uMatrix は AdBlocker ではありませんが、Adblock Plus が利用するフィルタがデフォルトで登録されているので、広告ブロッカーとして有名な uBlock Origin や AdBlock Plus と同等の効果を得ることができる Google Chrome 拡張機能です。
上級ユーザー向けのツールです。
uMatrix はアクセスしているサイトが通信しようとしている外部サイトを検知して、そのサイトごとに許可する Cookie、スクリプト、HXR、フレームなどを選択することができます。
検知されたサイトは左端に表示されます。
最上部の行には制御するスクリプトなどが列記されており、エクセル表のような形式で視覚的に ON/OFF を選択することができます。
例えば、blockadbloc.com にアクセスした時のuMatrixのパネルを掲載します。
blockadbloc.com は広告ブロッカーに対抗するスクリプトを無料で配布しているサイトです。
表形式で確認することができるようになっています。
グリーンが許可、赤が拒否(通信を切断)していることを表します。
セルをクリックすると 許可/拒否 を反転させることができます。
BlockAdblock
uMatrix のインストールと注意事項
Chromeウェブストアにアクセスして、右上の [CHROME に追加] をクリックするとインストールすることができます。リンクは文末に記載。
既定値
60分おきにCookieを削除する設定になっています。Cookieをカスタマイズして利用している場合はこのスイッチをオフにします。
1st Party(アクセスしているサイト)以外のCSS及び画像を除く全ての動的コンテンツは既定値ではブロックです。
[例]
- Cookie
- Media
- Script
- XHR
- Frame
- ...etc
コンテンツをブロックする方法
uMatrix 拡張機能アイコンをクリックすると設定パネルが表示されます。セルの上半分をクリックすると許可、下半分クリックすると禁止になります。資料:使い方(日本語訳)
※Chromeウェブストアの説明文の欄は狭くて読みにくいので転載します。
マウス一つでどんな種類のリクエストでも拒否/許可することができます。スクリプト、Iframe、広告、Facebookなどをブロックします。
uMatrix:格子状のマトリクスで管理するファイヤウォール。様々なプライバシー強化ツールを兼ね備えます。
* 上級ユーザー向けです *
uMatrix を使うと、ブラウザーがどこと通信して良いのか、どの種類のデータをダウンロードするのか、何を実行して良いのかを決定することができます。誰か他の人があなたの代わりに決めてくれることはありません。自分のプライバシーを自分で制御するのです。
初期設定では、uMatrix は安心できる「すべてブロック・必要なら許可」の設定になっています。つまり、サードパーティーのスクリプトを必要とするウェブサイトは“壊れる”ことが多いでしょう。2クリックで、「すべて許可・必要ならブロック」の設定に変えることもでき、この場合、ウェブサイトを壊すことはほとんどありません。より詳しくは https://github.com/gorhill/httpswitchboard/wiki/How-to-use-HTTP-Switchboard:-Two-opposing-views を見て下さい。
* あなたが選んだブロック/許可の結果による“すべての”リクエストの失敗/実施の状況を確認できます。
* ワンクリックで、接続先やデータの種類に応じてリクエストを許可/ブロックすることができます。ブロックされたリクエストがブラウザーから外に出ることは決してありません。
* 効率的なブラックリスト:Cookie はブラウザーの外には出ず、JavaScript もプラグインも実行されず、追跡ピクセルがダウンロードされることもありません。
* リストにないとブロックしてくれない(そして多くの漏れがあるであろう)ブラックリストだけに頼る必要はありません。自分で制御できるのです。
* 使い勝手の良さ:uMatrix では、ウェブページが発したリクエストを、マトリクスをクリックすることで簡単に許可/ブロックすることができます。
- ドメイン名(左の列)
* 具体的なドメインから
* 汎用的なドメインまで 選ぶことができます
- リクエストの種類(先頭の行)
* Cookie
* CSS 関連のリソース(スタイルシートと Web フォント)
* 画像
* メディア
* スクリプト
* XHR(スクリプトにより生成されるリクエスト)
* フレーム
* その他
ワンクリックで、特定のセル、特定のドメイン、グループ化されたドメイン、特定のリクエストの種類、そしてマトリクス全体を許可/ブロックできます。
uMatrix のフィルタリングエンジンは、どのセルが許可/ブロックされているかによって、優先順位に基づくロジックでリクエストを処理します。これにより、例えば、あるページ全体をワンクリックで許可しておけば、このページに新しいリクエストが見つかるたびに許可を追加する必要がなくなります。
それぞれのルールには有効範囲があります。例えば、www.facebook.com にアクセスしていない時だけ facebook.com と facebook.net をブロックすることができます。これにより、Facebook が、あなたのブラウジング習慣からあなたの人物像を作成することを防ぎます。
この拡張機能の最終目標は、ユーザーが自身のプライバシーに気を配れるよう、可能な限り簡潔に、ウェブサイトを包括的あるいは部分的に許可/ブロックできるようにすることです。
この拡張機能には、合計 62,000 件以上のホスト名からなるサードパーティーのホストファイルが含まれます。これらのファイルは好みに応じてオンオフすることができます。
まとめると、あなたはネットをブラウジングする方法を次のように選ぶことができます。
* はじめはすべてブロック、必要に応じて許可していく(初期設定)
* はじめはすべて許可、必要に応じてブロックしていく
どちらの方法でも、組み込みのホストファイルのおかげで、トラッカーやマルウェアサイトなどに対する基礎的な保護を得ることができます。もしくはこれらをすべて無効にすることもできます。
決めるのはあなたです。
ドキュメント: https://github.com/gorhill/uMatrix/wiki
=====
この拡張機能のもう一つの使い道は、知識なしでも、ブラウザーの中でウェブページが何をしているか理解することです。あなたはウェブページがどこと通信するのかをすべて見た上で決断し、ウェブページ中の特定の種類の通信を制限できます。
拡張機能アイコンに表示される数値は、ウェブページによっていくつのリクエストが試みられたかの総数(許可/ブロック合わせて)を示します。
マトリクスの適切なセルをクリックして、許可/ブロック/グレーのいずれにするかを決めます。“グレー”では、マトリクス内のより優先度の高いセルからブロック/許可の状態を引き継ぎます。
赤いセル は事実上ブロックされている状態であり、リクエストは接続先に届きません。
* 濃い赤:そのドメイン名とリクエスト種類の組み合わせは、明示的にブロックされています。
* 淡い赤:セルが“グレー”状態のため、ブロック状態が引き継がれました。
緑のセル は事実上許可されている状態であり、リクエストは接続先に届きます。
* 濃い緑:そのドメイン名とリクエスト種類の組み合わせは、明示的に許可されています。
* 淡い緑:セルが“グレー”状態のため、許可が引き継がれました。
マトリクスの一番左上にある「すべて」のセルはデフォルトのグローバル設定を示し、「すべてを許可」と「すべてをブロック」のどちらをデフォルトにするかを選ぶことができます。人によっては、すべてを許可した上で必要に応じてブロックすることを好むでしょう。私の個人的な設定はもちろんその逆、すべてをブロックした上で必要なものを許可します。
この拡張機能は、例えば画像の読み込みをすべてブロックすることで、ブラウジングスピードを上げるのにも役立ちます。
=====
バグ・問題報告: https://github.com/gorhill/uMatrix/issues
ソースコード: https://github.com/gorhill/uMatrix (GPLv3)
更新履歴: https://github.com/gorhill/uMatrix/releases
uMatrix - Chrome ウェブストア
uMatrix:格子状のマトリクスで管理するファイヤウォール。様々なプライバシー強化ツールを兼ね備えます。
* 上級ユーザー向けです *
uMatrix を使うと、ブラウザーがどこと通信して良いのか、どの種類のデータをダウンロードするのか、何を実行して良いのかを決定することができます。誰か他の人があなたの代わりに決めてくれることはありません。自分のプライバシーを自分で制御するのです。
初期設定では、uMatrix は安心できる「すべてブロック・必要なら許可」の設定になっています。つまり、サードパーティーのスクリプトを必要とするウェブサイトは“壊れる”ことが多いでしょう。2クリックで、「すべて許可・必要ならブロック」の設定に変えることもでき、この場合、ウェブサイトを壊すことはほとんどありません。より詳しくは https://github.com/gorhill/httpswitchboard/wiki/How-to-use-HTTP-Switchboard:-Two-opposing-views を見て下さい。
* あなたが選んだブロック/許可の結果による“すべての”リクエストの失敗/実施の状況を確認できます。
* ワンクリックで、接続先やデータの種類に応じてリクエストを許可/ブロックすることができます。ブロックされたリクエストがブラウザーから外に出ることは決してありません。
* 効率的なブラックリスト:Cookie はブラウザーの外には出ず、JavaScript もプラグインも実行されず、追跡ピクセルがダウンロードされることもありません。
* リストにないとブロックしてくれない(そして多くの漏れがあるであろう)ブラックリストだけに頼る必要はありません。自分で制御できるのです。
* 使い勝手の良さ:uMatrix では、ウェブページが発したリクエストを、マトリクスをクリックすることで簡単に許可/ブロックすることができます。
- ドメイン名(左の列)
* 具体的なドメインから
* 汎用的なドメインまで 選ぶことができます
- リクエストの種類(先頭の行)
* Cookie
* CSS 関連のリソース(スタイルシートと Web フォント)
* 画像
* メディア
* スクリプト
* XHR(スクリプトにより生成されるリクエスト)
* フレーム
* その他
ワンクリックで、特定のセル、特定のドメイン、グループ化されたドメイン、特定のリクエストの種類、そしてマトリクス全体を許可/ブロックできます。
uMatrix のフィルタリングエンジンは、どのセルが許可/ブロックされているかによって、優先順位に基づくロジックでリクエストを処理します。これにより、例えば、あるページ全体をワンクリックで許可しておけば、このページに新しいリクエストが見つかるたびに許可を追加する必要がなくなります。
それぞれのルールには有効範囲があります。例えば、www.facebook.com にアクセスしていない時だけ facebook.com と facebook.net をブロックすることができます。これにより、Facebook が、あなたのブラウジング習慣からあなたの人物像を作成することを防ぎます。
この拡張機能の最終目標は、ユーザーが自身のプライバシーに気を配れるよう、可能な限り簡潔に、ウェブサイトを包括的あるいは部分的に許可/ブロックできるようにすることです。
この拡張機能には、合計 62,000 件以上のホスト名からなるサードパーティーのホストファイルが含まれます。これらのファイルは好みに応じてオンオフすることができます。
まとめると、あなたはネットをブラウジングする方法を次のように選ぶことができます。
* はじめはすべてブロック、必要に応じて許可していく(初期設定)
* はじめはすべて許可、必要に応じてブロックしていく
どちらの方法でも、組み込みのホストファイルのおかげで、トラッカーやマルウェアサイトなどに対する基礎的な保護を得ることができます。もしくはこれらをすべて無効にすることもできます。
決めるのはあなたです。
ドキュメント: https://github.com/gorhill/uMatrix/wiki
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この拡張機能のもう一つの使い道は、知識なしでも、ブラウザーの中でウェブページが何をしているか理解することです。あなたはウェブページがどこと通信するのかをすべて見た上で決断し、ウェブページ中の特定の種類の通信を制限できます。
拡張機能アイコンに表示される数値は、ウェブページによっていくつのリクエストが試みられたかの総数(許可/ブロック合わせて)を示します。
マトリクスの適切なセルをクリックして、許可/ブロック/グレーのいずれにするかを決めます。“グレー”では、マトリクス内のより優先度の高いセルからブロック/許可の状態を引き継ぎます。
赤いセル は事実上ブロックされている状態であり、リクエストは接続先に届きません。
* 濃い赤:そのドメイン名とリクエスト種類の組み合わせは、明示的にブロックされています。
* 淡い赤:セルが“グレー”状態のため、ブロック状態が引き継がれました。
緑のセル は事実上許可されている状態であり、リクエストは接続先に届きます。
* 濃い緑:そのドメイン名とリクエスト種類の組み合わせは、明示的に許可されています。
* 淡い緑:セルが“グレー”状態のため、許可が引き継がれました。
マトリクスの一番左上にある「すべて」のセルはデフォルトのグローバル設定を示し、「すべてを許可」と「すべてをブロック」のどちらをデフォルトにするかを選ぶことができます。人によっては、すべてを許可した上で必要に応じてブロックすることを好むでしょう。私の個人的な設定はもちろんその逆、すべてをブロックした上で必要なものを許可します。
この拡張機能は、例えば画像の読み込みをすべてブロックすることで、ブラウジングスピードを上げるのにも役立ちます。
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バグ・問題報告: https://github.com/gorhill/uMatrix/issues
ソースコード: https://github.com/gorhill/uMatrix (GPLv3)
更新履歴: https://github.com/gorhill/uMatrix/releases
uMatrix - Chrome ウェブストア
あとがき
uMatrix と uBlock Origin は同じ提供元 Raymond Hill (gorhill) です。uBlock Origin(コンテンツブロッカー) は Adblock Plus と同じカテゴリの Google Chrome 拡張機能ですが、Adblock Plus より高機能で軽いと言われています。
調査時点の uBlock Origin 1.18.2(更新:2019年1月31日)は uMatrix と似たようなスプレッドシート形式でブロックした結果を表示するインターフェイスが追加されました。
そして、uBlock Origin をベースに開発されている Nano Adblocker というコンテンツブロッカーも登場しています。
アドブロッカー系 Chrome拡張機能の選択肢が増えているので、どれをインストールしようか悩みどころですね。
- Adblock Plus
- uBlock Origin
- Nano Adblocker
- uMatrix
- ...
External link
検証:uMatrix 1.3.10
:SC2
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