑高速スタートアップを有効にする (推奨)” はグレーアウトされています。

設定変更する時は ”現在利用可能でない設定を変更します” をクリックします。

電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化
4. チェックを外す
  1. 高速スタートアップを有効にする (推奨) のチェックを外す
  2. 変更の保存をクリックする

Battery
5. 手順終了
PCシャットダウン→電源ボタンON。

Wi-Fiアクセスポイントに自動接続できているはずです。

Windows 10の電源オプション

  • スリープ
  • 休止状態
    ※「休止状態」は休止状態を有効にしているPCに表示されます。
  • シャットダウン
  • 再起動

poweroption

高速スタートアップがONになっている時は、「休止状態」で電源OFFになります。

Shiftを押したまま「シャットダウン」を選択すると、高速スタートアップをスルーして電源OFFすることができます。

「再起動」は、高速スタートアップを無視してPCを再起動します。

Windows 10 の高速スタートアップ機能は、該当する場合は既定で有効になっています。 高速スタートアップは、コンピューターをシャットダウンした後、コンピューターの起動を迅速にするために設計されています。 コンピューターをシャットダウンすると、コンピューターは実際には完全シャットダウンではなく休止状態に入ります。

まとめ

Wi-Fi自動接続ができない時は、電源オプションを開いて高速スタートアップを無効にしましょう。

[原因]
  1. 高速スタートアップのシャットダウン処理は「休止状態」
  2. Wi-Fiアダプターが休止状態に対応していない(仕様を確認する)
  3. チョット古めのPC...

検証:Windows 10 Pro November 2019 Update, v1909.18363.535
SC2
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