2020年3月12日、
マイクロソフトはWindows 10 Version 1903/1909用のセキュリティ更新プログラムKB4551762を公開しました。
更新プログラムはSMBv3プロトコルの脆弱性を修正するもので、それ以外の修正項目はありません。
ファイルとプリンターへの共有アクセスを提供する Microsoft サーバー メッセージ ブロック 3.1.1 プロトコルの問題を更新します。
Windows Updateの設定を変更していないPCは自動的にインストールされます。
3月10日に公開されたKB4540673と似たような不具合が報告されているので注意が必要です。
不具合情報は次項をお読みください。
[KB4551762に起因するエラーコード]
- 0x800f081f
- 0x80004005
- 0x80073701
- 0x800f0988
- 0x80071160
- 0x80240016
KB4551762 | KB4540673
記述時点で、公式サイトにはWindows Serverの問題がひとつだけ掲載されています。
しかしながら、
Microsoft’s forums(マイクロソフト・フォーラム), Redditなどでは致命的と思われる問題が報告されています。
ほとんどのユーザーは問題なくインストールできるとのことですが、運が悪ければ次の不具合が発生する可能性があります。
「ダウンロードしてインストール」とは、Microsoft Update カタログからKBファイルをダウンロードしてスタンドアロンインストールすることを指しています。
KB4551762 (2020/03/12) | KB4540673 (2020/03/10) | |
公式サイト | 右に同じ | 2020年3月10日の更新プログラムでWindows Serverコンテナーを使用すると、32 ビットのアプリケーションとプロセスで問題が発生する可能性があります。 |
ネット情報 |
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認識していないのか?
Windows Update更新プログラムは不具合が多いように思います。その割には、公式サイトでの情報公開が少ないです。
今回のケースは、PCがリブートしたりブルースクリーンが発生したりする不具合なので、PCに不慣れな方が運悪くそのような状態に遭遇したらパニックになるのではないかと心配になります。
Windows Updateを自動更新に設定している方はご注意ください。
wushowhide.diagcab
マイクロソフト公式ツール「Windows Update Show or hide updates」(wushowhide.diagcab)を利用すると、指定した更新プログラムをインストール対象から除外することができます。関連記事はこちらです。
Windows Updateについて、 Windows 7は ☑チェックボックスによりインストールするプログラムを選択することができましたが、Windows 10からその機能が削除されました。 そのため、2018/05/09に通知のあったメジャーアップデ...
あとがき
運悪く不具合が発生した時は、該当の更新プログラムをアンインストールしましょう。それでも問題が起きるときは回復オプションの出番です。
[更新プログラムをアンインストールする方法]
- 「設定 > 更新とセキュリティ」を開く
- Windows Updateの「更新の履歴を表示する」を選択
- 更新のアンインストールをクリック
- 目的の更新プログラムを選択してアンインストール
- PCを再起動する
スナップショット
「更新の履歴を表示する」
「更新プログラムをアンインストールする」
External link
- 2020 年 3 月 12 日 — KB4551762 (OS ビルド 18362.720 および 18363.720)
- 2020 年 3 月 10 日 — KB4540673 (OS ビルド 18362.719 および 18363.719)
- Windows 10 KB4540673 crashes system, hides user data | www.windowslatest.com
- Windows 10 KB4551762 SMBv3 patch is plagued with issues | www.windowslatest.com
- Windows 10 KB4551762 causing major issues for some users | www.windowslatest.com
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