木村一基第60期王位誕生(46歳3ヶ月)

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,木村一基
左馬
棋戦第60期王位戦
優勝木村一基九段
相手豊島将之王位
日付2019年9月25日、26日(第7局)
場所東京都千代田区「都市センターホテル」

将棋の八大タイトル戦、王位戦に動きがありました。

第60期王位戦七番勝負第7局において、木村一基九段が豊島将之王位を4勝3敗で破り王位を獲得しました。

木村一基新王位は46歳3ヶ月で初タイトルを奪取しました。タイトル戦登場7回目で初タイトルを獲得するとともに、初タイトル獲得最年長記録を更新しました。

これまでの初タイトル獲得最年長記録は昭和48年に棋聖を獲得した有吉道夫九段の37歳なので、大幅な更新となりました。

木村一基新王位獲得おめでとうございます。


豊島名人は一冠、渡辺三冠(棋王、王将、棋聖)

対戦相手の豊島将之王位は5月に三冠(名人、王位、棋聖)を獲得しましたが、7月に棋聖を失冠し(対戦相手:渡辺明棋聖)、今回王位を失冠しました。

豊島時代が続くのかと予想する向きもありましたが、トップ棋士といえども複数タイトルを維持していくのは難しいですね。

渡辺明三冠(棋王、王将、棋聖)は棋王を7期連続で獲得しており、その強さを再認識させられます。

八大タイトル戦の状況

プロ将棋のタイトル戦は8つあります。
最も歴史のある棋戦は名人戦、最も新しい棋戦は叡王戦。

日本将棋連盟はタイトル戦の序列を賞金額で決めています。
最も賞金額の高い竜王戦の序列が1番です。

叡王戦を主催するドワンゴは、叡王戦がタイトル戦に昇格する時に竜王戦を上回る賞金額を提示したと言われていますが、竜王、名人より上位の序列は許されない(誰が?)ということで3番目の序列の賞金に設定されたと言われています。

賞金:万円、竜王以外は推定値|2019/09/27
棋戦 期数 保持者 段位 対戦棋士 対局日 賞金 次期挑戦者 主催
竜王 31期 広瀬章人 八段 羽生善治竜王 2018/12/21 4,320 豊島将之名人
(10/11~)
読売新聞
名人 77期 豊島将之 九段 佐藤天彦九段 2019/05/17 2,000
毎日新聞
朝日新聞
叡王 4期 永瀬拓矢 七段 高見泰地七段 2019/05/11 2,000
ドワンゴ
王位 60期 木村一基 九段 豊島将之名人 2019/09/26 1,000
新聞三社
王座 66期 斎藤慎太郎 七段 中村太地七段 2018/10/30 800 永瀬拓矢叡王
(対局中)
日経新聞
棋王 44期 渡辺明
(7連覇)
九段 広瀬章人竜王 2019/03/19 600
共同通信
王将 68期 渡辺明 九段 久保利明九段 2019/02/25 300
スポニチ
毎日新聞
棋聖 90期 渡辺明 九段 豊島将之名人 2019/07/09 300
産経新聞

あとがき

名人はA級に在籍する棋士から挑戦者が決まります。

竜王は全ての棋士、女流棋士、アマチュアに門戸が開かれています。
そして、参加者全員が1組~6組に分かれてランキング戦を戦い、優勝者+α(組により異なる)が決勝トーナメントに進む仕組みです。

竜王戦は女流棋士の参加枠を設けていますが、順位戦を戦っている棋士はなんとも思わないんですかね?

奨励会に所属して四段に昇段するとプロ棋士ですが、奨励会の参加資格は男女の区別がないので女性も奨励会で修業を積むのが本筋だと思っています。

女性枠を設けるってことは逆差別に繋がりませんかね?

女流棋士枠は奨励会に所属せずにプロを名乗れる女性限定の特別枠です。奨励会は性別の区別はありませんが所属できる年齢制限があります。

これまで、女性が奨励会に所属して四段に昇段したことはありません。

女流棋士ナンバーワンで男性棋士にも勝ちまくっている里見香奈六冠は奨励会に所属してプロ棋士を目指しましたが、年齢制限までに四段に昇段することはできませんでした。

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