Chromium Edge 自動更新の停止方法

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2020年1月15日、Microsoftは、レンダリングエンジン「Blink」を搭載したMicrosoft Edge安定版をリリースしました。

今後数か月をかけて、Windows 10にプリインストールされたEdge (EdgeHTML) は、Windows Updateを通してChromium-Edgeに置き換わります。

日本では、4月1日からChromium-Edgeの配信が開始されますが、チャレンジャーは、公式サイトからインストーラーを入手してマニュアルインストールすることができます。

[サポートOS]

Windows 10
macOS
iOS
Android

Chrome 準拠

Chromium-Edgeをインストールして数日経過したのでWindowsを点検しました。

タスクスケジューラー、サービスなどにアップデート絡みのタスクが登録されていたのでご紹介します。

[コンテンツ]

Edgeの痕跡
自動更新を停止する
e-Taxとレンダリングエンジン（あとがき）

Edgeの痕跡

タスクスケジューラー (taskschd.msc)
サービス (services.msc)
インターネットのプロパティ (Inetcpl.cpl)

1. taskschd.msc

タスクスケジューラーに３つのタスクが登録されていました。

User_Feed_Synchronization-{xxx}は、IE11の「フィードとWebスライス」を最新の状態に更新するタスクですが、Chromium-Edgeには「フィードとWebスライス」に相当する項目が存在しないので関連性は分かりません。

[タスクスケジューラー]

MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineCore
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineUA
User_Feed_Synchronization-{xxx}

taskschd.msc
タスクの名前	説明
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineCore	Microsoft ソフトウェアを最新の状態に維持してください。このタスクが無効または停止されている場合、Microsoft ソフトウェアは最新の状態に維持されません。この場合、セキュリティの脆弱性が発生する可能性があり、こうした脆弱性は解決することができません。また、機能が動作しなくなる場合もあります。このタスクでは、タスクを使用している Microsoft ソフトウェアがない場合は、タスク自体がアンインストールされます。
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineUA	Microsoft ソフトウェアを最新の状態に維持してください。このタスクが無効または停止されている場合、Microsoft ソフトウェアは最新の状態に維持されません。この場合、セキュリティの脆弱性が発生する可能性があり、こうした脆弱性は解決することができません。また、機能が動作しなくなる場合もあります。このタスクでは、タスクを使用している Microsoft ソフトウェアがない場合は、タスク自体がアンインストールされます。
User_Feed_Synchronization-{xxx}	※IE11関連？古いシステムフィードを更新します。

2. services.msc

Windowsサービスに登録されていた「Microsoft Edge Elevation Service」を転記します。

Edgeをアップデートするサービスですが、状態は「停止」でした。

サービス
サービス名	MicrosoftEdgeElevationService
表示名	Microsoft Edge Elevation Service
説明	Keeps Microsoft Edge up to update. If this service is disabled, the application will not be kept up to date.
実行ファイルのパス	C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\79.0.309.68\elevation_service.exe
スタートアップの種類	自動
サービスの状態	停止

3. Inetcpl.cpl

インターネットのプロパティ > コンテンツ：フィードとWebスライス

フィードと Web スライスは、Web サイトの更新されたコンテンツを Internet Explorer やその他のプログラムで表示します。

自動更新を停止する

記述するタスクやサービスはMicrosoft Edgeを最新の状態に保つためのものです。ChromeではGoogle Updateに相当する機能です。

自分のタイミングでアップデートしたい時は設定変更が必要です。

手順1を実行すると、タスクスケジューラーの [User_Feed_Synchronization-{xxx}] が消えます。

[手順]

フィードとWebスライスの更新確認のチェックを外す
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineCoreを削除する
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineUAを削除する
Microsoft Edge Elevation Serviceのスタートアップの種類を「無効」にする
終了

手順1～4は、
「ファイル名を指定して実行」を利用します。

キーボードショートカット：Win＋R
名前の横のボックスにコマンドを入力する
[Inetcpl.cpl | taskschd.msc | services.msc]
OKをクリックする

手順１

インターネットのプロパティ [Inetcpl.cpl] を起動する
コンテンツタブを表示する
「フィードとWebスライス」ダイアログを開く
全てのチェックを外す
終了

インターネットのプロパティ > コンテンツ：フィードとWebスライス

手順2,3

タスクスケジューラー [taskschd.msc] を起動する
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineCoreを「削除」する
MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineUAを「削除」する
終了

右クリックメニューから「無効」または「削除」を選択する。

手順4

サービス [services.msc] を起動する
Microsoft Edge Elevation Serviceを開く
スタートアップの種類を「無効」にする
終了

e-Taxでは使えない

マイクロソフトジャパンは、国税庁のe-Taxを忖度してChromium-Edge-JPのWindows Update経由の配信を延期しました。

Chromium-EdgeをインストールするとレガシーEdgeは削除されるので、国税庁のe-Taxには使えません。

IE11互換機能が搭載されていますがe-Taxで動作保証されていません。

ブラウザシェア1位のChromeがサポート対象外になっているのは恥ずかしいですね。国税庁はやる気があるのでしょうか？

[e-Tax:Windows]

Windows 7
Windows 8.1
Windows 10
Internet Explorer 11.0
Microsoft Edge 44.0
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資料

※日本のお客様に対しては、確定申告への影響を考慮し、Windows Updateを通じた新しいMicrosoft Edgeの配信は令和２年４月１日以降、順次開始される予定です。
Windows Blog for Japan

新しい Microsoft Edge は Chromium に基づいており、2020 年 1 月 15 日にリリースされました。

サポートされているすべてのバージョンの Windows および macOS との互換性があります。

このブラウザーをダウンロードすると、Windows 10 PC 上のレガシバージョンの Microsoft Edge が置き換えられます。

速度、パフォーマンス、Web サイトと拡張機能のクラス互換性、プライバシーおよびセキュリティに関する組み込み機能など、必要な機能性をすべて備えた唯一のブラウザーです。
Chromium ベースの新しい Microsoft Edge をダウンロードする

あとがき

Chromium-Edge-US はメニューなどを日本語に変更することができます。

Chromium-Edge がリリースされたので、レンダリングエンジンはBlink の一人勝ちです。


レンダリングエンジン	ブラウザ	開発
Blink	Chrome Edge Vivaldi Opera	The Chromium Project
EdgeHTML	Edge	Microsoft
WebKit	Safari	Apple
Gecko	Firefox	Mozilla