

Wi-Fi接続できない
Pixel Community(英語)で、Wi-Fi接続に関する問題が報告されているので紹介します。
Pixel 8の利用者からの投稿によれば、外出から帰宅した際にWi-Fi接続を試みると、「保存しました/パスワードを確認して再試行してください」というメッセージが表示され、Wi-Fiが利用できないということです。
デバイスを再起動すると問題が解消されることがありますが、必ずしも毎回ではないようです。また、投稿者はパスワードを変更しておらず、Pixel 6やラップトップではWi-Fi接続ができるため、Pixel 8の問題ではないかと疑っています。
未解決?
いくつかの改善策が提案されており、それにより改善したデバイスとそうでないデバイスがあるようです。例えば、「Wi-Fiスキャンスロットリング」を無効にすることで改善したとの報告もありました。
Wi-Fiスキャンスロットリングと接続の自動調整

Wi-Fi接続時に「保存しました/パスワードを確認して再試行してください」のメッセージが表示される場合、次の2つの設定を変更することで改善される可能性があります。
ただし、効果がないと報告されている例もあるため、デバイスやルーター環境により個体差があると考えられます。
- Wi-Fiスキャンスロットリング(開発者向けオプション)
Wi-Fi scan throttling
- 接続の自動調整
Adaptive Connectivity
Wi-Fiスキャンスロットリング

「Wi-Fiスキャンスロットリング」は、Android 開発者向けオプションの機能の一つです。デフォルトでONになっています。
この機能は、システムに負荷がかかった場合に意図的に性能を低下させたり要求を拒否したりする機能のため、Wi-Fi接続に影響が出る可能性があります。
- 開発者向けオプションを有効にする
- ネットワーク項目の「Wi-Fiスキャンスロットリング」をタップしてOFFにする
- 以上
開発者向けオプション
接続の自動調整

「Wi-Fiスキャンスロットリング:OFF」で改善しない時は、「接続の自動調整」をOFFにすると改善するかもしれません。
- Android > 設定 > ネットワークとインターネット
- 「接続の自動調整」をタップしてOFFにする
- 以上
スロットリングとは?

スロットリングについて調べたのでメモしておきます。
スロットリング(throttling)は、システムの過負荷や特定利用者による資源の独占を回避するため、一定の制限値を超えた場合に意図的に性能を低下させたり、要求を一時的に拒否したりする制御のこと。
Throttling | 説明 |
ネットワークスロットリング | インターネットの速度を意図的に低下させること。 |
CPUスロットリング | CPUの使用率を制限すること。 |
メモリスロットリング | メモリの使用量を制限すること。 |
データスロットリング | データの転送速度を制限すること。 |
APIスロットリング | APIへのリクエスト数を制限すること。 |
throttlingのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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まとめ


- 外出から帰宅した際にWi-Fi接続を試みると、「保存しました/パスワードを確認して再試行してください」というメッセージが表示される。
- デバイスを再起動すると問題が解消されることがあるが、必ずしも毎回ではない。
- パスワードは変更しておらず、Pixel 6やラップトップではWi-Fi接続ができるため、Pixel 8の問題ではないかと疑われている。
- いくつかの改善策が提案されているが、効果は様々。
- Pixel | SC2

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