Potentially unwanted software(望ましくないソフトウェアの可能性)
ExplorerPatcher(EP) 公式のGithubスレッドによると、EPに過去イチの存続の危機が訪れています。
具体的には、Windows Defender(WD)はEPを「Potentially unwanted software」と判定して実行ファイルを隔離するようになりました。
これにより、WDがEPの実行ファイルを隔離するため、EPのアップデートおよびアンインストールに問題が発生しています。アップデートできないし、アンインストールもできない。
EPとは
EPは、Windows 11のタスクバーをカスタマイズするソフトウェアです。EPを導入すると、タスクバーをWindows 10ライクに変更し [左、右、上] に配置できるようになります。
但し、Windows 11 Build 26002 の仕様変更により、従来(Windows 10/7)のタスクバーイメージが廃止される見込みのため、EPは近い将来動作しなくなると推測されています。
ソフトウェア情報
ExplorerPatcher vs Windows Defender
Windows 11のタスクバーをカスタマイズするソフトウェア「ExplorerPatcher」に関するGitHubの議論は以下の通りです。
項目 | 内容 | |
問題点 | ExplorerPatcherがウイルスとして検出される。Windows Defenderが、ExplorerPatcherのインストーラーをウイルスや不要なソフトウェアとして誤検出してしまうことがある。 ExplorerPatcherがWindowsのシステムコンポーネントを変更するために、ヒューリスティックスや動作分析に引っかかることが原因である。 | |
解決策 | Windows Defenderの設定で、ExplorerPatcherのファイルやフォルダを除外対象にすることで、誤検出を回避することができる。また、Microsoftに対して、ExplorerPatcherを偽陽性として報告することも推奨される。 | |
作者の見解 | ExplorerPatcherの作者であるvalinet氏は、自分たちが何か悪いことをしようとしているわけではないと主張している。しかし、同時に、ExplorerPatcherはWindowsのプライベートAPIを使っており、Microsoftが更新するたびに壊れる可能性があることも認めている。そのため、個人のPC以外での使用はおすすめしないと述べている。 |
EPはPre-releaseをインストールするしかない?
ExplorerPatcherのGithubサイトで言及されていますが、WDがウイルス判定する問題を回避するには、以下の対応が必要となります。
EPを諦めるしかないのか?
Windows 11のタスクバーを左に配置するためにEPを利用しているのですが、そろそろ潮時を迎えたかもしれません。
マイクロソフトはWindows 11の下固定タスクバーの変更を認めない方針のようです。
Windows 11 Build 26002で、マイクロソフトはWindows 10から受け継がれたタスクバーを完全に削除する機能をテストしています。この機能がWindows Updateを通じて一般に公開された段階で、ExplorerPatcherを実行するとエクスプローラー・シェルがクラッシュし、最終的にWindows 11タスクバーがロードされるようになります。
詳細は、以下の記事でまとめています。
WDの監視対象から除外する方法の具体例
まとめ
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