カザフスタンISPのルート証明書はメジャーブラウザからブロックされている

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大手3大ブラウザはカザフスタン共和国(カザフスタン)のISPがインストールしようと試みるルート証明書をブロックしていることがわかりました。

カザフスタンについてはあとがきを参照していただくとして、カザフスタン共和国とはザックリ言うとミニロシアをイメージすればいいのではないかと思います。

従って、直接民主制で大統領が選出されますが、その権力は強大で恣意的にコントロールできるように憲法改正されています。(プーチン体制とそっくり)

Windows Centralのブログによると、大手3大ブラウザメーカーはカザフスタン共和国のISPがインストールしようと試みるルート証明書をブロックしていることを明らかにしました。

カザフスタンISPが発行するルート証明書をブロックしているブラウザ
  • Mozilla Firefox
  • Google Chrome
  • Apple Safari

Microsoftはこの件についてコメントしていないので、 Edgeがスパイルート証明書をどのように処理しているのかは明らかになっていません。


カザフスタン

カザフスタン

カザフスタンは中央アジアにある旧ソ連の国で、西側のカスピ海から、東側の中国、ロシアとの国境付近のアルタイ山脈まで延びています。
Google マップ

スパイルート証明書

Windows Centralによると、カザフスタン国内のISPユーザーは、次の機能を持つスパイルート証明書のインストールを強制されているそうです。
  • 政府がHTTPS暗号化を解除できるようにする
  • 閲覧したWebページを監視する
  • やり取りされる情報を監視する

例えば日本からカザフスタンISP配下にあるWebサーバーへアクセスした時はどうなるのでしょうか?

Chromeユーザーであればスパイルート証明書のインストールはブロックされているはずですが、Microsoft Edgeユーザーだとどうなるか分かりませんね。

MicrosoftがEdgeに同様のブロック機能を実装したか否かは明らかになっていないので、カザフスタンを経由するサイトの閲覧はChromeなどのブラウザを利用したほうがよさそうです。

カザフスタン2

ロシア租借地

ロシア租借地

政令指定地区バイコヌールは、ロシア連邦がカザフスタンより年間1億1,500万USドルの契約で町全体を租借し、事実上の行政区として扱っている。

このためバイコヌールの行政権はロシアが握っており、たとえば市長は、ロシア大統領が推薦し、カザフスタン大統領が承認することで任命される。また、ロシアの法律が適用され、通貨もカザフスタンのテンゲではなくロシアのルーブルが流通している。この租借契約は1994年に合意され、2050年まで続く見込みである。
カザフスタン - Wikipedia

あとがき

カザフスタンは大統領の任期延長、年齢制限の撤廃などを実行しています。
出典:Wikipedia

ソビエト連邦の構成国だったカザフ・ソビエト社会主義共和国共産党第一書記・同共和国大統領(それぞれ1989年、1991年に就任)からそのまま1991年12月にカザフスタン共和国大統領に就任したヌルスルタン・ナザルバエフが、独立以来2019年まで一貫して大統領の地位にあり、強力なリーダーシップを発揮した。

1995年4月に大統領の任期を延長し、2000年12月までとしたが、同年8月には新憲法草案が国民投票にかけられ、圧倒的賛成で可決された[15]。この1995年憲法はカザフスタンを大統領制国家であると規定し、大統領に大幅な権限を与えた。そして、最高会議を廃止して二院制議会を新設し、1995年12月に議会選挙を実施したが、反対派はほとんどボイコットした。

1998年10月に憲法改正が行われたが、大統領の任期は5年から7年に延長され、65歳までとされていた候補者の年齢制限が撤廃された。2007年には議会がナザルバエフを終身大統領とする議決を行うが、本人はこれを拒否した。

2019年3月19日、ナザルバエフは電撃辞任を表明し、翌20日に正式に退いた。

検証:Windows 10 Pro May 2019 Update, v1903.18362.295
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