Raziko で番組を録音するとAACファイル(拡張子 .aac)が作成されますが、AAC形式はメタタグに対応していないため、RawAAC→M4A を利用してM4Aコンテナ(拡張子 .m4a)に変換して利用しています。
AAC | Advanced Audio Coding 不可逆のディジタル音声圧縮を行う音声符号化規格 |
M4A | Apple社が開発した音声ファイルの形式 |
RawAAC→M4A | Androidアプリ |
Razikoで予約録音するとファイルの先頭に前の番組の最後の部分が録音されるので、その部分を取り除くために、.m4a 形式に対応したトリミングソフトウェアを探している時に LosslessCut に出会いました。
同種のソフトウェアとしては以下のものが目にとまりましたが、LosslessCut は GitHubで配布されていることが決め手となり LosslessCut を利用しています。
- FreeAudioEditor
- soundengine_free
- Audio MP3 Editor (Android)
- 着メロメーカー (Android)
調べてみると、LosslessCut は GIGAZIN, gigafree.net などで紹介されているメジャーなソフトウェアで、継続的にバージョンアップされているフリーソフトウェアでした。
この記事を書いている時点で、LosslessCut version 2.2.0 がリリースされています。
この記事は、LosslessCut の主な機能、入手方法、インストール方法などの情報があります。
主な機能
LosslessCut はビデオとオーディオファイルの [ロスレストリミング|カット] のためのシンプルで超高速なクロスプラットフォームツールです。LosslessCut は Windows, Mac, Linux に対応しています。
ビデオ(オーディオ)ファイルから指定した部分を再エンコードせずに抽出するので、非常に高速に動作します。
ファイル形式のコンバートなどはインストール済みの ffmpeg を利用しています。
その他の LosslessCut の特徴は次の通りです。
- 一般的なビデオおよびオーディオフォーマットのロスレスカット
- 選択したセグメントのロスレスな再マージ(コマーシャルの切り出しなど)
- 任意のファイルのロスレスマージ(同一コーデックを使用)
- ファイルからすべてのデータストリームを無損失で抽出(ビデオ、オーディオ、字幕、++)
- JPEG / PNG形式のビデオからフル解像度のスナップショットを撮る
- カットポイントの手動入力範囲
- 3つ以上のストリームを含めることも、オーディオトラックを削除することもできます(オプション)
- タイムコードオフセットを適用する
- 動画の回転/向きのメタデータを変更します。 実際にビデオを再エンコードすることなく間違った方法で現れる電話ビデオを回転させるのに最適です。
新着機能
LosslessCut version 2.2.0- 自動マージ時にセグメントを自動削除(ごみ箱)する
- Bump ffmpeg version
- 静的ビルドは提供されなくなったため、Linux 32ビットビルドを削除
- npmパッケージのセキュリティ修正
- カスタム出力ディレクトリをマージおよび抽出にも許可する
- 抽出ストリームを修正しようとします(未知のストリームを無視します)
ソフトウェア情報
※新しいバージョンが表示される場合があります。
操作パネル
操作パネルはバージョンを追うごとに改良されています。version 2.2.0 の操作画面は次の通りです。
カットポイントを手動入力できるようになっていました。
操作パネルの変遷
このブログに掲載した LosslessCut の操作パネルの変遷は次の通りです。
操作パネル
Version 2.2.0Version 1.12.0
Version 1.11.0
Version 1.10.0
あとがき
LosslessCut はインストーラーが付属していないので、ダウンロードしたファイル(拡張子 .zip)を解凍して任意のフォルダーへ配置して利用します。Windows, Mac, Linux 用のファイルがアップロードされているので、自分の環境にマッチしたファイルをダウンロードしましょう。
Windows 64-bit バージョンのファイル名は次の通りです。win32 の文字が入っており紛らわしいので共有します。
- LosslessCut-win32-x64.zip
LosslessCut はいくつかのキーボードショートカットが用意されており、Hを押すと利用可能なキーボードショートカットを参照することができます。
External link
:SC2
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