2020年5月27日、
マイクロソフトはWindows 10 Version 2004, Windows Server Version 2004を半期チャネル向けにリリースしました。
[正式名称+バージョン] で表記されることが多いと思います。
バージョンは [西暦下二桁+リリース月] で決定されますが、正式名称はMayなのにバージョンは4月ですね...?
正式名称: | Windows 10 May 2020 Update |
バージョン: | 2004 |
コードネーム: | 20H1 |
OSビルド: | 19041.329 |
リリース日: | 2020-05-27 |
さて、本題
マイクロソフトは、記述時点で、Windows 10 v2004について既知の問題13件を明らかにしています。Windows 10 v2004はWindows Update経由で配信されますが、既知の問題に抵触するデバイスは配信が止められます。
Windows Updateに落ちてこない時は、クライアントに問題を抱えていると解釈して強制インストールは避けた方がいいと思います。
VAIOユーザーでWindows 10 プリインストールモデルの方は、専用サイトで制限事項が公開されているのでご確認ください。(文末にリンクを貼ってます)
既知の問題
既知でない問題
アップデートを完了したチャレンジャー達からいくつかの問題が報告されています。複数ディスプレイ、プリンターを使用していないユーザーは大丈夫そうですが...
[Windows 10 v2004]
- これまで正常に機能していた2台目のディスプレイが検出されなくなった
- DisplayPortが機能しなくなった
- ファイルオープンエラー(既知の問題のOfficeのこと?)
- 印刷できない(既知の問題の印刷スプーラーエラーのこと?)
- ...
まとめ
既知の問題は随時追加されているので、アップデートする前にチェックしましょう。2020/06/04は11件でしたが、記述時点で13件に増加しています。
[Windows 10 v2004]
- 2020年5月27日にリリースされた
- OSビルドは19041.329
- Windows Updateを通して配信される
- 既知の問題が13件計上されている
- Windows Updateに落ちてこない時は使用しているデバイスに問題がある可能性が高い(デバイスドライバーなど)
- Officeユーザーはファイルオープンできない(解決策あり)
- プリンターのヘビーユーザーは要注意(緩和策あり)
- DISMを実行すると正しい結果が得られない
DISM
[/ScanHealth] を実行するとよいそうです。[回避策]
- DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth を実行する
- 破損がまだ存在していると表示される
- DISM.exe /Online /Cleanup-Image /ScanHealth を実行する
- 破損の実際の状態が表示される
- 破損がなければDISMは成功している
- 破損があれば再度 /Restorehealth を実行する
- ...繰り返し
その他
VAIOユーザーは、結構な不具合が発生するようなのでメーカー発表の制限事項を確認しましょう。印刷エラーのステータスは調査中になっていますが、[プリンター電源ON → Windows 10起動] の順番で実行すると印刷できるそうです。
External link
検証:Windows 10 Pro November 2019 Update, v1909.18363.900
:SC2
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