
Winaero Tweaker
Winaero Tweakerは、Windowsの機能をグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) で操作できるようにしたツールの集合体であり、これによりレジストリエディターを使用せずにWindowsの機能を調整できます。
Windowsオペレーティングシステムの外観や動作を柔軟にカスタマイズすることが可能ですが、残念ながら日本語には対応していません。
また、Winaero Tweakerには管理者としてプログラムを実行するショートカットを作成する機能(Elevated Shortcut)が含まれています。かつてはElevated Shortcutは単機能ソフトウェアとして提供されていましたが、現在はWinaero Tweakerのモジュールとして統合されています。
バージョン 1.63
2024年7月、Winaero Tweaker バージョン1.63がリリースされたので、変更点をメモしておきます。
ソフトウェア情報
主な新機能と修正点

Winaero Tweakerは、Windows 7/8/8.1/10/11に対応しており、ユーザーインターフェースでは調整できない隠れた設定をカスタマイズできます。
- Windowsバージョンの正確な検出
Winaero TweakerはWindows 11 24H2を含むWindowsバージョンを正確に検出できるようになりました。 - スタートメニューフォルダの追加をスキップ
インストーラーでスタートメニューフォルダの追加をスキップできるようになりました。 - ファイルエクスプローラーでリボンUIを永久に有効にするオプション
Windows 11のファイルエクスプローラーでリボンUIを有効にするオプションが追加されました。 - スタートメニューの広告を無効化するオプション
「Behavior > Ads and Unwanted apps」でスタートメニューの広告を無効にできます。 - Microsoft Edgeのカスタマイズオプションの拡充
「Microsoft Edge > Disable Annoyances and Bloat」ページで、サイドバーの無効化、デスクトップ上のヒントとプロモーションの無効化、Edgeをデフォルトブラウザに設定するプロンプトの無効化、新しいタブページからニュースと「クイックリンク」を削除するなどの設定が利用できます。 - 「Edit with Clipchamp」コンテキストメニュー項目の削除
Clipchampでの編集オプションを削除できます。 - Windows回復環境へのクイック再起動オプション
「Tools \\ System Restore」ページでデバイスをWindows回復環境にクイック再起動できるオプションが追加されました。
UAC

Winaero Tweakerは、ユーザーアカウント制御(UAC)をバイパスしてプログラムを起動することができるショートカットを作成する機能が付属します。
スタートアップフォルダに管理者権限を必要とするプログラムが存在する場合は、UACをバイパスすることで起動処理が中断されなくなります。

Elevated ShortcutでUACをバイパスする方法
UACは、Windowsセキュリティの重要な機能の一つです。スタートアップに登録した信頼するプログラムであってもUACが反応するため、処理が中断するというデメリットがあります。緩和手段としてElevated Shortcutを利用することができます。
まとめ


- Winaero TweakerはWindowsの機能をGUIで操作できるツール集。
- レジストリエディターを使わずにWindowsの機能を調整可能。
- Windowsの外観や動作をカスタマイズ可能だが、日本語非対応。
- Elevated Shortcut機能で管理者としてプログラムを実行するショートカットを作成可能。
- Elevated Shortcutは以前は単独のソフトウェアだったが、現在はWinaero Tweakerに統合されている。
- 2024年7月にWinaero Tweakerバージョン1.63がリリースされた。
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