Amazon Fire TV StickはAmazon.comが販売するWi-Fi専用のセットトップボックスです。有線LANに対応した製品はAmazon Fire TVの名称で販売されています。
Amazon Fire TV Stick(2015発売バージョン)を使用していますが、5GHz帯のWi-Fi アクセスポイントに接続していると何かの拍子でリンクが切断されアクセスポイントが検出できなくなります。
2.5GHz帯のアクセスポイント (2.5GHz-AP) に切り替えるとリンクは回復します。
2.5GHz帯は電子レンジと競合する周波数帯なので、食事時などに電子レンジを使用するとリンクが切れます。
2.5GHz-APのリンク切れは理由が分かっているので、電子レンジが止まるのを待てばいいですが、5GHz-APは理由が分からないので困ります。
Fire TV Stickは問題なし
リンク切れの原因を特定することができました。原因はルーターにあるため、Fire TV Stick は問題ありません。
Amazon.co.jpのスペックを見る限り、Fire TV Stick 4Kはリンク切れは起こりません。(たぶん)
新旧 Fire TV Stick の仕様
Newバージョンは 802.11ac対応になりました。Newバージョン | 2015発売バージョン |
デュアルバンド | デュアルバンド |
デュアルアンテナWi-Fi (MIMO) | デュアルアンテナWi-Fi (MIMO) |
802.11a/b/g/n/ac 対応 | 802.11a/b/g/n 対応 |
5GHz帯はW52の36, 40, 44, 48の4チャネルにのみ対応 | 5GHz帯はW52の36, 40, 44, 48の4チャネルにのみ対応 |
参考:Fire TV Stick 4Kは5GHz帯のチャネル制限がありません。(W52, W53, W56に対応)
原因と対策
Fire TV Stickは5GHz帯のW52チャネルのみ対応しています。当方のルーターの5GHz(IEEE802.11ac/n/a)は、W52 / W53 / W56 チャネルを使用することができます。
そして、全て使用する設定になっていました。
何かのタイミングでルーターがW53 / W56チャネルに切り替わった時に、Fire TV Stickとのリンクが切れていました。
ルーターのチャネル範囲をW52のみに限定すれば問題は解決します。
ひかり電話ルーターPR-500KIの設定例
無線LAN設定 > IEEE802.11ac/n/a設定(5GHz)
PR-500KI
使用チャネル範囲: W52 のみチェックを入れる資料
前項に掲載したスナップショットは、使用チャネル範囲をW52に限定、使用チャネルを [自動設定] にしています。自動設定に使用されるチャネルは [36,40,44,48] チャネルです。
スナップショットは次の通りです。
まとめ
Fire TV Stickユーザーは、ルーターの5GHz-APの使用チャネル範囲を [W52] に限定しましょう。Fire TV Stick 4Kユーザーは何もする必要はありません。
この記事を書いている時点で、Fire TV StickとFire TV Stick 4Kは入荷未定です。
出張などでホテルに宿泊する時にFire TV Stickを持参すれば、NetFlix, YouTube, Abema TV, Hulu, TVerなどが自分のアカウント環境で視聴できるのでとても重宝します。
検証:Fire TV Stick(2015年モデル)
PR-500KI(ひかり電話対応ルーター)
PR-500KI(ひかり電話対応ルーター)
:SC2
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