お賽銭の語呂合わせは迷信だった! (5円、25円、45円、500円...)

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Life,

神社へ参拝する時に賽銭箱にお金を入れますが、語呂合わせを利用してお賽銭の金額を決めていますよね...?

例えば、
  • 五円玉:ご縁がありますように
  • 50円玉:「ご縁が10倍」ありますように
  • ...etc

閑話休題。

お賽銭の語呂合わせとご利益の相関関係に決着をつけるときがやってきました。

それは、

大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祭神とする「出雲大社(いづもおおやしろ)」が答えています。

出雲大社は ”いずもたいしゃ” と呼称されていますが、公式には ”いづもおおやしろ” とのこと。(出典:出雲大社Webサイト)

出雲大社は縁結びの神様、八百万の神々が集まる神社として有名です。

そして今回、
お賽銭の語呂合わせ信者に対して警鐘を鳴らしました。
参拝ツアーのガイドにも飛び火しています。

結論を先に書いておくと、

「語呂合わせ」は根拠がない。

以上。

だけでは味気ないので、

どのような語呂合わせが流通しているのか調べたのでメモしておきます。
使いたくなるよねー。


お賽銭の語呂合わせ

以下のような語呂合わせが見つかりましたが、

すべて迷信(根拠なし)ということになりますね。

「根拠なし」と言われても、小さい頃から刷り込まれてきたので、無意識に5円や50円を探してしまいます。

お賽銭語呂合わせ判定
5円「ご縁」がありますように迷信
2×5円「重ね重ねご縁」がありますように迷信
4×5円「よいご縁」がありますように迷信
6×5円「安定と調和のとれたご縁」がありますように迷信
8×5円「末広にご縁」がありますように迷信
10円「遠縁」:縁を遠ざける迷信
15円「十分なご縁」がありますように迷信
20円「二重のご縁」がありますように迷信
21円「別れない」:割り切れない数字迷信
25円「二重にご縁」がありますように迷信
35円「再三ご縁」がありますように迷信
45円「始終ご縁」がありますように迷信
50円「ご縁が10倍」ありますように迷信
55円「五重のご縁」がありますように迷信
65円「ろくなご縁」がない迷信
75円「何のご縁」もない迷信
85円「やっぱりご縁」がない迷信
500円「これ以上の効果はない」:硬貨≒効果迷信

参拝の作法

omairi_girl 神社本庁公式サイトで参拝の作法を見つけました。

作法は3つあります。
  1. 手水の作法
  2. 拝礼の作法
  3. 玉串拝礼の作法

神社本庁「参拝の作法」から抜粋します。

1. 手水の作法

出典:参拝方法 | 神社本庁

先ず、手水舍(てみずや)の前に立ち、水盤に向かい、「心身の浄化」のために手水を行うことが最も大切です。
  1. 右手で柄杓ひしゃくを取ります。
  2. 水盤の水を汲み上げ、左手にかけて洗います。
  3. 柄杓を左手に持ち替え、水を汲み上げ右手を洗います。
  4.  再び柄杓を右手に持ちかえて、左手のひらに水を受けて溜めます。
  5. 口をすすぎます。柄杓に直接口をつけないようにしましょう。静かにすすぎ終わって、水をもう一度左手に流します。

2. 拝礼の作法

出典:参拝方法 | 神社本庁

神社での参拝方法は、二拝二拍手を基本としていますが、神社によっては特殊な拝礼方法を行っているところもあります。
  1. 神前に進み姿勢をただします。
  2. 背中を平らにし、腰を90度に折り、拝をします。この時の拝は2回行います。
  3. 胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらします。
  4. 肩幅程度に両手を開き、2回打ちます。
  5. 指先を揃えます。最後にもう1回拝をします。
上の説明は二拝二拍手一拝ですが、伊勢神宮や出雲大社は二拝四拍手一拝です。

3. 玉串拝礼の作法

出典:参拝方法 | 神社本庁

神社で祈願するときやお祭りをおこなうときには、神さまに玉串という榊(さかき)の枝を捧げます。

玉串は、みずみずしい榊の枝に木綿(ゆう)、紙垂(しで)といわれる麻や紙を取り付けたものです。
  1. 右手で榊の元(根本)の方を上から、左手で先の方を下から支え胸の高さに、やや左高に、少し肘を張って持ちます。
  2. 玉串の先を時計回りに90度回します。
  3. 左手を下げて元を持ち、祈念をこめます。
  4. 右手を放して、玉串をさらに時計回りに回し、玉串の中程を下から支えます。

あとがき

団体客が出雲大社に参拝する時に、引率しているガイドが語呂合わせの由来を説明しているようです。

ということは、

出雲大社に限らず、伊勢神宮などのガイド付き団体客が参拝する神社では語呂合わせ信者が量産されていると思われます。

だがしかし、

出雲大社は語呂合わせについて、「根拠なし」と清々しいほどにキッパリと否定しています。

ガイドの立場が...?

お賽銭の金額は決まっていますか?

お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。

これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。

大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。

祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。
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