【ネタバレ】第74回NHK杯は藤井七冠優勝、放映前にNHKがおもらし

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【ネタバレ】第74回NHK杯は藤井七冠優勝、放映前にNHKがおもらし

第74回NHK杯将棋トーナメント

この記事は2025年2月11日に執筆しています。

第74回NHK杯将棋トーナメント決勝の放映日は3月17日(日)ですが、珍しいことに主催のNHK自身が優勝者を事前にネタバレしました。

その理由は、藤井聡太竜王・名人(七冠)の公式戦通算400勝がかかった対局が、2月10日に収録されたNHK杯決勝戦だったためです。藤井七冠が優勝し、最年少で400勝を達成したことで、NHKはその快挙を報道せざるを得なかったのです。

この記事では、藤井聡太第74回NHK杯選手権者(七冠)の公式戦通算400勝(81敗)の軌跡を振り返りたいと思います。

400勝到達、最年少記録

将棋の藤井聡太七冠(22)が10日行われた「NHK杯テレビ将棋トーナメント」の対局に勝って、最年少で通算400勝を達成しました。(記事



最年少だが最短ではなかった!

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羽生九段「対局数記録では藤井くんに抜かれないだろう」

藤井聡太七冠の通算400勝達成は、22歳6ヶ月での最年少記録となりましたが、羽生善治九段が達成した8年2ヶ月という最短記録には及びませんでした。

藤井七冠が最短記録を更新できなかった理由は、若くしてタイトル八冠を独占したことが大きく影響しています。その後、叡王のタイトルを失ったものの、現在でも七冠を保持し続けています。

[最短記録を達成するには]

  1. タイトル独占と対局数の関係:

    タイトル保持者は予選を戦う必要がないため、必然的に対局数が少なくなります。藤井七冠は長期間にわたって七冠を保持していたため、その分予選での対局数が減り、通算勝利数に到達するまでの期間が長くなったと考えられます。

  2. タイトル戦の対局数:

    タイトル戦は通常、挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた棋士とタイトル保持者の間で争われます。藤井七冠はタイトル保持者であるため、挑戦者決定トーナメントに参加する必要がなく、その分の対局数が少なくなります。(1タイトルにつき3~5局程度)

棋士対局数最年少記録最短記録タイトル
藤井聡太七冠400勝 81敗/0.8322歳6か月(1位)8年4か月(2位)26期
羽生善治九段400勝128敗/0.7623歳4か月(2位)8年2か月(1位)11期

390~400勝(スナップショット)

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藤井七冠の公式棋戦400勝、直近12対局の軌跡。タイトル戦メインでありながら1敗という圧倒的な勝ちっぷり。

藤井七冠が朝日杯に勝利していたら、殺人的な対局スケジュールになったであろう。

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藤井七冠、2024年度の対局一覧

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藤井七冠の2024年度残りの対局:王将戦1、棋王戦2、叡王戦3
全て勝利すると42勝10敗(0.807)、8年連続年度内勝率8割超え達成が見えてきた。
藤井竜王通算成績:日本将棋連盟(放映前対局は原則非公開)
藤井聡太 | 2024年4月1日~2025年3月31日|2025-03-16
勝数日付結果先後棋戦対戦相手
3654/7(日)第9期 叡王戦1、107手伊藤匠七段
3664/10,11(水木)第82期 名人戦1、141手豊島将之九段
4/20(土)第9期 叡王戦2、87手
伊藤匠七段
3674/23,24(火水)第82期 名人戦2、126手豊島将之九段
5/2(木)第9期 叡王戦3、146手伊藤匠七段
3685/8,9(水木)第82期 名人戦3、95手豊島将之九段
5/18,19(土日)第82期 名人戦4、95手豊島将之九段
3695/26,27(日月)第82期 名人戦5、99手、初防衛豊島将之九段
3705/31(金)第9期 叡王戦4、132手伊藤匠七段
37106/06(木)第95期 棋聖戦1、90手山崎隆之八段
37206/17(月)第95期 棋聖戦2、111手山崎隆之八段
6/20(木)第9期 叡王戦5、156手、失冠伊藤匠七段
37307/01(月)第95期 棋聖戦3、永世棋聖獲得山崎隆之八段
37407/6,7(土日)第65期 王位戦1、千日手、136手渡辺明九段
07/17,18(水木)第65期 王位戦2、97手渡辺明九段
37507/26(10/31放映)第32期銀河戦本戦Hブロック 最終11回戦近藤誠也七段
37607/30,31(火水)第65期 王位戦3、111手渡辺明九段
3778/9(金)(11/12放映)第32期銀河戦 決勝トーナメント1回戦第3局狩山幹生四段
3788/9(金)(12/3放映)第32期銀河戦 決勝トーナメント2回戦第1局広瀬章人九段
37908/12(月)(9/15放映)第74回 NHK杯 Aブロック2回戦西山朋佳女流三冠
38008/19,20(月火)第65期 王位戦4、100手渡辺明九段
38108/27,28(火水)第65期 王位戦5、97手、防衛、永世王位獲得渡辺明九段
38209/4(水)第72期 王座戦1、124手永瀬拓矢九段
3839/7(土)(12/17放映)第32期銀河戦 決勝トーナメント決勝佐々木勇気八段
38409/18(水)第72期 王座戦2、123手永瀬拓矢九段
38509/21(土)第45回JT杯 2回戦第2局、129手YouTube佐々木大地七段
9/27(金)(12/24放映)第32期銀河戦 決勝トーナメント決勝丸山忠久九段
38609/30(月)第72期 王座戦3、156手永瀬拓矢九段
38710/5,6(土日)第37期 竜王戦1、117手佐々木勇気八段
10/19,20(土日)第37期 竜王戦2、103手佐々木勇気八段
38810/25,26(金土)第37期 竜王戦3、99手佐々木勇気八段
11/2(土)第45回JT杯 準決勝第二局、137手広瀬章人九段
38911/4(月)?(12/8放映)第74回NHK杯 3回戦第2局澤田真吾七段
11/15,16(金土)第37期 竜王戦4佐々木勇気八段
39011/27,28(水木)第37期 竜王戦5佐々木勇気八段
39112/11,12(水木)第37期 竜王戦6、106手、4連覇佐々木勇気八段
39201/05?(2/9放映)第74回NHK杯 準々決勝第2局佐藤康光九段
39301/08(水)第10期叡王戦 本戦1回戦増田康宏八段
39401/12,13(日月)第74期王将戦1永瀬拓矢八段
39501/19(日)第18回朝日杯 本戦1回戦阿久津主税八段
01/19(日)第18回朝日杯 本戦2回戦服部慎一郎六段
39601/25,26(土日)第74期王将戦2、93手永瀬拓矢八段
39701/31?(3/9放映)第74回NHK杯 Aブロック5回戦準決勝、167手、1%大逆転増田康宏八段
39802/02(日)第50期棋王戦1、127手増田康宏八段
39902/05,6(水木)第74期王将戦3永瀬拓矢八段
40002/10(月)(3/16放映)第74回NHK杯 決勝、104手、キリ番報道で優勝ネタバレ郷田真隆九段
40102/12(水)第10期叡王戦 本戦2回戦、82手戸部誠七段
02/15,16(土日)第74期王将戦4、124手永瀬拓矢八段
40202/22(土)第50期棋王戦2、140手増田康宏八段
02/25(火)第10期叡王戦 準決勝、糸谷八段藤井七冠に初勝利!糸谷哲郎八段
03/02(日)第50期棋王戦3、96手、千日手成立増田康宏八段
40303/02(日)第50期棋王戦3(指直し)、120手増田康宏八段
40403/08,9(土日)第74期王将戦5、120手、4連覇永瀬拓矢八段

まとめ

matome
reload2025/02/11
【ネタバレ】第74回NHK杯は藤井七冠優勝、放映前にNHKがおもらし

第74回NHK杯将棋トーナメント決勝の放映日は3月17日(日)ですが、放映日前に、珍しいことですが主催のNHK自身が優勝者をネタバレしてしまいました。通常、このようなことは放送の楽しみを奪ってしまうため、あり得ないことです。

藤井聡太竜王・名人(七冠)が公式戦通算400勝に挑んだ対局がこの決勝戦であり、2月10日に収録されました。藤井七冠が優勝して記録を達成したため、NHKは最年少400勝到達という快挙を放映日前に報じる必要に迫られ、優勝者をネタバレする結果となりました。

タイトル:【ネタバレ】第74回NHK杯は藤井七冠優勝、放映前にNHKがおもらし:SC2
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