Ghostscript
「Ghostscript」とは、PostScript、PDFという言語で書かれたドキュメントを解釈するソフトウェアのことです。この言語は、画像処理ソフトやプリンターなどのデバイスに描画指示を送るために使用されます。
Ghostscriptは、このようなドキュメントを表示、編集、印刷などの目的で利用できます。さらに、Adobe Systemsが開発したPDFというファイル形式を扱うことも可能です。
その他にもラスターフォーマットへのレンダリングやベクター出力デバイスによる高度な変換機能も備えています。
Ghostscriptは30年以上にわたって開発され、さまざまなシステムに移植されています。
GhostscriptはGNU GPL AfferoライセンスまたはArtifex Software, Inc.から商用利用のライセンスを取得することで利用できます。
ユーザーは、Ghostscriptが他のソフトウェアから呼び出されて動作することが多く、直接操作することはほとんどありません。
ラスターフォーマット、ベクター出力デバイス
Ghostscriptは、PostScriptやPDFといった言語で記述された文書を処理するためのソフトウェアですが、その他にもラスターフォーマットへのレンダリングやベクター出力デバイスによる高度な変換機能も備えています。
ラスターフォーマットへのレンダリングとは、PostScriptやPDFといったベクター形式の画像を、ビットマップ形式の画像に変換することです。これにより、ディスプレイやプリンターなど、ラスターフォーマットの画像を扱うデバイスで、ベクター形式の画像を表示や印刷することができます。
ベクター出力デバイスによる高度な変換機能とは、Ghostscriptがサポートする様々なベクター形式のファイルを、他のベクター形式のファイルに変換することができる機能です。例えば、EPSファイルをPDFファイルに変換することができます。これにより、異なるアプリケーションで作成されたファイルを、必要な形式に変換することができます。
ベクター形式の画像は、直線や曲線、ポリゴンなどの幾何学的な形状やパスに基づいて、画像を構築する方式です。ベクター形式の画像は、データ上で形状を定義するため、解像度に依存しません。
つまり、拡大縮小しても画像の品質が劣化することがなく、常に鮮明でクリアな画像を表示することができます。
例えば、ロゴやアイコン、地図などは、ベクター形式で作成されることが多いです。一方、写真やイラストなどは、ピクセル単位で色を割り当てて作成されるラスター形式で作成されることが多いです。
ソフトウェア情報
ダウンロード~インストール
IrfanView と Ghostscript
画像ビューアー IrfanView はPDFを扱うことができる。
IrfanView「Use (new) "PDF.DLL" PlugIn for PDF loading」のチェックを入れると内蔵ビューアーでPDFを表示することができる。
ただし、ページ数が多いPDFファイルを開こうとすると処理に時間がかかる。
このようなときは、Ghostscript をインストールして、Use ... のチェックを外しておくとよい。
ビックリするほどレスポンスが向上する。
具体的な使い方は次の記事を参考にしてください。
まとめ
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