,王将戦
2018/05/26に行われた叡王戦第4局において高見泰地六段がタイトルを獲得しました。併せて昇段規定により七段に昇段しました。
叡王戦は今回の第3期からタイトル戦に昇格した最も新しいタイトル戦です。
ニコニコ動画で有名なドワンゴ社が主催しています。
新聞社以外が主催するタイトル戦は叡王戦だけです。
電王戦
叡王戦1期、2期までは叡王とAIが対戦する電王戦が設定されていましたが、いずれもAIの勝ちです。タイトル戦に昇格した3期から電王戦はありません。
将棋界でも人間がAIに勝てない時代になったことが認識されたのだと思います。
電王戦 | 対局 | 結果 |
1期 | 山崎隆之叡王 vs PONANZA | 0-2でPONANZA |
2期 | 佐藤天彦叡王 vs PONANZA | 0-2でPONANZA |
格付けは賞金で決まる
日本将棋連盟のタイトル戦の格付けでは、叡王は竜王、名人の次の3番目に位置する棋戦です。格付けは賞金額で区別されています。
ドワンゴ社は竜王以上の賞金額を希望したようですが、竜王及び名人は別格のため、賞金額は名人より少ない額になるよう調整されたと言われています。
叡王戦の賞金額は、1期山崎隆之叡王の年収が前年と比較して2,000万円増加していたことが根拠になっているので、ほぼ正確ではないかと言われています。
棋戦 | 期数 | 保持者 | 段位 | 対戦棋士 | 賞金 | 対局日 | 次期挑戦者 | 対局予定日 |
竜王 | 30期 | 羽生善治 | 九段 | 渡辺明竜王 | 4320 | 2017/12/05 | 31期ランキング戦 | |
名人 | 76期 | 佐藤天彦 | 九段 | 羽生善治竜王 | 2000 | 2017/06/06 | 77期A級順位戦 | |
叡王 | 3期 | 高見泰地 | 七段 | 金井恒太六段 | 2000 | 2018/05/26 | 4期 | |
王位 | 58期 | 菅井竜也 | 七段 | 羽生善治王位 | 1000 | 2017/08/30 | 59期挑決リーグ | |
王座 | 65期 | 中村太地 | 七段 | 羽生善治王座 | 800 | 2017/10/11 | 66期挑決トーナメント | |
棋王 | 43期 | 渡辺明 | 九段 | 永瀬拓矢七段 | 600 | 2018/03/30 | 44期予選 | |
王将 | 67期 | 久保利明 | 九段 | 豊島将之八段 | 300 | 2018/03/15 | 68期一次予選 | |
棋聖 | 88期 | 羽生善治 | 九段 | 斎藤慎太郎七段 | 300 | 2017/07/11 | 89期豊島将之八段 | 2018/06/06 |
あとがき
ドワンゴは叡王戦の主催契約を解除した。
2020年10月20日、ドワンゴが叡王戦の主催契約を解除することが発表された(共同通信)。10月29日、第6期から日本将棋連盟と不二家の共同主催となることが発表された(日本将棋連盟)。商標は日本将棋連盟に譲渡、タイトル戦は五番勝負、タイトル戦の序列は6位(これまでは3位)になった。
[将棋] 令和3年度タイトル戦 :Scrap 2nd.
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:SC2
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