JPEG: | Joint Photographic Experts Group |
PNG: | Portable Network Graphics |
GPS: | Global Positioning System, Global Positioning Satellite、 全地球測位システム |
SNSなどに写真をアップする時は、個人情報の特定に繋がる Exifデータを削除しましょう。
PNG(拡張子 .PNG)はExifフォーマットに対応していないので、不特定多数の人に公開する用途に向いています。
Exifに対応しているファイル形式は以下の通りです。
- JPEG
- TIFF
- JPEG XR (HD Photo)
Exif
スマートフォンで撮影した写真は、JPEG(拡張子 JPG|JPEG)ファイルとしてローカルドライブに保存されます。JPEGは画像データに加えて、撮影日時、GPSなどの付加情報(メタデータ)を記録できる仕様です。
従って、
撮影した写真をそのままSNSやブログにアップロードすると、GPS(位置情報)などの個人情報を拡散していることになります。
Exifは日本の富士フイルムが開発、日本電子工業振興協会 (JEIDA)で規格化されましたが、デジタルカメラの製造メーカーが日本に集中していることから、現在ではデファクトスタンダードとして全世界のあらゆるデバイスで使用されています。
GPS
Exif データの中でも真っ先に削除しておきたいのはGPSデータです。GPSは、米国国防総省が運営する24個の衛星を利用して現在地を測定するしくみです。
カーナビやスマホなどが受信するGPSデータは、米国が意図的に精度を落としたものを利用しているので100m程度の誤差が発生します。
精度を上げるためにWi-Fi, 地上のGPS基地局などの情報を利用してデータ補正しているので、誤差の少ない位置データが利用できるようになっています。
米国が衛星の使用をとめたなら、全世界のGPS機能はマヒします。
写真を匿名化
匿名性を確保するにはGPSデータを削除しましょう。撮影日時とGPSデータがあれば、いつどこで撮影された写真なのかを特定することができます。
自宅や(エッチな)ホテルなどで撮影した写真をそのままアップロードすると、いつどこで撮影された写真なのかを特定されます。
画像ビューアーIrfanViewは、GPSデータを解析してGoogleマップに表示する機能を持っています。反対に、画像を保存する時にExif データを削除するオプションが用意されています。
IrfanView > 画像 > 画像の情報(I)
あとがき
Exifに格納されているデータは次の通りです。- 撮影日時
- 撮影機器のメーカー名(製造・販売元)
- 撮影機器のモデル名(カメラ付き携帯電話・スマートフォンの機種名など)
- 画像全体の解像度
- 水平・垂直方向の単位あたり解像度
- 撮影方向
- シャッター速度
- 絞り(F値)
- ISO感度
- 測光モード
- フラッシュの有無
- 露光補正ステップ値
- 焦点距離
- 色空間(カラースペース)
- GPS情報 - GPS付きカメラの場合、緯度・経度・標高など。
- サムネイル(160×120画素)
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