【続】Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法

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ExplorerPatcher
EP:ExplorerPatcher
WD:Windows Defender

EP vs WD

Windows 11にバンドルされたWindows Defender(WD)の最近の定義ファイル更新の影響により、ExplorerPatcher(EP)のアップデートとアンインストールに支障が出ています。

具体的には、WDのリアルタイム保護が有効になっている環境では、ep_setup.exe(EPのセットアッププログラム) が「HackTool:Win64/Patcher!MSR」の脅威判定を受け隔離されます。

これにより、EPのアップデートまたはアンインストールができない状態になります。

追加情報

EPをインストールするには、EP関連フォルダーとファイルをWDの除外リストに追加することが推奨されていますが、それでもまだインストールできないユーザーがいらっしゃるようで、追加の対策が書き込まれていたので紹介します。

結論としては、Microsoft Defender SmartScreenをオフにするとよいそうです。



ソフトウェア情報

※新しいバージョンが表示される場合があります。

具体例

Windows 11
WDがEPを脅威判定して隔離した時のスナップショットを掲載します。
対処後のため、復元後のスナップショットになります。

(文字起こし)

HackTool:Win64/Patcher!MSR (ExplorerPatcher)
検出済みHackTool:Win64/Patcher!MSR
状態復元済み
この脅威またはアプリは検疫からデバイスに復元されました。
日付2024/02/25 4:32
詳細このプログラムは、望ましくない動作をする可能性があります。
影響を受けた項目
  • file: C:\Program Files\ExplorerPatcher\ep_setup.exe
  • regkey: HKLM\SOFTWARE\MICROSOFT\WINDOWS\CURRENTVERSION\UNINSTALL\{D17F1E1A-5919-4427-8F89-A1A8503CA3EB}_ExplorerPatcher
  • uninstall: HKLM\SOFTWARE\MICROSOFT\WINDOWS\CURRENTVERSION\UNINSTALL\{D17F1E1A-5919-4427-8F89-A1A8503CA3EB}_ExplorerPatcher
EP_Threat_restored

EPをWDの検疫対象から除外する方法

PC_programming

EP作者Valinet氏によると、EP関連フォルダーとファイルをWDの除外リストに追加することが推奨されています。これにより、EPのインストールが可能になります。

[除外手順]
  1. WDのリアルタイム保護を無効にする
  2. EP関連の2つのフォルダーを除外リストに追加する
  3. リアルタイム保護を有効に戻す
  4. 以上
[EP除外フォルダーとファイル]

    (フォルダー)

  1. C:\Program Files\ExplorerPatcher
  2. %APPDATA%\ExplorerPatcher(%APPDATA%:環境変数)

    環境変数を展開した時のフルパス
    C:\Users\ABC\AppData\Roaming\ExplorerPatcher
    *ABC:ログインアカウント

  3. C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy
  4. C:\Windows\SystemApps\ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy
  5. (ファイル)

  6. C:\Windows\dxgi.dll

前回の記事

Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法

Windows 11でExplorerPatcherが隔離される問題を回避する方法

Windows 11のWindows DefenderがExplorerPatcherを脅威判定しEPのセットアッププログラムを隔離するようになった。EP作者Valinet氏はWDの対応を批判し回避策を提案したので、検証した際のスナップショットを掲載。

リアルタイム保護を無効にする方法

  1. Windows セキュリティ > ウイルスと脅威の防止
  2. ウイルスと脅威の防止の設定
  3. [設定の管理] をクリック
  4. [リアルタイム保護] オフにする(オンのトグルスイッチをクリックする)
  5. ユーザーアカウント制御が出現するので「はい」を選択
  6. 以上

    リアルタイム保護がオフになっており、お使いのデバイスは脆弱な状態です。

    Real-time_protection

EP除外する方法

  1. リアルタイム保護:オフ
  2. Windows セキュリティ > ウイルスと脅威の防止
  3. 除外(右ペインの下方で見つかります)
  4. [除外の追加または削除] をクリック
  5. ユーザーアカウント制御が出現するので「はい」を選択
  6. + 除外の追加をクリック
  7. [フォルダー] を選択
  8. 出現するダイアログの [フォルダー] 横のボックスにコピペする
  9. リアルタイム保護:オン(元に戻す)
  10. 以上
    WD_exclusion

Microsoft Defender SmartScreen(追加対策)

除外リスト対策でもまだインストールできない時は、Microsoft Defender SmartScreenがブロックしている可能性があります。

「アプリとファイルの確認」をオフにすると改善するそうだ。

[手順 /Microsoft Defender SmartScreen]
  1. Windows Defender を起動する(タイトルバー:Windows セキュリティ)
  2. アプリとブラウザコントロール > アプリとファイルの確認 > オフにする

    Microsoft Defender SmartScreen は、Web から取得された認識できないアプリやファイルをチェックして、デバイスを保護するために役立ちます。

  3. 以上
MicrosoftDefenderSmartScreen

まとめ

matome
reload
  • Windows DefenderがExplorerPatcherのインストールを妨害していることが発覚した
  • 具体的には、WDのリアルタイム保護がEPのセットアッププログラムを脅威判定して隔離する
  • 解決策として、WDの除外リストにEP関連フォルダーを追加する方法が提案されている
  • 問題が解決しない場合は、Microsoft Defender SmartScreenをオフにするとよい
  • ExplorerPatcher | SC2
ExplorerPatcherが動作しなくなる日(がやってくる?)

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