Windows Defender は、Windows 10 に付属する無料のセキュリティソフトウェアです。ウイルス、スパイウェア、およびマルウェアから保護することができます。
マルウェアとは、悪意のあるソフトウェアのことを指します。
各種ベンチマークテストの結果を見てみると Windows Defender はそこそこの位置につけており、特定の指標ではいわゆる大手3社のセキュリティソフトウェアより高スコアをたたき出しているものもあります。
[大手3社]
- TrendMicro
- Symantec
- McAfee
「開始する」
Windows 10 April 2018 にアップデートしたタイミングで、Windows Defenderセキュリティセンターのデバイスセキュリティに「!」がついているのを見つけました。[選択肢]
- 開始するを選択する
- 無視を選択する
無視を選択するとこの記事はここで終わるので、「開始する」を選択したらどうなるかを検証しました。
デバイスセキュリティをリセットする
デバイスセキュリティに表示されたメッセージは次の通りです。メッセージを読む限り、「開始する」を実行するとセキュリティプロセッサがリセットされるようです。
文字起こし
デバイスセキュリティ機能に関する問題を解決するには、セキュリティプロセッサをリセットします。
1. デバイスセキュリティを開始する
Windows Defender セキュリティセンター > デバイスセキュリティ > 開始する
「開始する」を選択すると、セキュリティ プロセッサのリセット (TPM のクリア)画面が表示されます。
TPM:Trusted Platform Module
注意書きで引っかかるのは Windows Hello のフレーズですが、イベントログにはWindows Helloが動作していない旨のエラーが記録されていたので、「開始する」を選択しても悪影響は出ないだろうと判断しました。
文字起こし
セキュリティ プロセッサのリセット (TPM のクリア)これを実行した時の動作
- 開始する前にバックアップを確認します。そうしないと、データが失われる可能性があります。
- 以下の [クリアして再起動] を選択します。
- デバイスが再起動されます。
- クリア操作を完了するためのプロンプトが表示されたら、確認して続行します。
- 使用している場合は、Windows Hello または PIN をセットアップするように求められる場合があります。
2. クリアして再起動
以下の動作になります。※UAC(ユーザーアカウント制御)
- クリアして再起動を選択
- UACが起動するので「はい」を選択
- PCが再起動する
3. Windows Defender セキュリティセンターを再度確認する
当方のVAIOでは、再起動後も変化がありませんでした。Windows Helloが動作していないので当然の結果ですね。
4. 無視を選択
「!」マークが表示されているのは気になるので、「無視」を選択して処理を終わりました。
5. 結論
古いPCは「無視」を選択しましょう。...??????
ロシアのハッカー
Windows Defender はよくできたセキュリティソリューションだと思います。2019年5月9日、大手3社 (TrendMicro、Symantec、McAfee) はロシアのハッカー集団からサイバー攻撃を受けて製品ソースコードや機密情報などの流出が起きていたと米セキュリティ企業の Advanced Intelligence が発表しましたが、トレンドマイクロはその事実を認めています。
大手3社のセキュリティソフトのユーザーはお気を付けください。
あとがき
Windows Defender は、Windows 8 以降の Windows に付属している Microsoft 純正のセキュリティソリューションです。Windows 7 ユーザーには同じコンセプトを持つ Microsoft Security Essentials が無償で提供されています。Windows Defender の保護の領域は次の通りです。
- ウイルスと脅威の防止
- アカウントの保護
- ファイアウォールとネットワーク保護
- アプリとブラウザーの制御
- デバイスセキュリティ
- デバイスのパフォーマンスと正常性
- ファミリーオプション
External link
検証:Windows 10 Pro April 2018, v1803.17134.165
VAIO VGN-G3
VAIO VGN-G3
:SC2
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