Windows 10へアップグレードしたVAIOのMS-IMEの調子が悪いです。
具体的には、
MS-IMEをローマ字入力モードで使用すると、最初の1文字目が勝手に確定されます。
例えば、
「と」と入力する時はローマ字では「to」と打鍵しますが、当方のVAIOは毎回ではありませんが「tお」と文字入力されることがあります。
この現象が多発すると、不本意に確定された文字までカーソルを戻さなければならず文字入力のリズムが狂います。
私はキーボード入力の訓練を受けているので、ブラインドタッチが早いため今回の不具合はブログを書くときのストレスになっています。
マイクロソフトコミュニティなどの情報を頼りに色んな方法を試しましたが、これといった決定打に巡り合うことはできなかった。
さて、本題。
偶然にも「最初の1文字目が確定される問題」を抑制する方法を見つけました。たぶん...、
当方の Windows 環境に特化した方法だと思われますが、同じ症状に悩んでいる方がたくさんいらっしゃるようなので具体例を紹介します。
参考になれば幸いです。
MS-IMEの予測入力を変更する
MS-IME詳細設定画面[予測入力] → [システム辞書のデータを使用する: チェックを外す] を実行するとよい。
完全ではない...。
MS-IMEの詳細設定画面の「予測入力タブ」を表示する
- タスクバーの「あ」または「A」と表示されているところにマウスカーソルを置く
- 右クリック > プロパティ
- 詳細設定(A)をクリックする
- 予測入力タブを選択してから次の☑ を外します。
「□システム辞書のデータを使用する」
- 手順終了
完全ではない
前項の手順により、勝手に確定現象は劇的に緩和されます。但し、忘れた頃に現れるので完全ではない。
予測入力をオフにすると効果がパワーアップしそうだが、当方、予測入力ヘビーユーザーのため無効にはできない。
パッチ?
追記: 2019/01/11環境: Windows 10 v1809(OSビルド 17763.195)
MS公式で修正パッチがリリースされていたので調査した。
修正パッチ: KB4340917、OS ビルド 17134.191
インストール履歴にKB4340917はなかったが、当方のOSビルドは 17763.195 のため修正パッチ以降にリリースされた更新プログラムがインストールされた状態。
KBxxx.... は累積的な更新プログラムのため、OSビルドが新しければそれ以前にリリースされた修正パッチは適用されている。
勝手に確定はほとんど発生しないようになったけど、サクラエディタ使用中にたまに発生する。
KB4340917
2018 年 7 月 25 日 — KB4340917 (OS ビルド 17134.191)「Microsoft Outlook などのアプリケーションで、日本語入力中に文字列が意図せず確定される IME の問題を修正します。」
support.microsoft.com
まとめ
[MS-IME 最初の1文字目が確定される問題]
- 予測入力設定画面から「システム辞書」のチェックを外すと改善する可能性。
- 予測入力を使用しなければさらに改善するかもね。
- 日本語など2バイト文字のバグはMSは軽く扱っている予感です。
- MS-IME の情報 | SC2
[検証時の環境]
- 日本語入力システムはMS-IMEを利用している。
- ローマ字入力を使用している。
- 最初の1文字(アルファベット)が確定される事象が発生している。
- 予測入力がONになっている。
検証:Windows 10 Pro April 2018 Update, v1803
:SC2
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